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最近の介護の技能実習生の動き [介護 技能実習生]

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少しずつ動いているようです。

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お上の思惑のペースにかなっているのかどうか
定かではありませんが、少しずつ、少しずつ、
色々動きがあるようですね。


外国人実習生、現場の戦力に
ソラスト 介護の実技研修1カ月/オートバックス 受け入れ数3倍に
2018/3/19付日本経済新聞 朝刊
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO2828858018032018TJC000/


大手と言われる先でも、介護は具体的な進捗を見せているようです。

しかし、大手ほどにコストパフォーマンスにシビアなイメージが強く、
更には、大手だからこそ、上から目線で様々な戦略のうちの、
歯車の一つとしてしか、技能実習生を見ていない可能性も高く、
机上の想定通りにはいかないことを、いったいどこまでわかっているのか、
心配になることが多くあります。

人財、しかも外国からわざわざ招聘してくるというスキームに、
どれだけの見えない落とし穴が、パックリ口を開いていることか。

大手の理屈は、海外のどちらかといえば貧に窮している人財一人一人には、
微塵も通用しないということは、おそらく実際に痛い目を見ないと、
そう簡単にはわからないのでしょう。

ちなみに、内示はともかく、
現在ベトナムで正式に介護の送り出し許可が出ている送出し機関は、
一社もないはずです。

見切りスタートで、どれだけベトナムで社会問題になったかすら、
ご存じであるのかどうか。





介護実習生
人材育て中国へ 名古屋の事業者受け入れ 一人っ子政策、職員不足懸念
毎日新聞2018年3月20日 中部夕刊
http://mainichi.jp/articles/20180320/ddh/041/100/002000c


中国は、日本語能力にハードルをひかれている介護の技能実習生には、
漢字圏という1点において、他国と比べても、
抜きんでてスタートラインにハンデをもらっている国です。

一人一人には違いがあれど、
国民性的に、はたして下のお世話や入浴などの毎日の体力勝負的な、
ぶっちゃけ人がやりたがらない仕事まで、
できるものなのでしょうか。

教育にもよると思います。
人財一人一人の先の将来のための修業期間、
介護先進国の日本で、最先端の介護を学んできたとなれば、
ゆくゆくの中国では、確かに職に食いっぱぐれることはないのかもしれません。

それでも、総じてメンツの国としてプライドの高い中国人が、
どこまで実際に対応できるのかどうか。

これはどの国も同じですが、
実習生として来日する子たちのほとんどは、
OKOK外国人です。

いざ現場について、作業に従事した途端に、

こんな仕事だとは思わなかった...
騙された...

なんて、ちゃぶ台返しリスクは常にあります。

いくら事前に説明したにもかかわらずです。



何度もお伝えしていますが、
日本人以上に、入所者に冗談でもお尻ペロンと撫でられた日には、
いったいどれだけの騒ぎになるのか。

責任は、誓約書をOTITに提出して踏み絵を踏んでいる、
管理責任者、技能実習指導員の個人と施設になります。
この点だけは、監理団体とはいえ、責任は取りようもありません。
いや、こういう警鐘、啓蒙を促したり、問題解決のために仲裁に入ったりは
当然、責務がありますが。


よって、どれだけの手間暇かけての、
募集の段階でのスクリーニングが肝心要となります。


記事で言ってることは、至極ごもっともなことであり、
どの地域でも、理想と実利と含め、様々同様に皆さん動いていらっしゃいます。
そのうち、いったい、どこまで、いや実態を理解したうえで、
十分と言えるだけの仕組みをちゃんと創り上げられているのかどうか。


日本語能力にばかり目が行き、
見落としがちなのは、性格診断です。

怒りっぽかったり、
無駄に声が大きかったり、
内気すぎたり、
協調性がなかったり、
無駄にキレイ過ぎる子だったり、
こすっからい子だったり、
ずるがしこい子だったり、

そういう子が紛れ込んできたら、
3年、5年、マトモに続くと思いますか?


これらいったい、どうやってスクリーニングしますか?
日本語を教える以前の問題です。



今年、2018年の1月に初めて介護の実習計画認定申請が
15人あったと、ニュースになりました。
今は、3月。
そりゃ、もしかしたら軽く三桁は超えているのかもしれません。


確かに、一度受け入れてみなければ、本当の意味での良し悪しは
わからないのかもしれない。


でも、そこでわかったのでは、
取り返しのつかない事態になっているのかもしれません。


むしろ、こんなに大変なんじゃ、割に合わなすぎるって
判断にもなるやもしれません。

その時、じゃ、他に選択肢は・・・?


そんな片道切符に陥らないように、
気をつけましょう。



ちなみに、当方に届く声から見ると、
真剣にあの手この手で各国の送り出し機関を探し出し、
意見交換し、少しずつ着実に進めている方々が少なくありません。

むしろ、労働させない短期滞在として実習生の受入申し込み前に、
外国人が職場に来て、入所者の方やスタッフにアレルギーが起きないのか、
実際3年、5年受け入れられたとしたら、使えそうなのかどうか、
事前確認されている事業所も複数あるほどです。



5年後、10年後の先々まで含め、十分な制度活用を真剣に
お考えであり、実際に取り組まれている方々は、
それほどに慎重に進めています。



あなたの施設では、いかがでしょうか。





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