SSブログ

介護業界でフィリピン人技能実習生を勧める理由 [介護 技能実習生]

スポンサーリンク




現在、介護業界で外国人人材の活用が賛否をよんでいます。

今回はどの国の外国人が一番適切なのかについて、
豊富とは言えない経験ではありますが、私なりにお勧めをさせていただきます。


CIMG9092s.jpg

ズバリ、フィリピン人です。

注:どの国にも優しい人、気遣いのできる人、意地悪な人、様々な人がいますが、
  ここでは総じての確率論的な視点からお伝えさせていただきます。

理由その1

なんといっても明るい。
女性などはお尻を触られたりしても、冗談で笑っていなしてくれます。
決してたとえの良い表現ではありませんが、介護業界では下のお世話に
性の介護も無視できない大きな問題の一つです。

排泄にしろセクハラにしろ、お年寄りにはある意味関係ありません。
それを明るく笑い飛ばしてくれるのが、およそほとんどのフィリピン人です。

これは男性にも同じことが言えます。
彼らはいつもニコニコ人懐っこく接してくれます。

この点は中国人や韓国人、ベトナム、インドネシア人と比較しても、
圧倒的にフィリピン人に軍配が上がります。


理由その2

出稼ぎ大国というお国柄、国内にて就業先が十分に足りていないため、
フィリピンでは海外雇用庁なる省庁まであるくらいに、出稼ぎを認め、
国民にしてもあまり抵抗がありません。
国として外貨獲得を含め、GNPの約3割を占める、大きな産業の一つとして、
保護、推進しています。


理由その3

親日国である。国境紛争として対中国包囲網として提携が可能。
ベトナムも同様ですが、中国や韓国などと比べ、反日感情などなく、
あくまで憧れの国として、敬意すら持ち合わせてくれています。
よって、受け入れた後に国家間の温度差が生まれる可能性が
先々大きくはないことは、安定という大きな魅力でもあります。


理由その4
これはある意味失礼ではありますが、他国と比べて
産業の発展=実質の国民一人頭の所得が増えにくい、
スピードがまだ遅いほうであると見込まれること。

中国を例にとりますと、3年5年前と比べて、明らかに
所得が大きく増えています。
技能実習生として受け入れをしたときには経済格差も大きく開いていたが、
本人の帰国時には、その差が大きく縮まり、
目論見ほどに稼げなかったとなりますと、
また失踪の原因の一つとなりうることが考えられます。

ベトナムは今がピークで、逆に中国化していきそうで
少々心配です。取り越し苦労であればなおよいのですが。

理由その5

英語が喋れる=コミュニケーションが大事な介護業界では
この点だけでもかなり大きなポイントとなります。


・・・など、言い出すときりがありませんが、上述だけを考えてみても、
他国の外国人よりは、フィリピン人をお勧めする理由を
ご理解いただけることと思われます。

最後に、フィリピン人というと、いわゆる当時のフィリピンパブや
じゃぱゆきさんなど、あまり良いイメージをお持ちでない方も
多くいらっしゃることと思います。
しかし、それは偏見です。
母国にて来日もしたことのない方々を一度直接目の当たりにしていただきたい。

生活に困っている方々の真剣な姿勢に直面すると、
その真摯な姿勢に感動すら覚えます。

御社に入社したいと面接に来た方に、採用を通知したとして、
涙を流して喜んでいただける方が、大変失礼ではありますが、
いらっしゃいますでしょうか。。。












スポンサーリンク



タグ:介護
nice!(0)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 4

新人職員

初めまして。
私は組合へ転職し、約半年が経ちました。
介護職種の追加について、動いております。
元々、福祉系の四年生の福祉系大学を卒業し、高齢者介護や障害者支援を経験しました。その後、ひょんなことからフィリピンへ留学して、フィリピンの文化に触れました。
今現在、組合の仕事の大変さに悩まされながら、介護職に従事する技能実習制度を推進しています。
話が長くなりましたが、私もフィリピンが最適かと思います。他組合においてはベトナムを推進しているようですが、フィリピンの手厚いホスピタリティと抜群のコミュニケーション能力がやはり飛び抜けてアドバンテージかと思います。
あとは教育をどう施して、信頼できる送り出しと共にするかです。
2つ気になることがあります。
フィリピンに関しては送り出しに費用を払う必要がないと聞きました。
ベトナムや中国などは費用負担していますよね?本当なのですか?

