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昨日の続き、いやもう、共感して思わず深くお返事してしまいます。 [実習生の変化]

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コメントいただきました。

 「悪い企業」「悪い管理団体」「犯罪を犯した実習生」は声高にメディアも攻めますが、
 そもそも「外国に働きに来ている」もしくは「外国に学びに来ている」意識の欠落した実習生のことは
 あまり語られていませんね。
 もちろん彼らだけが悪いわけではないとは思いますが、
 意識の低さをそもそもの送り出しが改善しない限り、
 このような例はまだまだいくらでも出てくると思います。

 いくら企業側がコンプライアンスを厳守しても
 そんなの彼らは関係ありません。ごねるネタが減っただけのこと。
 一言先輩から注意されたことが
 「俺がストレスと感じたんだからひどい環境なんだ」
 と言い出したらどうにもなりませんから。


生々しいです。
そして、至極おっしゃる通りが現実です。
本当に悔しく残念な思いをされていらっしゃると思います。


20151011094949.jpg


企業と実習生と、双方良かれと、そういう縁があっても、
途中で終わる現実もあります。



ここでは2点。

①実習生自身の意識の低さの問題

②この問題はコンプライアンス遵守だけでは解決できないということ



まず、①実習生自身の意識の低さの問題について。

送り出し機関≒入口としてのポイントについてお話します。

入口では、ふさわしくない人材排除のフィルタリングをいかに機能させるのか。
また、合格後の講習中にいかに痒い点を指導していけるのか。
ある意味、社会に出る前の子供に対する躾と同じです。

しかし、送り出し機関自体が外国人なので、
日本の機微が、心の襞(ひだ)感覚は、機能しません。

結果、根本的な改善を行うには、
制度(特に現場))に精通している日本人が、
送り出し機関の経営に関与できない限り、
通常のブラッシュアップすら実現が難しい。

国によっても、その道のりは様々に紆余曲折であり、
労力と時間とコストがかなり必要とされます。

人が人を判断するにあたり、120%の正解はありませんので、
難しいところです。

この改善に取り組み続けているのか、
諦めて『縁』と割り切っているのか、
姿勢は監理団体によっても大きく違います。



そして、②この問題はコンプライアンス遵守だけでは解決できないということについて。

現在、どんな労働者であっても解雇はご法度と言ってはばからない法律、
従来の求人と違い、企業側は実習生一人一人に初期投資いただいていること、
労働者側の事情として辞めさせないと今後の受入にも影響する制度ルール、

受入をせずに他の選択肢を考えたくも、
現実論としてコストパフォーマンスを許容できる範囲で実現可能な選択肢が
限られています。

イヤだったら辞めてもらってかまいません、と言えない苦い辛さは、
私も何度も味わってきております。

この背景の中で、企業側でもできる対策とは、
就業規則や労使協定、雇用条件設定など、細かく社内整備をすることで、
労働者の理不尽な要求に、法的に対処できる状態を作ることが大事です。
*この場合、社労士との相談となりますが、
 社労士も様々ですので、できればセカンドオピニオンなど
 複数の社労士と意見交換の機会があっても良いのかもしれません。


そして、モンスター、クレーマーについては、
粛々と上手に対処し、自己都合にもっていく。

性根の腐った労働者は、教育以前に排除する選択肢が現実です。



基本的には、何も排除排除という姿勢ではないと思います。
日本人でも外国人でも何人でも、男女も年齢も出身も関係なく、
話し合って相互理解を深めながら、トラブルを解決できない相手とは、
付き合いおおせないのもまた現実です。

そういう方々には、丁重に対応し、自らが望む要求を受け入れてくれる就業先を
自らで探していただくことが、双方にとってイチバンの解決策だと思います。


人間は、残念ながら局面を迎えたときには、
自身にとって都合の良いことしか言わないし、
都合の悪いことは知らぬ存ぜぬが、普通の時代です。
正直は決して美徳ではなく、
ウソをつくことは心理的ストレス(ストッパー)にすらなりません。

だって、争いには勝たねば、守るべきものも守れませんから。



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