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宿泊業の動きに見る新職種追加認定への動き [技能実習生の法改正]

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来春へ向けての新たな職種認定の動きが、水面下で活発化している。
各業界ごと、利権の調整に必死なんでしょう。

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↑ここに新たに特定技能(仮称)が入ってくる予定ですが、
正直なところ、はたして間に合うのでしょうか。

宿泊業4団体、「一般社団法人宿泊業技能試験センター」設立 外国人就労の態勢整備
観光経済新聞 2018年10月3日
https://www.kankokeizai.com/%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E6%A5%AD%EF%BC%94%E5%9B%A3%E4%BD%93%E3%80%81%E3%80%8C%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%A4%BE%E5%9B%A3%E6%B3%95%E4%BA%BA%E5%AE%BF%E6%B3%8A%E6%A5%AD%E6%8A%80%E8%83%BD%E8%A9%A6%E9%A8%93%E3%82%BB/


先日、全旅連の動きがありましたが、
けっきょく先走りだったのか、4団体としての動きになってきたようです。

要は、業界全体として統一した検定とならねば、
日本国の法としては全く意味がないんですね。

これも、2016年から話し合いはあったようですが、
2018年の今になっても、何にも具体的な確定公表がありません。

それだけ、踏むべき手続きは多種多様に渡り、
利害の調整もたくさん必要になるからです。

具体的には、先日会員の方々へお伝えさせていただきました。

また、これまた水面下で、リネンや漬物、病院給食などの
整理がついて、お役所の手続きを順調にクリアし、
公表を待つばかりの業界もあります。
こちらも会員の方へはご案内しました。


リネンなんて10年以上前から、ずっと言われていて、
最近やっと日の目を見る様子です。

確かに新制度で新職種認定の具体的なステップまで
公表されるようになりましたが、
まぁ、なんと長い道のりであったことでしょうか。


どこまでも業界として、統一された検定を作り、
それらがさもあるべき姿であるといった立証を実践せねばならず、
加えて、どこが所管し利権を得るのか。
その利権はどのように配分されるのか。

相当な駆け引きが裏であることは、想像を否めない世界です。

逆を言えば、コンセンサスすら作れない業界や、
業界団体すらない業種は、置き去りのまま。


ここにも法と現実の大きな乖離があります。


厚労省や法務省、はたまた経産省など、
関係各省庁も関与してくるため、
相当な労力や手間暇、関わるコストが求められます。


下々の私たちにすれば、
いつどのタイミングで解禁となるか。

この辺りをちゃんと調べてチェックしている以外、
誰も教えてくれません。

ここだけでもプチ権益ですらあります。

だって、他の監理団体が知らない情報をいち早く知っていたなら、
各馬一斉にゲートイン...すらないので、
公表後、取ったもん勝ちですらありますよね。
いや、飛びつくリスクはもちろんありますよ。
後出しじゃんけんはいくつも出てきますでしょうから。

ここでも、私が知る限り、
某団体はこの利権を取るために何億も費やし、
結果、もろもろを専従斡旋しようとしたにもかかわらず、
監理費利益の分配まで計算に入れていっため、
まったく計算通りに回収できないという事態もあるほどです。


私なんぞの小心者は、魑魅魍魎の世界へと入っていく勇気はなく、
下々として、コツコツ目の前のことに集中して、
後ろ指をさされないよう、取り組む以外には、
やる気すら起きません。

話としては、面白いんですけどね。苦笑


ホントにゲップが出るほどに、利害関係者がたくさんいすぎて、
船頭多くして山登らず、このまんまの現実がたくさんありそうです。


さらにここにブローカーが色めきだって群がる。


考えただけでゲッソリです。苦笑



先日、会員の方へもお知らせしましたが、
確定公表があった後でも、
介護を見ればお分かりのように、
お役所や利権団体主導で、現場の現実もわかっていないため、
日本の都合最優先はともかくも、送り出し国側の事情など露ほども考えず、
当然のごとく知らないから考慮すらできず、
結果、目論見通りの受入が進まない、

そこでやっと調べたり気づいたりして、
また無駄に時間と労力とコストを費やし、
ルールの変更を示唆し、全てを振り回す。

つまり、確定公表情報があったとしても、
振り回されることが多々あるということ。
この辺りを、ちゃんと腹に入れて、立ち向かわないと、
ホントに心労ばかりたたって、胃に穴が開いたり、
うつ病にすらなりそうです。


先日の特定技能の見切り発車の続きみたいになりましたが、
それぞれがそれぞれの立場で、ちゃんと情報アンテナを立てて、
自分自身の頭で、考え保険をかけつつ、慎重に動きましょうね。

会員の方々は、お互いに協力して情報を集めたものを、
みんなでシェアしあって、支え合って、
一組織では把握しきれない環境を利用して、
慎重に、しかし確実に前に進んでいきましょう。


せっかく宿泊業を取り上げたので、一つだけ...。

介護同様、賃金設定が低いサービス業なので、
求められるレベルに対して、許容できる人件費コストが低すぎるので、
介護とは違う意味でも、受入は思うほど進まないと思われます。

どれだけ整備したって、どんだけお膳立てしたって、
働く人にとって魅力がなければ、誰も来てくれませんから。

お分かりですかね。
動くホテルや旅館側も、業者側も、経費倒れ、労力倒れになるってことです。
時間ばかり費やして、地に足つかない夢ばかり膨らんで。


日本人だって同じでしょ。
やりたくない仕事、できない仕事は、無理なんです。
外国人の場合、騙して無理やり連れてきても、
ことごとく失踪して、意味ないですよ。

特定技能であれば、招聘労力と手続きだけやってくれてありがとう、
後は、給料の高いウチのホテルで引き取るから...と、
東京の高い給料を支払えるところが引き受けてくれるだけです。

新職種を狙うにせよ、実現性のある業種を選ぶことをおススメします。


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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

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