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外国人技能実習生の失踪者数、失踪率、国別統計数字 [技能実習生受入時の本音の問題点]

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外国人技能実習生の受入相談をしている中で、
ことさらに失踪に強くリスクを感じていらっしゃる
企業の担当者がいらしたので、改めて調べてみました。

ほぼ全ての受入企業は、人件費としてコストシュミレーションの元、
計算があうと判断し、技能実習生の受入を決定します。

しかし、みなさま、ご理解いただいてますでしょうか。

受入途中での失踪や途中帰国の結末となった場合、
明らかに前提としていたコストシュミレーション上の数字が、
成立しないことを。


技能実習生失踪者.jpg


これはJITCOのHPに載っていた外国人技能実習生2号の失踪者数の推移です。

2014年だけ切り抜いてみます。

実習生在留者数を分母とし、分子を失踪者数として、
国毎に失踪率を計算してみます。


国籍  実習生在留者数 失踪者数 失踪率
1 ベトナム 14,605 787 5.37%
2 中国      59,119 1,902 3.21%
3 インドネシア 6,591 200 3.03%
4 タイ 2,310 33 1.42%
5 フィリピン 6,308 41 0.64%

*なんか整えてもキレイに表示されません。見にくくてスミマセン。


未だ分母の多い中国に目が行きがちですが、
実は確率が高いのはベトナムです。

ベトナムは10年前から、失踪が組織化しているとも言われています。

もちろん、総数でしかありませんので、監理団体によっては、
ベトナム人であっても、一人の失踪者も出していないところもあることでしょう。

しかしながら、決して無視できない数字です。


逆に注目すべきは、フィリピンです。
総数でいえば、タイが一番少ないのですが、そもそも分母も一番小さく、
割合でいえば、一桁違うのがフィリピンです。

これは、他国と比べフィリピンという国が課す、出稼ぎ労働者へのルールが
良くも悪くも厳しいことを意味しているのかもしれません。




もちろん、実習生は、『国』ではなく、『ヒト』です。
どの国にも、程度の差こそあれ、良い子も悪い子もいます。
前述の通り、監理団体や送り出し機関によっても大きく違います。

様々あって、一概には言えませんが、
総じて出ている結果は、一現実として十分考慮すべき点でもあります。


これから実習生の受入をお考えの方は、ぜひご一考いただくとよろしいかと思われます。








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