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送り出し機関のブローカーについて [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

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送り出し機関によっては、現地ブローカーを使っているところもあります。
思うように集められなくなってきていることもありますが、、、

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実はこんな話を聞いたことがあります。

実習生候補者募集をハローワークみたいなところに出しますが、
現実論としては、そのハローワークの紹介担当者に対して、
ハノイで10万円。
ホーチミンで8万円が相場だそうです。


...?え?

ハローワークは国の機関でしょ。
そこの担当者にワイロを渡してわざわざ紹介してもらうの?
そんなことしないと集められないの?


十分ありうる話ですね、残念ながら。


だから、先行して送り出し機関としての事業運営をしている先ほど、
また、その評判が良いほど、
口コミが良いほど、
SNSで出回るほど、
無料で候補者、希望者を集めることが可能となります。


よくベトナムで法定の3600ドルでやってますという先が、
他方では絶対成り立たないと言われている理由はココにもあります。


3600ドルから1000ドルもひかれ、
尚且つその2600ドルの中で、教育から寝泊まりから食事から、
何から何まで半年面倒を見るなんて、
到底計算が合うはずもないからです。


私もいまいちわかりませんし、
わかっても現実は違うのでいかがなものかと思われますが、

ある方が言うには、3600ドルで全てを賄わねばならないという法律であると言っていたり、
また3600ドルはあくまで手数料としての権利であって、
教材費、合宿にかかるコスト、パスポート取得からビザ取得まで、
などなどは、別途徴収してもかまわないとする言い分もあります。


さらには、ココで監理団体にキックバックを求められ支払っている先などは、
いったいどこからそんなコストが出てくることやら。
KBを求める先ほど、オマエのところは失踪が多いからつかってやらんぞ!
なんて、穴があったら入りたいくらい恥ずかしいことを平気で言うところも多そうです。


話がそれましたが、つまり、
ブローカーがちゃんと8万とか10万とかで、
キチンと紹介してくるのであれば、
それはハローワーク相場ということで、
送り出し機関側にしてみれば、どちらでも同じコストとなります。

もちろん、それ以上を裏で搾取していたりすれば、
大きな違いとなるし、
それはハローワークのお役人と同様ですけど。


そして、A送り出し機関で合格にならないようであれば、
次はB送り出し機関へと紹介するのも、
ブローカーのお仕事です。

日本側にしてみれば、Aで採用にいたらない場合、
どこでも採用にはならないと思われますが、
それが飯の種となっているブローカーにしてみれば、
何とかしてどこかで採用してもらわねば、
今までの苦労が水の泡です。
*採用してもらえねば手数料がもらえないので。


結果、送り出しの面接担当者にも逆KBしたりして、
合格させようと蠢いたりします。



メンドくさ...



募集に苦労している先であればあるほど、
結果的にブローカーを使う場合も多く、
逆に良いサイクルに入れているところでは、
ブローカーは徹底して排除しています。

それで成り立たせられるのであれば、
本当に大したものです。



そして、そんな背景があったうえで、
監理団体や受入企業は面接に飛びます。


良い子に巡り合えればと一縷の望みをもって。


良い子と言うのは、監理団体によってもバラバラですが、
最終的にどこも求めるのは、性格の良い子。
真面目な子。
途中で簡単に逃げ出さない子。
他人のせいにしない子。
日本語を頑張る子。
そんな、目に見えない人格的なところを好んで選びます。


そこには、借金がいくらだとか、
ブローカー経由かどうかなどの視点は入る隙間はありません。
むしろ当然のスクリーニングとして面接します。


だから、監理団体は送り出し側の現実を色々よく調べて、
話し合いを重ね、候補者として選出する子は、
その背景をちゃんとキレイにしておかねばなりません。


ブローカーがたとえいたとしても、
送り出し機関側の問題として、きちんと整理をつけられるのであれば、
それは監理団体や受入企業といった日本側がどうこういう話ではありません。


それが整理できない、コントロールできないのであれば、
ブローカーは使ってはいけません。


そんなことまで、確認できていますか?
問題なければそれで構いませんが、
良い送り出し機関をお探しの方、
また失踪を出したくない方は、
少なからず、こういった裏の話も事前に整理して、
その責任を明確にしておくと良いかと思われます。



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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
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