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ベトナム送り出し機関の最近の現実。。。 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

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ベトナムの送り出し機関から、最近色々と厳しくなってきているという話を聞きました。

今でも加熱しているベトナム人の実習生受入ですが、
送り出し機関の競争が激化してきております。

組合などに新規営業をかけてくるベトナム人が多いことは
組合関係者であれば肌身感じていらっしゃることでしょう。

日本に拠点を置き、挨拶訪問までしてくるところも少なくありません。

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激化した競争の中で、様々な問題が発生しています。
これは中国の時と同じ道を辿っているのが見て取れます。

イチバンの問題は、実習生への金銭的負担が大きくなっているということです。
聞き及ぶ範囲では、今回新たにルール?ガイドライン?が出たようで、
3年、3600ドル、1年、1200ドルまでしか手数料の取得はできないとのことでした。
これは教育費なども含めてのことのようです。
また、組合側も、複数の送り出し機関との提携をし、人財やコストの競争を
しかけていましたが、3社ほどしか提携できなくなるようです。


JITCOも失踪の主原因である保証金がいつまでたっても改善できないことについて、
組合などに順次監査が入っているようです。


競争が過熱すると、メリットとしてはサービス、ここでいうと人財や人財に施す教育が
良くなったり、送り出し機関の職員が様々な対応に成長を見せてくれる場合があったりと、
良い面もありますが、逆に価格競争も激しくなることで、
結果的に実習生候補者から巻き上げる送り出し機関が増えていくことが
デメリットです。

良くある話が、営業面を強化するために、ブローカーを増やす。
成功したら手数料を支払う、またその手数料も徐々に上がっていく。
ライセンスを貸すことでの『代理店』を増やすのもその顕著な一例です。

ベトナムだけではないと思いますが、日本の受入企業にこの現実は
なかなか想像に難く、目の前の管理費がいくらで済むかに執着します。
そうすると、送り出し機関では売り上げは減る。コストはかかる。
結果、実習生候補者から巻き上げるしか、経営が成立しない。
儲けが増えない。


必然的に、国がルール改訂に動き、自国民の保護策を講じるという流れとなり、
今回のようなお話へと進むワケです。


失踪はある意味犯罪であり、幸せになる人は誰もいません。

受入企業にしてみても、コスト計算が狂い、かなり高い買い物となることと同時に、
入管などにもあまりよろしくない履歴を残すこととなります。


既存の組合などの監理団体の方々にしてみれば、
重々ご承知おきのことと思われますが、
監理団体のみならず、受入企業としても
十分注意し対応していくべき問題かと思われます。














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