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受入企業の方にお伝えしたいこと [労働力確保と維持の重要性]

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受入企業の方が技能実習生を受け入れる際にこだわるポイントは3つあります。

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一つ目は、コストが合うのかどうか。
けっきょく、トータルでいくらかかるのか。
そして、それは現従業員と比較して見合うものなのかどうか。


二つ目は、使える労働者が来るのかどうか。
これは国籍にこだわる場合もあったり、
国は問わないこともあります。


そして、三つ目は、どこに頼めばよいか。
今の付き合い先で良いのかどうか。




順に話をしますが、これら3つの前に、
承知していなくてはならない大前提があります。

つまり、実習制度のことをどれだけご存知かどうか。

刑事罰まである罰則規定について、ちゃんとご存知でしょうか。

知らずして法令違反者となり、書類送検されることにならないよう、
監理団体の担当者から、きちんと様々話を聞いていますか?
実刑だってあるんです。


偽りその他不正の行為
『1年以下の懲役』又は『100万円以下の罰金』

暴力、脅迫、監禁等による技能実習の強制をした者
『1年以上10年以下の懲役』又は『20万円以上300万円以下の罰金』


ちなみに、社長のみならず、代理人、使用人その他の従業者までが、
行為者を罰するほか、人に対しても罰金刑を科することとされています。

第10章 違法行為による罰則
http://www.otit.go.jp/files/user/docs/291207-08%E3%80%80.pdf


つまり、お役所をナメて、書類に偽りがあったり、
禁止行為などを行った場合、実刑が待っているということ。
この点を十分にご注意ください。



さて、一つ目、コストが合うかどうか。

これは、間違いなく大前提として、3年、ないし5年いた場合の
コストシュミレーションを見て、受入を決断されていると思いますので、
まず第一は、ちゃんと3年続くかどうか。

間違っても、間違いなく3年続くとは思っていませんよね。
失踪をはじめ、致し方ない途中帰国もあります。
まさか、親が死んでも帰国するななんて言ってないですよね。汗

受け入れた実習生が、職場に嫌気がさし、
もう帰国します...なんて言われるような労務環境、
もしくはタコ部屋などのような生活環境ではないですよね。

途中で仕事なくなったんだから、
手取りがこんな金額ってこともないですよね。

技能検定への指導は監理団体の問題だと丸投げしていませんよね。



二つ目。使える労働者が来るのかどうか。

ちゃんと監理団体の担当者とコミュニケーションを図っていますか?
どんな人財が来て欲しい...ということも重要ですが、
特に、どんな人財は採用してはいけない、ということをご理解いただいていますか?
*今まで通り、日本人を日本国内で雇用することとはわけが違う意味を、
 ちゃんと承知していますか?
 会社都合で、途中解雇なんてたいてい不可能ですが、お分かりでしょうか。
であれば、保証はできませんが、ほぼ使える人財が雇用できるでしょう。

フツーの監理団体の職員であれば、
他にもたくさんの諸条件確認もしているでしょうけど、
言い出すとキリがないので、この辺で。



三つ目。どこに頼めばよいのか。
今のところで大丈夫なのかどうか。


担当者の対応で測るしかないですよね。

ご心配であれば、ご相談ください。
当方ではどこに(誰に)頼めばよいなんて斡旋はできませんが、
疑問に思っていることには、お答えできるかと思います。


正直なところ、マトモな監理団体だけが集まる場を作りたいと思っています。
それがNEXT STAGEであり、解体新書企画でもあります。

面倒なことを、面倒と思わず、
十分といえるところまで、
ちゃんと話し合いができ、
ちゃんと二人三脚で歩み続けられる、
新人、ベテラン関係なく、
せめてそういう姿勢で取り組み続けられる仲間を募っているつもりです。

しかしながら、
受入企業側でも、同様の姿勢を求めます。
派遣やブローカーのように、丸投げして楽したい。
全ての責任は監理団体に押し付ければよいとお考えの企業の方は、
どうかご遠慮ください。



AIや機械化にて対応したくとも、
初期にかかる相当なコスト。
目論見通りに生産効率がちゃんと上がるかどうかままならない。

そんな中小企業にとっては、
実習生に助けてもらいつつ、
それでも、先々を考え、マンパワーに頼らずに済むスキームを
築き上げねばならないと思います。

だって、経済格差頼りの実習制度は、いつか終わりが来ますから。
今でも思い通りに増えたり減らしたりもできませんし。


それでも、その時までは実習生に助けてもらわねば、
たどり着けない未来があります。

そして、実習生の受け入れを通じて、
実は見えない法令順守や、人財の育て方も様々な発見がありますので、
実習生だけではなく、自身も成長できるチャンスです。


制度は制度、上手に活用していくことをお勧めします。



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注:解体新書については以下、ご参照ください。
http://www.gaikokujin.link/member/cf/5

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