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外国人労働者を受け入れるということ。 [労働力確保と維持の重要性]

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国も企業も、なぜか足元を見ていない気がするのは、私だけでしょうか。

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外国人労働者の受入について、
入管法の視点と、労務管理上の視点と、
双方の詳細に成熟していないと、
外国人労働者の上手な活用は難しいことと思います。

しかし、それだけで上手な活用とはなりません。
あくまでも最低基準としての、スタートラインに他ならない。


日本人も外国人も、何人でも同じですが、
人なので、指導、教育、を根気よく行うことが必須です。


単純作業の同僚が多数いる受入企業では、
いったい、どこまで指導が行き届いているのでしょうか。

いや、逆に、20人足らずの企業では、
どれだけ目をかけて指導してあげていられるのでしょうか。


どんな仕事をお願いするにしても、
様々なコミュニケーションは必要です。

機械じゃないんですから。


逆を言えば、積極的にコミュニケーションを図り、
指導を継続できている企業では、求心力は高まり、
その評判がすごくなれば、外国人労働者にすら頼る必要もないほどに、
口コミでその企業に就職したい人が列をなすことでしょう。


指導は技術などの能力を引き上げてくれます。
コミュニケーションは、本人の仕事への気持ち、姿勢に
効果が表れてくると思われます。


未来工業さんでしたか。
今の時代でも終身雇用、残業ゼロ、報告しない、など
斬新な管理手法にて退職率がかなり低く、
優秀な人財が集まりやすいと、
かつてすごい評判になったことがあったなと思いだしました。


外国人労働者も同様です。

給与の安心、控除の安心、昇給の安心、指導の安心、
そんな安心を与えつつ、成長するためには、昇給するためには、
何をどこまでいつまでにどうしたらいいのか、
そんなことをちゃんと定めてあげれば、
本人のやる気もあがり、万が一やる気がなくても、
昇給しない理由となります。


要はその子のことをちゃんと、その子の身になって、
親身に考えてあげられているかどうか。
定期的に声をかけてあげられているかどうか。


こういう目に見えないこと、いつまでにしなきゃならないことではないことに、
頭を悩まし、気にかけて、実践を怠らずにできるのかどうか。


そういうことが、外国人労働者を受け入れた後に、
本当の意味で上手に活用できるのではと考えます。









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コメント 2

とある読者

ブログ主様の仰るとおりだと思います。大変勉強になります。

ボランティアではなく、介護業界は利益を出さなければいけない。
教育や技能実習生の技術や人間性を伸ばすこの両立が壁と思います。 日本人の教育もままならないのに、技能実習生まで手が回らないと思う。

私の勤めた数箇所の介護現場は人に教える余裕がほとんど無かった。
「一度しか言わないから」 「技術は見て盗むもの」「体育会系の勢い」
「辞めても他のが来る」・・・当時はここまで人出不足ではなかった。

法人の中には教育体制のしっかりとした施設もあると思います。

介護系は教育とか余裕がなく、色々と技能実習導入は厳しいかなと思う。
状況はどう変わるか流動的で情報は常に集めたいです。
技能実習生導入のおおよその費用だと、職場でOJTする時間以外に

初期費用約20万+概算月20万+検定費用2万+実務者研修(約10万円)
帰国費用LCC航空券、仮に成田空港迄の格安バス 他
他にも、介護の業界は腰痛との闘いですので、医療費の補助とか・・・・
by とある読者 (2016-11-06 19:47) 

元技能実習生監理団体職員

とある読者 様

いつもコメントいただき誠にありがとうございます。

自分でもなかなかできないことを、
自戒の意味も込めて、伝えたかっただけです。

当たり前のことを、当たり前にやるのは、
本当に難しいことですが、
日々邁進していければと思います。

立場は違えど、共に頑張りましょう。

引き続き、よろしくお願い申し上げます。
by 元技能実習生監理団体職員 (2016-11-06 23:39) 

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