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失踪した実習生の末路が具体的に... [未だにルールを無視する企業と業者]

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送出し機関の方には是非入国前に必ず教育して欲しい...

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あまりに残念な結末。

わかっていて何もしないのも、これまた罪として考えるべきかと。


ブラック企業勤務より10倍ヒドい「中国人技能実習生」の悲鳴
現代ビジネス 2018年3月24日
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/54956


記事を見てください。

中国人の掲示板に書かれた、中国語のコメントが、
日本語訳されています。


私たち経験者には痛いほどわかっているはずなのに、
実際に活字で読んでみると、改めて沸き起こるものがあります。


どこまでいっても実習生は近視眼。
情報弱者であり、そのくせ自身の生死にかかわることなのに、
真剣に話を聞かない、どこか遠くの出来事のよう。



送出し機関の方は、くれぐれも失踪のリスクについて、
当人に危機感がきちんと伝わるように、
教育していただきたい。


もちろん、入国後の講習であっても、
配属時であっても、何度も手を変え、人を変え、伝え方を変え、
伝える状況を変え、話をし、伝えていく。


送出し機関にのみ押し付けるわけでは決してなく、
単に同胞が同じ国の言葉で伝えるほうが、よりきちんと伝わるから。

たぶん、どこまでいっても、他人事であり、
風が吹いている時点では、先々桶屋が儲かることになるまで、
どうにもイメージが具体的に及ばない。

また、目の前の日本企業での就労実態や生活が困窮していればしているほど、
ただ目の前の現実から逃げ出そうとする、安易な考えに飛びつくほどに、
先々を想像する力がまったくない。


以前、どこかで触れましたが、
一つ、効果的なのは、リアルでシリアスな話を、
本人から聞くこと。

失踪後、助けを求めてきた中国人技能実習生に交渉し、
どれだけ怖い目にあい、リスクが大きかったのかを、
本人が話している姿を、後輩の実習生に映像で見せること。


いってみれば、車の免許書き換えの際に、
ビデオを見させられて、怖く大変なことになることを
強く訴えることと同じ。



実習生の近視眼を笑うまでもなく、
私を含め、将来の危険に対し、予防するということは、
非常に難しい。

誰もが交通事故を起こしたくて起こすはずもなく、
糖尿病になりたくてなってはいませんから。



それでも、同胞が同胞を騙し、食い物にし、
弱肉強食的な自然界の掟のような世界。

誰も自身にメリットがなくては、
親身に動くことはありません。
親身に動く裏には、必ず何かしらの得があるから。


自業自得ともいえる失踪には、
その根絶には、とても難しい現実が横たわっていますが、
借金を少なくする、待遇を酷いものにしない、
常に話し合い、不安や心配をできるだけ除く、
あの手この手で、注意を払うことが必要です。



せめて、袖振り合うも他生の縁として、
関わる実習生に不幸のサイクルへと足を踏み込ませないよう、
良いサイクルへと持っていくように、
色々知恵や工夫を絞る必要があることでしょう。


失踪して困るのは、関係者全員です。


中国人技能実習生の受入先では、
せめてここで取り上げられているサイトだけでも、
見せてあげるといいかもしれません。



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