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特定技能の説明会参加報告...かなりヤバイと思われる... [特定技能]

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コレは書こうかどうしようか悩みましたが、
読者を信じて書いてみます。

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ぶっちゃけ、ユルユルです。
少なくとも、当方にはそう感じてしまいました。

以前、管轄先へ問い合わせた際に、

『技能実習制度での受入ががんじがらめで厳しすぎるから、
 緩和を望む声が多く、それらを反映させる意向で進んでいる...』

と、言われていた言葉を思い出してしまいました。


個人的に、特に気にかけていたのは、
技能実習で言う、必須作業が半分以上の実習計画でないと、
許可が出ない。
=取り組ませても構わない作業は、必須作業を2日に一度以上、
もしくは半日以上、取り組ませねばならないといったことが、
特定技能では、どう判断されるのかということ。


どうせ、直接ストレートに聞いても、
3月中旬の政令や省令を待って欲しい。

もしくは、3月1日に公開予定の、
各種申請書面の参考様式を確認すれば、
そのうえで、管轄先へ問い合わせれば、
わかることとは思い、
私からは質疑を行いませんでしたが、


説明会の内容から、伝わってくるのは、
分野内であれば、アレもコレも従事させてもいいということ。

つまり、

必須作業などの言葉の縛りは、
特にはないという意味に取れました。


私が危惧するのは、
どう考えても、過去、歴史を振り返れば、
面倒なことは丸投げしたくて仕方がない中小企業の社長さんたちは、
自分で調べて考えるのが面倒で、
業者に責任を押し付けたがる受入企業側の方々は、

必ず、何でも仕事させて良いと考えることです。

=必須作業など10%、いや実質1%もないのに、
N4&技能試験ハードルさえのど元過ぎてくれれば、
後は、片付けだけ、重労働だけ、
3K、4Kだけ特定技能の外国人労働者に、
させても構わないという会社が増え、
(意図的にも、その部分がピンポイントで人手不足だからと言い訳しながらも)

なおかつ、
登録支援機関も【監理責任】ではなく、
どこまでも『支援』に他ならないため、
安く安くあげられるよう、
四半期ごとの報告をテキトーにし、
なるべく手間暇をかけず、
最低限の支援作業だけにし、

結果的に、
事前の教育指導(危険防止や衛生管理など)が十分ではなくなり、
事故などの労災や、転職という名の失踪が増え、
外国人労働者側も、受入企業側も、
好き勝手する先が増えるように思われてなりません。


悲観的にばかり考えているワケじゃないんですが、
どうしてもゆとりがない、
面倒なことはしないという人たちは、少なくないので、
危惧されます。


ビジネスとして頭の悪い、
想像力が回らない近視眼経営者ばかりじゃないとは思いますが、
働き始めてみたら、とても大事にされているとは思えず、
結果、転職先を必死で探し、定着しない。

業者がちゃんと支援しないからだ。

...いそうでしょ、他責志向の経営者。


自身に、自社に問題があるとは思えない会社。
気づこうともしない会社。

どんなスーパーな支援機関でも、
支援者でも、定着は難しい会社。
(まともな支援者なら、逆に転籍先を探してあげるでしょうね、)


ちなみに、
主たる業務(という言い方をしていました)をあまりに従事させることなく、
違う仕事ばかり、日本人もしている作業だからとやらせていると、
それは資格外活動となり、不法就労となる旨、発言もありましたが、

良い悪い抜きに、その線引きが明確ではないため、
はたして、50%なら法令違反ではないといえるのか、
30%でも20%でも良いのか、
1%でもあれば、やらせていれば、良いのか、
グレーゾーンが美味しいとして、
法律が明確な線引きを明示していないがために、
好き勝手する輩は絶対に出てきます。

摘発できる人員や、実地調査が可能かどうかも大きな問題です。

説明会では、「問題がある先には、調査が入る」といわれていました。
問題って何?苦笑
外国人労働者のクレーム?

機構みたいに、母国語相談を受けるの?
協議会?入管?


