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未だ中国人技能実習生の受入を継続されていらっしゃるのですか? [監理団体と送り出し機関、他]

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法務省から外国人技能実習生の失踪についての数字の公表があったようです。

話題の中国人の失踪が多い点について、想像の範囲で、
暴露すべき原因を列記してみます。

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とりあえず元記事はコチラです。

消えた中国人 5年間で1万人超 昨年の失踪外国人が最多 治安に影響も
産経ニュース 2016.10.31 07:00
http://www.sankei.com/affairs/news/161031/afr1610310002-n1.html


以下、中国人の失踪が多い原因について、
様々列記してみます。


・今と昔の為替格差、所得格差の縮小

 言わずもがな、10年以上前は、田舎の中国の方は定職にもあぶれ、
 自営の農家のお手伝いをするか、職に就けても月収1万円前後の方が、
 ほとんどでした。
 よって、日本に出稼ぎに来て、当時は日本も残業が溢れていましたから、
 10万円の所得が可能であるならばと、何億人の方々が、
 列を作って並んで待っているほどでした。
 今となっては、出稼ぎに出るほどに魅力的なほどの所得差はありません。

・中国人の気質の問題

 韓国人や中国人に言える割合が高いのですが、
 率直に言って、所得差が十分にあった頃はともかく、
 今では、来日してから給与が少ない、残業がない、
 このままでは借金が返せない、など言いたい放題。
 相手の都合は考えられず、自己中心的な言動になりがちです。
 なんでも従順に従って欲しいというワケではありませんが、
 話し合いすらできない場合、問題があった場合の解決は不可能です。

・送り出し機関の問題

 中国が長く続いたせいか、送り出し機関(公司)の競争が激化し、
 監理団体との付き合いを増やすため、継続維持するため、
 管理費を安く、その分、実習生から多額の費用を支払わせている公司が
 非常に多くなりました。
 監理団体側にとっては、費用面だけ見ればありがたい話ですが、
 来日後に失踪の呼び水となるほどの借金の大きさでは、
 本末転倒です。
 公司は入り口一発もらえれば、管理費なんてもらえたらラッキー程度なのでしょうか。

・賄賂でがんじがらめの監理団体

 中国側の攻勢にハマり、理事長や専務理事などの送り出し機関選別決定権者には、
 個人に対して管理費のバックマージンがあったり、中国に行った時には、
 率直かつ下世話な話ですが、裏で、酒も女も金も、あれもこれもの接待攻勢の嵐。
 美味しい汁を吸うことにマヒした監理団体のトップは、
 中国送り出しを他国に切り替えるなんて、もってのほかですよね。
 ・・・情けない。


以上、ざっと記載するだけでも、クリティカルなことが盛りだくさんです。

*あくまで、私の個人的な想像の範囲ですので、
 個別に中傷しているワケではないことを重ねてお断りしておきます。
 今でも、マジメにコツコツと研鑽を重ねているまともな送り出し機関も
 あろうかと思います。
 誤解なきようご注意願います。


もちろん、中国は広いので、田舎に行けば行くほどに、
スレてない純粋な真面目な純朴な人財も、
まだまだいることとは思いますが、

じゃあといって、送り出しがそこまで真面目に取り組むことに
メリットを考えていないのも現実です。



ちなみに、これも一情報として全部ではないのですが、

中国に見切りをつけた中国の送り出し機関は、
陸続きも含め、
ベトナムの北のほうに資本から入り込んでいるという話も聞くほどです。


上述とは別に、ベトナムも年月が経てば、
似たような経緯をたどりそうな気がして、
実はここ数年、危惧しています。


法改正後、3年実習の出口までを、入り口からつつがなく進めるためには、
どの国を選定して受入を進めるかは、悩むところです。

とはいっても、受入企業側にユニークな事情もあろうかと思います。

先の話も含め、現状のベストを探りつつ、受入を進めていくことが、
現実的ではないでしょうか。


ただ、残念ながら、
とにもかくにも、実習生として中国は、
総合的にも、個人的にも、あまりお勧めはしていません。







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とある読者

17~18年位前ですが、私が介護の学校に通い、勉強していた頃は、
海外から留学生は、中華人民共和国から来ていた方は、党幹部子弟や
県知事クラスの子弟が多かったです。一緒にバイトをしましたが、真面目な
方も多かったです。

同じくベトナム(略称)から生徒は、やはり実力者の子弟が多かったです。
当時はLCCなんてなく日本に来るのは大変だったと思います。
社会主義なのに格差があるのも辺なんですけど。

話は現在に移り、最近は自宅周辺でも中国からの方が多いです。
ブログ主様のおっしゃる通り、技能実習生で来る方も多いですが、

私の近所では、公司が会社を作って正式にビザを取り日本で働く
方が多いです。公司も個人ではなく、日本で言う都道府県もう少し
小さな単位政令指定都市・市が、バックアップし会社を設立し、
幹部クラスはまぁまぁ日本でよい暮らしをしていますが、現場で働く
クラスでは、日本でたこ部屋というか、1部屋にまとめて住んでいます。

中華人民共和国の場合、技能実習生と言う制度もありますが、
このように中国(略称)で、中国人によって公司を設立し、日本を
はじめ、ニューヨークや他の都市で事業を展開している公司も
多いと思います。その公司設立には、公的資金(又は半官半民)が
入っていると考えています。

あとLCCで日本から片道1000円とか超格安で行けたとしても、パスポートやビザ空港使用料等、約1万3千円以上かかります。
※私の考えですが、日本で働ける中国の方は約14億人のうちまだまだエリートではないかと考えています。※

by とある読者 (2016-11-01 07:07) 

元技能実習生監理団体職員

とある読者 様

色々な変化がありました。

また時の移り変わりに応じて、今とはまた変わるのでしょう。

個人個人では素晴らしい実習生もいることと思いますが、
国としての中国に、また日中関係の温度差に良くも悪くも
影響される振り幅が大きいのも、実習生個人、送り出し機関、
監理団体、受入企業、4者にとって不安定な点も否めません。

私が指摘申し上げたいのは、あくまで実習生としての受入の場合です。

とある読者様がご指摘されるように、今は富裕層が、将来の勉学のため、
はたまたアニメを楽しむために留学生としての来日が多く感じられます。

中国からは、様々なビジネスとしてのブリッジ人財が、
国策としても増え続けています。
実習生から、高度な人財にシフトしているのでしょう。

今ではそれこそ、仕事が減って必要とされなくなった工場管理者が
中国の工場に請われ出稼ぎに赴いている時代です。

以前と違って、移り変わりも早く、
前が見えにくい世の中です。


by 元技能実習生監理団体職員 (2016-11-01 08:45) 

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