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平成28年における日本企業等への就職を目的とした在留資格「技術・人文知識・国際業務」に係る在留資格認定証明書交付状況について [人口減少社会]

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技能実習生と違って、就労ビザの代表格でもある
技人国ビザの交付統計が出ていました。

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とりあえず、関心のある方は、以下ご参照ください。

法務省入国管理局 平成29年11月7日
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00158.html


平成28年は25,888人で,前年比13.8%増加。

まぁ、増加は案の定ですので、各種内訳に興味があります。


国籍別

① 中 国    5,716人(前年比 9人, 0.2%増)
② 韓 国    3,124人(前年比 660人,26.8%増)
③ ベ ト ナ ム 3,075人(前年比 606人,24.5%増)
④ イ ン ド 2,452人(前年比 168人, 7.4%増)
⑤ 米 国    2,122人(前年比 202人,10.5%増)


タイムラグはありますが、ここではベトナムが中国を追い越すまでは、
そうそうないように思いますが、はてさて。

特に実習生では出てこない、「韓国」「インド」「米国」が多いのも
実習生とは違うということでしょうか。
*インドはこれから実習生も増えてくると思われます。
 なんせ国のトップ同士が動いているようですので。


年齢別は、20代、30代がほとんど(90.3%)。

性別は、男性が16,871人,女性が9,017人。
男性が65.2%,女性が34.8%。

若い方が多いですね。若くないと異国での就労、新しい生活に
挑戦する元気もなかなかないでしょうし。苦笑

男性女性も、半々か若干男性が多いかと思いきや、
意外と男性が多いのも想像以上でした。


業種別では、
製造業5,269人,非製造業26,081人で,
非製造業の占める割合は81.2%。
製造業以外がどんどん増えていきますね。

正に時代の象徴でしょうか。
製造業は、一般機械分野,自動車分野,電機分野及び通信機分野が
多いとのことです。
非製造業は、コンピュータ関連サービス,商業(貿易)及び教育が多い。

実習生の受入とは基本的に全く違います。


職務内容別では,
技術開発(情報処理)分野が6,593人(18.4%),
翻訳・通訳分野が5,420人(15.1%),
海外業務が3,817人(10.7%),
教育分野が2,874人(8.0%)

ITやCADなどのエンジニアが急増しています。
こちらも、実習生や留学生同様に、
それなりに闇が深いことがありそうですが、
分母が総じて少ないので、まだまだグレーゾーンでの受け入れが多そうですね。


就職先における月額報酬を見ると,
20万円以上30万円未満が12,899人(49.8%)
20万円未満が5,279人(20.4%)。

若いうちに経験豊富ではない子を、安い給料で雇う傾向が
よくわかります。

ここの定着率を知りたいものです。
正直なところ、1年未満や1,2年での離職転職率は、
けっこうなものではないでしょうか。


就職先企業等の年間売上額、ここは気になりました。
年間売上額別では,
1億円超から10億円以下の企業(6,576人,25.4%)
1億円を超える企業で全体の77.1%。

つまり、年商1億前後の事業規模でも、
これだけ多くの外国人労働者を受け入れることができているということ。

これは、中小企業にとっては嬉しいお話です。
大企業ばかり対外的な会社の信用で、あれよあれよとろくに調べることなく、
ビザを交付している入管が、ちゃんと中小企業にもビザを下していることの
証明でしょう。

関連業者の方も、嬉しい話ではないでしょうか。



就職先企業等の従業員数、これも前述と同様。
従業員数別では,
10人以上100人未満の企業が8,597人(33.2%)
10人未満の企業が4,484人(17.3%),
100人以上300人未満の企業が3,724人(14.4%)

従業員数でも見た目で判断されがちな入管ですが、
ちゃんと申請している内容も加味されていると思えてきます。



就業地域は、やはり変わりなく、
東京、神奈川、愛知、大阪、が4桁規模。


けっきょく外国人にしても、特に技人国の場合、
転職が可能である分、ちゃんとグリップしていないと、
すぐ大都会の給料額面が良いほうへと転職していってしまいます。
上記の通り、そもそもの需要が旺盛なのもありますから。

地方もかなり増えてきているように思われますが、
数字の上ではまだまだ。


留学生はおいといて、
実習生とは違う受け入れの手法の代表格でもある
在留資格「技術・人文知識・国際業務」。


実習生の受け入れ企業先でも、実習生の適正監理の必要性を示すことで、
ある程度の受入が可能となるやもしれません。
*時代は色々変わってきてるようです。


変化に対応して、様々取り組んでいきましょう。




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