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特定技能の外国人労働者も転職リスクは高まる証拠 [経営者や企業のレベルの問題]

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大変興味深い面白いデータを見つけました。
労働者はナニジンであっても、移動する現実は止められない。

large_02_2014_75_外国人技能実習生の入国時に注意すべき事柄をまとめました.jpg


まず先にコチラ、ご確認ください。
非常に面白いデータです。


29道府県で外国人転入超過
仕事求め移動活発化か
一般社団法人共同通信社 2019/2/7 17:15
https://this.kiji.is/466146320563471457


*実習生の転入出まで含まれていると、
 どんなものかとも思われますが、
 相対的に見て...とお考え下さい。


この意味、お分かりでしょうか。

久しぶりにこのニュースの深堀してみます。

転出超過の上位県

千葉県、福岡県、茨木県、東京都...

転入超過の上位県

埼玉県、神奈川県、群馬県、北海道...


業界や会社の事業規模などまで出ていないので、
何とも言えませんが、

非常に興味深いポイントは、

東京が転出上位に位置していること。

つまり、最賃の最上位にある東京は、
転入超過組ではないということです。

コレは大変興味深い。


そして、では東京周辺の県はどうかといえば、
転出超過もあれば、転入超過もある。


つまり、少なくとも最賃の額面が大きい順に、
外国人労働者が移動していく傾向ではないと言えます。



もう一つ、興味深いポイントがあります。

それは、その数字の大きさです。


転出上位県を見れば、

5千、3千、2千、2千、2千、と続きますが、

転入上位県を見ると、

7千、4千、2千、2千、1千、と続きます。


つまり、転出はあちこちからではあるものの、
転入先は、特定の地域へ集中している傾向が見られるということです。


千葉、茨城、東京から、
埼玉、神奈川、群馬への移動についてが多いので、
関東圏に集中しているという大きな枠組みはありますが、

ナゼ、埼玉県、神奈川県へと一極集中しているのか。



ここからは、私の想像の域を出ませんが、

まず前提として、
関東圏に外国人労働者が集まる傾向は、
やはり大きな流れとしてはあるように思います。
入口としての需要もそもそも旺盛なのでしょう。

でも、その関東圏であっても、
数千人という規模で、移動があるということは、
おそらく、国ごとのネットワークが、
どこかの地域へ集中している傾向があると考えられます。

それも、やはり受入需要が旺盛な会社が多いところへ、
集中するのでしょう。


ここの数字に含まれる外国人労働者=高度人財とは言い難そうなので、
低賃金に分類される外国人労働者だと思われますが、
それは、=日本語があまり話せない外国人労働者とも言えそうです。

つまり、東京には高度な業務は多いものの、
あまり高度ではない業務=日本語があまり話せなくとも、
従事して欲しい業務がある会社が多い先として、
また各国の国内のネットワークがつながっている出口として、
転入超過が多い県に集中しているように感じられました。



さて、じゃあ、受け入れる側は、どうすべきなのでしょうか。


法は基本的には強制労働を認めていません。
借金などで縛り付けることは処罰の対象です。

そう、自社としての求心力を高める以外、
根本的に解決策などありえません。


また、そこに取り組み続けていれば、
十分と言えるだけの求心力を築き上げられていれば、

転職リスクにおびえる必要すらありません。
むしろ、口コミで、優秀な人財が自ら集まってくる状況さえ、
創り出すことができます。


しかし、誰もこれをやらない。
もっと言えば、できない。


一部でコンサルしてる方をどこかで見かけた記憶がありますが、
ここに労力も知恵も工夫もコストもかけようとはしない。


それが会社のおかれている現実であり、
実力であるのに。



これからはホンモノしか生き残れない時代だと、
昔から言い続けてきていますが、

ホンモノの方、
この作り方、育て方について、
本気で必死に取り組みたいとお考えの方、
いや、取り組んでいるんだけど、なかなかうまく機能していないという方、
どれだけいらっしゃるのでしょうか。


遅かれ早かれです。

そんなこと、忙しい自分の業務じゃないと、
他にも山ほどやらねばならないことがあるんだと、
逃げ続ける先に、未来ってあると思いますか?


もちろん、AIやロボットなどの活用で、
労働者を雇う必要も無くて済むよう、取り組むのも解決策の一つです。
また、労働者を雇わず、
自分だけで自分の食い扶持を稼ぐ独立独歩も一つですね。


でも、労働者を雇い、
働いてもらわないと機能しない会社であれば、
直視せねばならないのは必然です。


時代的に、
給料さえ上げ続ければ、一定の効果はあることでしょう。

でも、それもまた限界がありますよね。
また、ヒトは贅沢で身勝手なので、
給料がいくら良くても、例え飛びぬけて良くても、
こんなに大変な仕事じゃ体も心も持たないとして、
定着化にどれだけの効果があるかを考えれば、
十分とは言えないのかもしれません。


あぁ、結果論ですが、
社員でもないのに、
お金まで当方へ喜んでお支払いいただいて、
なおかつ真剣に真摯に働いてくれる仕組み作りも
アリですね。

たまたまですが、当方が今実際に、
一つ取り組んでみていることです。


興味関心がおアリの方が多くいらっしゃるようであれば、
何らか対応させていただくことも考えられますが、
そう簡単ではないので、ご承知おき頂いたうえで、
ご相談ください。



なんにせよ、浦島太郎の経営者には、
到底理解できないことでしょうね。

時代の現実との乖離が激しすぎて、
しかもそれらが目に見えるカタチのあるモノではないので、
結果、前時代的な自身の経験値による判断しかできず、
迷路に迷い込みます。


特定技能で外国人労働者を雇うことができれば、
助かるなぁ~と、ぼんやり依存している先には、
明日はないことの良いデータだと思いました。




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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
当ブログトップページをご参照ください。

https://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/

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