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モンキービジネスに陥る海外進出企業の失敗について [海外進出の現状、その後]

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この前、どんどん海外に展開している企業に訪問してきました。

お付き合いが始まった時には、国内だけの取引でしたが、
10年近く経った今では、数年前に中国に工場を持ち、
海外へ輸出しているほどに、ビジネスを大きく展開しています。

内情は知りませんが、
今でも稼働していて、為替変動、円安、円高、経済格差の縮小、
また、国内経済、所得の変化に対応しつつ、今でも回しているようです。

今後は日本国内に製造拠点を持ち、
中国の工場は、中国国内の市場への供給に
シフトしていくようです。



当時の海外進出のきっかけは、研修生(当時)だったようです。

コチラの企業には、私どもは、ろくにお手伝いさせていただいておりませんが、
経営者によっては、数年で見違えるほどに事業規模を拡大させています。



しかし、ある企業は、この数年で倒産してしまいました。



いったい、この違いは何なのでしょうか。


事業形態?

計画の甘さ?

人材の違い?

予算?


もちろん、様々な原因があることでしょう。



個人的な見解を申し上げれば、『経営者』の違いです。

もう一段回具体的に申し上げれば、『経営者』の『判断、決断』の違いです。


よくある失敗例から言います。


どんなビジネスでも、海外に出向くときには、
イチバン大事なことは、『現地での味方』を誰にするか。
どうやって見つけるか。


様々な手法がありますが、話がそれるのでここでは触れません。


そして、ご承知おきの方も多いと思いますが、

10人中、10人全員が、日本人から「如何に金を巻き上げようか」、
ここしか考えていません。

飲み屋のおねーちゃんみたいなものです。


それが、老若男女、通訳、ツアコン、全ての現地人が、です。


生活に困っている人が多い、
現地でも現地人同士で騙し騙され、
日本とはまるきり違う、世知辛い世の中なのです。



騙すヤツより、騙されるヤツが悪い。


この言葉通りです。



もちろん、根は良い人間もそれなりにいます、どの国にも。



だけど、そんな良い人間も、事業が動き始めると、いつのまにやら。

大金(彼らにとっての)が飛び交う日常になると、どうしても、

「こんなお金持ちの日本人だから、少しくらいアタシももらったって・・・」

「アタシは日本人のために、こんなにガンバってるんだから、少しくらい。。。」


そう、日本人でも同じですが、海外ではそんなモラルは日本以上に低い。


そして、現地では、すべからく、前金、現金、コレがほとんど。


そう、お金さえもらえば、もらった側は、合意したはずの仕事をしないことも多い。


優しい日本人だから、怒らないだろう、訴えられないだろう、

ナメくさってます。



題名にある、モンキービジネスとは、こういう詐欺のことをいいます。

一度検索してみてください。



要は、人任せにしてしまうと、すべからく事業は失敗します。


海外だから、ずっといられない、

日本にも仕事があるから、


言い訳はいっぱいあります。



でも、今の事業を日本で立ち上げた時には、

24時間、365日、休みなく、働きづくめで成功を勝ち取ったハズです。



海外であっても、日本国内であっても、同じですよね。


入り込んで、時間もお金も労力も、総動員して、
立ち上げない限り、

事業が興る事すらありえないでしょう。




話を当ブログに落としますが、

外国人技能実習生は、3年後に母国へ帰ります。

3年みっちり洗脳(苦笑)して、

3年後に、現地の通訳兼スタッフにまで、育て上げられれば、

こういった問題も、無理なくクリアできると思いませんか。


ワーカーレベルにマネージャークラスを求めるのは、

非現実的な場合もありますから、

そんな時には、通訳などのカテゴリーで、

レベルの高い現地のマネージャー候補を

採用して育ててから、乗り出せばいかがですか。



やり方は色々です。


ご一考の足しになれば幸いです。







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