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あまりにもおかしい入管の在留許可基準について [行政の対応や思惑]

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日本は法治国家です。法律は守らなくてはなりません。
だけど、法が現実にそぐわなくとも、時代の変化に対応できず、おかしなことだらけ。

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政府、留学生の在留延長を検討=アニメ業界へ就職促進
BIGLOBE ニュース 時事通信5月15日(月)19時53分
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0515/jj_170515_1205909999.html


日本に来たい、特に若い外国人の目的の一つに、
オタクの聖地、秋葉原に行ってみたいということがあります。

クールジャパンと称して、日本の誇るアニメコンテンツを、
世界に強くアピールしてきたこともあって、
そういう需要も多く、世界の市場相手に、様々な魅力的コンテンツが、
今も制作され続けています。


当然、この業界にも人手不足が訪れ、好きこそもののなんていっても、
質も量も減っていく可能性があります。

それに反比例して、クールジャパンアニメが浸透すればするほどに、
日本人以上に執念を燃やして、日本にやってくる外国人も少なくないことでしょう。


そんな背景はお構いなしに、アニメの世界で就労できるビザなんてありません。
法にそんなことは許されてはいないのです。


留学生が、日本でアニメ制作について、いくら勉強しても、
アニメ検定?なんてものはないでしょうし、
(よく知らないのであったらごめんなさい)
あったとしても、そんな検定に受かったからと言って、
日本国内での就労は認められる法律はないのです。


おかしいですよね。


もう1つ例を挙げれば、
和食は世界の無形文化遺産として、認められて早何年経ちます。

世界に認められるわびさびの微妙な味や盛り付け、素材の扱い、
そんな和食の料理の世界ですら、
外国人は本場日本に来て勉強していくことは、留学生としては可能ですが、
せっかくその技術を身につけたとしても、
和食職人として、何らかの検定を受け合格したとしても、
外国人であるがゆえに、日本国内で就労できる在留資格は、
一切ありません。

ウソだと思う方は、是非入管に聞いてみてください。

就労や長期滞在を目的とする場合 (外務省HP)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/visa/chouki/index.html


就業ビザって書いてあるカテゴリーが、外国人が就労を可能とする、
法的許可の種類となります。



当然、こういった法が定まった背景はあったのかもしれませんが、
そもそも、現状の入管では、移民受け入れとならぬように、

「日本人でできる仕事は日本人にさせなさい」
 ≒外国人に低賃金かつ長時間強制労働させるとは何事だ!

という根底の考えがあります。



今の時代、この根底の考え方を、スピーディーに変化に対応した
法に適宜改正していかねば、
この国際社会においては、他国に後れを取り、
その遅れは、何十年も取り返しのつかない致命傷ともなりかねません。


良い人財は、より良い条件とハードルの低い他国へと流れていくから。


今の日本では、優れた能力やスキルのある優秀な人財やその卵は、
日本国内にとどまることを許さない場合があまりに多い。


確か記憶では、昨年、2016年4月に、超党派で外国人労働者の受入について、
国会議員の中でも議論を行う組織ができたことと思いますが、
いったい、いつになったら、現状を変化させることが可能なのでしょうか。

こういった法律を改正するに、時間もかかりすぎることから、
特区ごとにその許可を柔軟にするという施策も進んでいるようですが、
余計に複雑怪奇となり、混乱と新たな問題を多発させることになりかねないでしょう。

本県では良かったのに、お隣の件に引っ越したら、その居住は許されないとか、
転職するにも、その業種は同一県内でなくてはならないとか。

それは、ちょっと大きな会社であれば、転勤という選択肢すらなくなるということ。


こうした目に見えない、形に残ることのない、
ニュースにもならない、深い根っこの話は、
しょせん、一般論とはなりにくく、他人事でしかないのが現実でしょう。

となると、よけいにそのルールの改定は立ち遅れます。


国を代表する責任のある方が、
政治屋ではなく、政治家の方が、
こんな窮屈な世の中を変えてもらえればと思いますが、
今の時代、そんなリスクを背負って大会を見てハンドルを切る政治家はいません。


庶民の個々人とすれば、ゆっくり沈みゆく船から、
準備を整えて順次時期を見計らって下りていき、
違う順風満帆な世界を探して、また切り開いていく世界を選択する以外、
自己努力と自己責任の中で、この先生き抜く術もないのかもしれません。


そんなこともツラツラと考えつつ、
目の前にある現実に立ち向かい続けるのみです。


アナタはこの先、どう生き延びますか?

まさか、今の暮らしがこの先5年も10年も同じように続くとは思っていませんよね?



ちなみに、以下、今までの新制度に対するコメントしてきたことを
まとめてみました。ご参考まで。


外国人技能実習の新制度における注意事項まとめ
http://gaikokujin.link/blog/751.html




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