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外国人労働者が増えると本当に賃金が上がらないのだろうか [人口減少社会]

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外国人労働者が増えているから、賃金が上がらないという主張がある。
なぜそういう指摘があるのか、またそれは本当なのか。

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経済学者でも、なんかの専門家でもなんでもない私が、
思いつくままに書いてみる。


とりあえず、こちらの記事をご参照願いたい。


これじゃ賃金上がるわけない-外国人労働者の急増-
みんかぶマガジン 叶 芳和 2018/10/17 18:54
https://minkabu.jp/news/2229055



企業が労働分配率を下げ、
会社の利益をひたすらに出し続けている結果がある。
(中小企業はともかく特に大企業)

それは、日本人の賃金を上げずに、
安い外国人を雇うようになったから。


...ということらしい。


うん、実習生で考えれば、
外国人技能実習生でもできる仕事であれば、
それほど高額な賃金を支払いたくないし、
簡単な仕事であればあるほど、
誰でもできる仕事であればあるほど、
賃金は高額になるはずもない。

1時間に100個作る仕事を40年続けたら、
年功序列の終身雇用として、
ひたすら給料が勝手に上がっていった時代でないのは、
誰でもわかることだと思うものの、
日本人の賃金を、仕事としての成果もなく、
ただただ上げろという意味が分からない。


あとね。
労働分配率について。

人件費に全てが計上されているのではなく、
渡航費や教育費用、監理費などは、
おそらく別勘定項目で計上されています。

つまり、人権関連費の総額でいえば、
総合的に企業側は、日本人を雇用する以上のコストを、
現在でも支払っていることは、
実は有識者でもわかっていない場合が多い。



最賃で雇用している外国人労働者がいるならば、
それが、日本人スタッフとスイッチされ、
日本人の雇用が奪われているならばまだしも、

特に中小のほとんどの外国人労働者受入先では、
そもそも日本人スタッフが来ないから、
高いコストの外国人に頼らざるを得ないだけであり、
同等コストならば、日本人を雇いたいに決まっている。


ただし、労働の質的問題からしても、
日本人よりも外国人を雇いたいという先も確かにある。

だけどそれは、
日本人よりも安いから外国人を雇いたいのではなく、
あくまで日本人は使い物にならないから。


日本人がやりたがらない仕事という実質的意味合いは、

ワガママで贅沢で、苦労せずして楽してカネだけ欲しいという、
なんかあれば文句しか言わない日本人様には到底勤まるはずもない、

もっと苦労していて、何事にも踏ん張って生活していこうという、
稼ぐことにも貪欲な、出来た人間である、
日本人様とは比べ物にならない外国人労働者のレベルだからこそ、

勤まる仕事であるということ。



さらに利益が増大していることで言えば、
(ここは税理士じゃないのであってるかわかりませんが。汗)
昨今のモンスタークレーム、
内部隠蔽の発覚、
先日ご紹介したフェイクニュースなどによる風評被害、
ここ数年増え続けている自然災害、
日本市場のシュリンク(縮小)、
否が応でも海外を相手に出ていかねばならない、
もしくは、他の事業を育てていかねばならない、
ポピュリズムの台頭による世界の変動、

まぁもう、キリがないほどに、
企業が何らかのちょっとしたトラブルで、
大コケするリスクはかなり高まってきているともいえる。

つまり、国が助けてくれる銀行などと違い、
当事者責任で自社が有事にあっても倒れない程度の、
内部留保はある程度確保しておかねばならないという考えも
ありそうな気がする。


それと、大企業はやはり強い立場にあるので、
中小をいくら泣かせても、変わりはほかにいくらでもあるという
無言の圧力は決して小さくはない。
=中小から利益を吸い上げている要因も大きい。

縫製業界の諸問題の一因が下請けをイジメる元請けにあるという現実が
わかった以前のガイアの夜明けなどでも、
それは感じられるのではないかと思われる。



それらを踏まえたうえで、

それでも、

ここ数年の最賃のボトムアップが、
特に中小では既存日本人スタッフの昇給への圧力にもなっているだろうからして、
外国人然り、高賃金を支払えない会社は、
遅かれ早かれ立ち行かなくなっていくのでしょう。


それだけ、生活費は一般的にそれほど贅沢をしていないまでも、
年々ジワジワ上がってきているから。
消費税もまた上がるし、物価も乱高下する品は少なくない。

特に健康保険とか厚生年金とか、フツーわかりにくいところも、
実はジワジワ上がり続けている。


全体的な数字はどう推移していきそうなのかは
私などには全く分かりませんが、

結局、勝ち組、負け組との差がドンドン開いていくように感じます。


人が集まる素敵な会社は、ドンドン発展し、
そうでない会社は、片道切符となり、周りを巻き込み、
迷惑を撒き散らす。



なんかね。
全社会人個人事業主化なんて、書いてみてるけど、
生き残っていくには、
自身が、社会に会社に振り回されることなく、
稼げるスキルは、
年々求められていくように思えて仕方がありません。



社会に求められる人には、賃金は何人問わず、
上がっていくことでしょう。



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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

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