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先日の留学生のお話(ある元日本語教師の場合) [実習生とは違う受入手法]

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留学生のお話をして、ご意見を募ったところ、お返事をいただけた方がいました。
残念ながら、やはり現実は同じようですね。

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留学生のコレを見ると、技能実習生のほうがマシとさえ思えてくる。
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2017-10-23


以下、いただいたコメントを転載させていただきます。
(○○さん、ネタとして使わせていただきました。苦笑)

--

2年前に担当したクラスの学生にきいたのですが、
現地のエージェントから日本に行けば学校にいかなくても、ずっとアルバイトできる。
借金なんてすぐ返せる。的な説明をされたとか。
(マイナンバーが始まってからそんなことは言ってないかもしれませんが)

現地のエージェントからしたら、その子の人生なんてどうでもいい。
単なるビジネスです。
○○(国の名前)の日本語学校や技能実習生(海外で働く人)の派遣機関を訪問して、
日本への技能実習生派遣をどう思うか聞いたことがあります。

A社
「なんで、そんな大変な思いをして日本へ送り出さなきゃいけないの?
 アラブ諸国だと簡単だしたくさん送出せる」
B社
「1度やってみたけど、とても大変で時間がかかった。
 次できるかどうかわからない」

といった回答でした。

みんな楽な方がいいんです。

だいたい日本語学校に入った学生は1年~2年勉強とアルバイトで
学費、借金をかせぎ、さらに日本の専門学校へ進学します。

アルバイト代で借金がかえせてプラスになるまで、それを繰り返すみたいです。
みんながみんなじゃないですけどね。
あと、アルバイト先で頑張って働いて、認めてもらって就業ビザをだしてもらったり。

まあ、○○に関していえば、本当に自国の産業がないので、
海外に出て働くしかないんです。
でも、教壇に立って教えてると切なくなります。
なので、私の授業は時々睡眠学習をさせています(笑)
ここまでやったら、あと10分寝ていいよ。って。
ただ、そういう時に限ってみんな目がランランとかがやいて起きちゃうんですよね。
これもまた切ないです。

「借金してまで何しにきているのでしょうか」の問いには、
人生経験というしかないでしょうか。
自国にいても、ぶらぶらするだけですし、○○はどうかわかりません。


学校の勉強よりアルバイト先で日本語の勉強ができているので、
それもあり?かと思ってしまいます。

上記で書いたように、本当に騙されてくる子もいるみたいです。
本当にまじめな子で週28時間のアルバイトを守って、
借金かえせなくって自殺した子もいるとききました。
留学生の闇ですよね。

私の所属する学校はかなり親切で(その代わり学費がけっこういい値段です)
夜中でも学生からの連絡は対応するし、
体調悪い、けがしたとなれば、職員が連れていくし、
生活の相談にものっているし、ただ、お金の相談だけはのれない。
なので、ここの留学生は恵まれている方なんだと思います。

留学生30万人計画とかわけのわからない政策をうつから、
入管はわかっていてもある程度許可しなきゃいけないけど、

留学生の難民申請問題があったり人件蹂躙問題があったりで、
新聞各社でたたかれて、規制しはじめるっていう、
なんとも情けない実情があります。

現地のエージェントもそうですけど、
日本の日本語学校もビジネスです。留学生ビジネス。

技能実習制度もつらいけど、留学生相手のしごともつらいです。


--

以上。


まさに…です。

ちなみに、また勝手にコメントしてみますが、
私は決してこの方を非難してはいません。
むしろ、ちゃんと事実が見えていて、貴重な一つのご意見だと思っています。


ぷらぷらしてるよりも人生経験をしたほうがいい、
借金を背負ってでも…

命を取られるほどに思いつめたりするくらいなら、
しないほうがいい人生経験ですが、

確かに、人間、ある程度の負荷がないと、なんの成長もなく、
成長しない人は、いつまでたっても、自身の人生が楽しくなりません。

そういう意味では、良い経験になってもらえればと願ってやみません。
そして、いみじくもご指摘の通り、
実は日本語学校ではなくて、アルバイト先でこそ、
働くということ、時間を守るということ、仲間と協力し合うということ、
コミュニケーションってすごく大事だと思うこと、
接客業であれば、その対応の難しさ、礼儀、失跡、感謝、笑顔、
お金を稼ぐということを通してたくさんの学びがあるようにも思います。


いっそ、留学生を受け入れる学校側に、
学生のアルバイトも勉強の一環としてとらえさせ、
実習生のように監理責任も負わせ、
アルバイトの斡旋までをセットで認めさせれば良いのに。


そしたら、学校も利益の源泉が増え、
相乗効果で留学生の諸問題も、少なからず対処が可能となるのではないでしょうか。


そもそも、実習制度同様に、
在留資格の許可基準と現実との矛盾があるので、
どのみち突き詰めれば、なかなかに厳しく難しい事業だと思いますが。


日本語学校の設立は、全国的にかなり増えているようです。
実習生事業同様に、走り出すのはかまいませんが、
色んなハードルが多く、立ち尽くす方も多いのではと思います。

特に、これから設立などに取り組もうとしている方は、
こういう現実があることをちゃんと理解して進めねば、
数年後に、あくどいヤツとしてニュースに出ている羽目になるやもしれません。





11月をメドに情報提供の形態を変更する予定です。 
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2017-10-17


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