SSブログ

これからの実習生は、フィリピンをお薦めいたします。 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

スポンサーリンク




今日も久しぶりに送り出し機関の話になりました。
これからの外国人技能実習生の受入に最適な国は、
個人的には、フィリピンをお薦めいたします。

正直、他の国はよくわかりませんが、比較対象として特に中国、ベトナムを書いてみます。

JITCOのデータより調べてみると、2014年の失踪者については、

1位 中国   1,902名
2位 ベトナム    787名
... フィリピン    41名

となっています。

この1点だけでも、十分フィリピンをお薦めできます
高い初期費用を支払って、失踪では、何のためにお金をかけてきたのか、
まったくわからない。

また、どうしてこれだけ失踪者が少ないか。

もちろん中国と比べて受け入れ人数の分母が違うこともありますが、
フィリピンならではのルールがあるからです。

そもそも他国と違い、自国内で産業が発展しないフィリピンでは、
昔から海外へ出稼ぎする労働者が多く、GNPの20%~30%は
海外労働者が獲得してくる外貨と言われています。

その分、安心して出稼ぎができるよう、国を挙げて労働者保護の姿勢が強く、
管轄省庁まであります。
他国と比べ非常に保護されているんです。

具体的には、送り出し機関は実習生から保証金や手数料をとってはならない
というルールさえあります。
そして、それは実際に守られています。

だから、フィリピンの送り出し機関は、管理費しかほぼ収入がないので、
1.5~2万円が多いのが現実です。

加えて、失踪した場合、レコードに傷がつきます。
=次の出稼ぎができなくなります。


これを中国、ベトナムに置き換えてみますと、
送り出し機関への管理費は5千円、もしくは0円なんていうところも。。。
何故…?

日本国が実習生から保証金をとってはならないと注意喚起していますが、
内政干渉以外の何物でもないため、ほぼ無視されています。

逆を言えば、ベトナムでは、確か労働者の契約の10%をもらう正当な権利が認められています。
これはいくらと決まっているワケではありませんが、
40万~60万辺りが妥当?でしょうか。
そして、高いところは100万なんて数字も実習生から聞きます。

そう、安い管理費で済むのは、実習生自身にしわ寄せがいくだけなのです。
そして失踪。。。

加えて日本で失踪しても、別に罰則も何もありません。
強制送還されるのも日本国民の税金で帰してくれます。
*最近ベトナムでは失踪者への罰則が強化されたとも聞き及びましたが、
 実際どうなのでしょう。


企業にしてみたら、背景はともかくも、
管理費5千円だけど、失踪する可能性が高い実習生
管理費が1万円だけど、失踪する可能性が低い実習生

はたしてどちらがよいのでしょうか。

貴社はどの国で受入をされていますか?

実際にその実習生に、いくら送り出し機関に支払ったか聞いてみてください。

そして、その金額は利子も含めて、実習生たちが返済しても、十分に出稼ぎできそうですか?



スポンサーリンク



nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。