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今後の外国人技能実習制度事業の行く末を考えてみた [行政の対応や思惑]

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あくまで個人的な見解ですが、
大なり小なり共感いただくこともあろうかと思います。

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みなさん、ふとした時にそれぞれお考えのことと思われますが、
外国人技能実習制度のこの事業は、先々どのように展開していくのでしょうか。


実は、私なりに昨日、一昨日と、かなり重要な見解をお届けしていたつもりです。


その上で、皆さんご存知なことを改めて整理してみますね。

大きく2つあります。


一つ目は、特定技能(仮称)の大前提が、
ほぼ技能実習の延長線上にある選択肢ということ。


二つ目は、特定技能(仮称)ももちろんですが、
技能実習制度そのものも、
新しい移行対象職種(3年受入可能職種)が増えていくということ。


この2点のポイントは、とんでもない市場が広がり、
更にはいわゆる顧客先からの生涯獲得利益額が増えるということです。


よく昔から、既存の対応可能職種の受入先からは、
『麻薬のようなもの』なんて、まことしやかに言われてきています。

それだけ、昨年よりも今年、今年よりも来年と、
人手不足が激しくなっていき、
実習生受入以外に確保できる選択肢がないとの認識が
浸透し続けているからです。


私もツイッターやfacebookページなどでプチコメントしています中には、
今後、企業としての従業員の求心力を増すことができる先でしか、
生き残ることは難しいとお伝えしていますが、
コレは、もはや海外での実習生募集にも強く表れてきているほどです。


コレが何を意味するかといえば、
先に述べた生涯獲得利益は増えることが見込まれますが、
それもこれも、受入側の企業をどれだけ上手に教育できるか。
企業側は、どれだけ当事者意識をもって、自社社内を整備できるか。

ココを解決できない限り、
解決できる人員配置ができない限り、
絵にかいた餅に終わるだけでなく、
そこに突っ込んできた様々なリソース(経営資源)が、
全て無駄に終わるのみならず、下手をすれば訴えられ、
刑事罰にすらなりかねないリスクを抱え込むことになります。


毎年、新規参入の相談を、様々な業界の様々な方から頂きますが、
いくら説明しても、たぶん自身で一目を見なければ、
理解できない方ばかり。


いや、もちろん、参入トライ自体が悪いとは言っていません。
多少なりとも、そういったリスクを承知で参入すべきということです。
更には、それらのリスクを簡単にわかったふりをしているようでは、
大やけどするから、ホントに継続的に頭の片隅に置きとどめ続ける必要があります。



結局、こうして、今まで同様に新聞メディアを賑わす事件は、
毎年発生し、みなそれらの失敗を踏まえて乗り越えられた先、
座礁に乗り上げても沈没することなく、ブラッシュアップし続けられた先しか、
生き残れません。


いや、どんな事業も似たり寄ったりでしょうけれど、
他にもたくさんたくさん乗り越え続けねばならない諸問題があります。


たぶん、企業側でも業者側でも、担当職員を適正に育て上げることが、
最大のネックかなと、最近、改めて思います。


どうしても時間がかかることですから。


そういえば、ふと思い返すと、自画自賛で申し訳ないですが、
当方が近日再リリースする予定の実習制度の解体新書は、
受入企業側も監理団体職員側も、とても貴重なセカンドオピニオンとして、
有効活用できそうですね。笑


上司に聞いても教えてくれない、ホントにそれで大丈夫なのかと不安になることも、
長年のプロ5人(4人から一人増えてます)に聞ける場なんて、
たぶんどこにもないでしょうから。

おかげさまで会員の各組合の代表理事の方まで、
これで大丈夫ですよね~?なんて、
確認のご相談が毎日のように届くくらいですから。苦笑



なんか、募集もまだしていないのに、宣伝みたいになってしまいましたが、
事業は適正に取り組んで、初めて継続して成立します。

医者じゃないですが、この事業では特に信頼できるセカンドオピニオンの存在は、
ハンドルの切り間違いがないとの安心感を確認できる、
とても貴重な付加価値を生んでいるようです。


バランス感覚のある方であれば、どれだけの長年のプロであっても、
助言の多角的視点からの漏れチェックにも使え、
常に有効活用しようとどん欲に動いています。

自身のアンテナのみを絶大に信頼している方は、
これだけ日本国内も外国でも変化に溢れる時代に、
どうしても漏れが増え、独り善がりになる傾向が強くなっています。


お互いに支えあい、常に情報交換をしつつ、補強、補正に取り組み続けることは、
事業の根幹として、必須の事業です。

新たに増える市場、獲得利益の増大を見込んで、
有象無象が群がりますが、
特に企業の方は、慎重に付き合い先の業者を選ぶことが必要です。
*水面下で企業側による組合乗り換えは増え続けています。




整理します。

業界の市場は拡大していきます。

でも、事業特性を理解し、安定継続を考える場合、
アンテナは一個人、一組織では不十分なので、
貴重なプロの意見を確認できるセカンドオピニオンが大事。

経営リスクを承知の上で、事業へ参入しましょう。
もしくは、事業継続の修正を図りましょう。


それらのバランス感覚がとても大事な事業だと思われます。
*失敗に苦しんだ方ほどご参加いただいています。
 結局、みなさん、苦しんでからじゃないと
 この意味がご理解いただけない方が多いようですから。

特にライバル意識?ノウハウは囲い込みたい方が多いのか、
教えてあげてる時間もないのか、
身内の恥を他に知られたくないのか、
横つながりがあまりない業界です。


外国人技能実習機構やJITCOに聞いても、
個別具体的な相談には、確固たる答えをくれません。

ネットでいくら探してみても、誹謗中傷は有れど、
アナタの個別のケースに対しては、誰も真摯に答えてはくれません。


当然、自ら正しい答えを考え、見つけ出し、切り開くしかないので、
そんな選択を支えられることが、
業界全体の風通しを良くし、レベルの底上げにもつながると思い、
有志の方々と共に取り組んでいます。


ご支援いただければ幸いです。




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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

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