もう一つは自国の事前講習費用が発生して、それは企業様がご負担する。
本当ですか?

費用負担をしないフィリピン人は失踪が少ないと聞きます。これほど厚遇されればやはりそうなんだろうと思います。

これからフィリピンの送り出し機関と契約を結びますが、お互いが実習生に対して最大限のサポートができるように頑張りたいと思っています。
by 新人職員 (2016-01-13 08:09) 

元技能実習生監理団体職員

新人職員さま

つたないブログにコメントをお寄せいただき、誠にありがとうございます。
以下、わかる限り返答させていただきます。


>フィリピンに関しては送り出しに費用を払う必要がないと聞きました。
>ベトナムや中国などは費用負担していますよね?本当なのですか?

実習生が、送出し機関に、費用を払うかどうか、ということでしょうか。
であるならば、ありません。
フィリピンは実習生からお金を取ることを原則禁止としています。

>もう一つは自国の事前講習費用が発生して、それは企業様がご負担する。
>本当ですか?

基本的に企業が負担するのは当然です。
貴組合では、自国?での事前講習費用は企業負担ではないのでしょうか。


>費用負担をしないフィリピン人は失踪が少ないと聞きます。
>これほど厚遇されればやはりそうなんだろうと思います。

ご指摘の通りです。
また、出稼ぎ大国であるため、レコードに傷がつくと、家族の出国にも影響があるようです。
そもそも、本人が帰国後また出稼ぎに出ることができなくなるため、
失踪率はお調べの通り、他国と一ケタ違います。


また、老婆心ながら。。。

送出し機関は天狗になっています。
そして、普通の仕事がちゃんとできない送出しがほとんどです。
レベルは他国と比べ大きく劣ります。

不満が溜まり、けっきょく日本の企業が乗り込み、立ち上げから取り組まねば、
日本の受入企業へ組合として通常対応することは、
なかなか難しいと思います。

最後に、フィリピン独自のルールとして、最初に契約した送出しとは
契約を切れず、他の送出しに変更するのもままならないことは、
大きな大きなポイントですので、十分お気をつけください。



by 元技能実習生監理団体職員 (2016-01-14 08:58) 

新人職員

ご返信ありがとうございました。
いつも興味深く拝見しております。
レコードか傷つくと家族まで及ぶとは当たり前のようですが、有益な情報です。

今回フィリピンを受け入れるのが初めてです。送り出しの視察から面談は済ませましたが、信頼できる送り出しを模索しています。

ではフィリピンを推進する中で、デメリットはどうお考えですか??
やはりベトナムを進める組合が多い中で自信を持ってオススメしたいと思います。
導入するコストが他国より高くなることはわかっています。
by 新人職員 (2016-01-14 10:54) 

元技能実習生監理団体職員

新人職員さま

ご返信ありがとうございます。

個人的な見解にてご了承願います。

フィリピンのデメリットは、正にフィリピンであることに尽きると思います。
業種業界により多少の違いはあるにせよ、実習生としては適していると思いますが、
送り出し機関は、まったく成熟していないことと思われます。
上から目線ではありますが、日本企業にしたら、
各国各送り出しに輪をかけて、対応やサービス、全般的に『食い足りない』。

また、フィリピン独特のルールも一長一短です。
問題発生時に、容易に送り出しを乗り換えられないことは
最大の短所です。
加えて、送出しは2団体以上、契約ができません。

2つのルートがダメであった場合、もうその組合は
フィリピン実習生の受入は、満足に行えないということです。

・・・色々制限もありますので、差支えなければ、
当ブログトップページ左上部にありますアドレスまで、
直接お申し付けください。


by 元技能実習生監理団体職員 (2016-01-14 11:38) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。