入管の説明してくれたお偉いさんも、
先進的な受入企業の取り組み例をアピールして、
ちゃんと待遇よくしていれば、
転職もないし、上手に制度活用できると言われていました。


まだまだ、先が、全容が見えないので、
読み切れませんが、
ユルユルは、危惧する悪い面だけじゃなくて、
良い面でもあります。


どこかで書いたように、
いわゆる企業単独型での受入が可能となるという点です。


実習生は、監理団体が間に入らねば、
受入自体できませんでしたが、
今回は、仕入れルートさえきちんと見つけられれば、
整備できれば、
中間業者入りません。

その代わり、相当な知識や経験が必要です。
失敗という屍を踏まえて乗り越えていく覚悟が必要と言うことです。

たぶん、ご自身で実際にやってみないと理解できないと思いますので、
ぜひやってみてください。

そうして、人一人の人生を結果的に狂わせる経験を、
して欲しくはありませんが、
してみないことには、意味が理解できないことでしょう。


コストも時間も労力も、
とんでもないボリュームで降りかかってきますし、
当事者として逃げられませんから。



にわかの登録支援機関は、
安くやってくれるでしょう。

仕事内容の意味がたぶんわかっていないでしょうから。
そして、追うべき責任もたぶん安易な考えでしょうから。
人一人の人生を、その後ろにいる家族の将来を、
大きく狂わせる結果になることなんて、
受益者負担のリスクでしかないと、
ビジネスライクに考えているでしょうから。

確かにその一面はありますが、
理屈だけで済む者じゃないコトに、
どれだけ理解が及ぶかどうか。


それでも、
受入企業側は、背に腹は代えられないとして、
安く安く安く対応してくれる先を、
追い求め続けることでしょう。


安かろう悪かろうの事例は先に述べた通りです。

いくらが適正かなんて、
これもまた、誰も未だ決められません。


支援計画の全部を委託するなどの記載もありましたが、
やはり部分委託も認める方向性で、
現在揉まれていることもあり、
実現すれば、1~10まで全ての支援であればいくら?
1~3までだけで、後の4~10までは自社で対応できるから、
というならばいくら?
ということにもなり、
本当にいくらが相場などは、まだまだ分からないことのように思われます。


さてさてさて...

アナタはこのイバラの道を、
どうやって歩むおつもりですか?


走り続けている以上、
止まれないとして、
どんどんドツボにハマっていきますか?


たぶん、監理団体にいる技能実習生が、
そのまま特定技能者へと移行し、
継続して受け入れしていく先であれば、
イチバン、スムーズなのでしょう。

でも、
日本国内から、もしくは、
新規で送り出し国からの仕入れだとした場合、
相当な様々なハードルが山積していて、
おそらく相当の労力とコストがかかるようになります。


それらを、純然たる労働者だからといって、
受益者負担とばかり、全てが労働者の借金となって、
また借金問題はより大きな問題へと、加速するようにも思われます。

特に送り出した後は、
実習制度以上に、何の責任も負わない送り出し側では、
より一層の1を100に膨らませて送り出す、
悪質ブローカー問題は、また増えるリスクがあるようにも思われます。


あぁ、言い出すと止まらない。。。



新しいレールだけに、
入口から出口までのルートと、
その流れの中で、どこで何が問題となりそうか、
色々俯瞰で想定するのは、なかなか難しいところです。

多面的にチェックしないと、
4者?のwin-winは成立しません。


もう一度言いますが、
屍を踏み越えて、歩みだしていく過渡期が、
この先、数カ月から一年はかかりそうに思われます。


願わくば、慎重に丁寧に一つ一つを一貫的に、
統一性をもって、
戦略的に受け入れの持っていき方からソフトランディングまでを
真剣に考えて助言支援してくれる担当者と巡り合うことを、
受入企業側の方には、切に願ってやみません。


良い業者がいないと嘆く方は、
ダメ元でご相談ください。

もしかしたら、お応えできるかもしれません。




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適正な外国人人財活用についてご関心のある方は、
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とある読者

どうもありがとうございました。私も近隣都道府県で開催予定説明会に行き、雰囲気を感性や五感を働かせ肌で感じてきます。
by とある読者 (2019-02-27 21:07) 

元技能実習生監理団体職員

そうですね。
肌で感じられることも多いですし、
人によっては、受け取る中身(解釈)が違うと思われます。
参加すればわかることもあるので、
ご自身で参加されると宜しいかと思われます。
by 元技能実習生監理団体職員 (2019-02-27 21:49) 

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