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特定技能の試験合格者(海外組)って、大丈夫かな・・・ [特定技能]

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特定技能の試験合格者、各国それぞれにいらしてくださるけど、
いつも、ホントに来れるかわからないのにと、余計な心配をしてしまいます。

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コレ、2021/8/20 現在の、
特定技能制度における試験実施予定一覧表。
https://www.moj.go.jp/isa/content/001344674.pdf

このマトリクスを見てみると、
ミャンマー、ベトナム、中国ではろくに試験開催されてない。
だから、来れるとしたら元技能実習生しかいない。

フィリピン、カンボジア、ネパール、モンゴル、インドネシア、タイであれば、
こんなコロナ禍であっても、
ソコソコ試験は開催されてるので、
試験合格者組は累計で見たら少なくない。
(そもそもの受験者が少ない国もあります)

もう一つのポイントは、
ちょくちょく外国で試験開催されている分野もまた、
かなり限られているってこと。
「介護」、「農業」、「飲食料製品製造」、「外食」、
この4分野しか、ほぼほぼ各国試験開催は行われていない。

とすれば、
フィリピン、カンボジア、ネパール、モンゴル、インドネシア、タイ
×
「介護」、「農業」、「飲食料製品製造」、「外食」
のマトリクスに特化して、
海外待機組の試験合格者は多くいる。

しかし…
特定技能が始まる前から懸念していたのが、
これらの各種試験合格者は、
本当に、日本へ来日して働ける日が来るのだろうかという心配。

試験合格=就労先確定ではないことくらいは、
わかっている方々も多いと思いますが、
就労チャンスがなかったならば、
いったい、何のために決して現地では安くはないお金を支払ってまで、
試験合格したのかどうか。

JLPTやJFT-basicなど、日本語試験もあるので一概には言えませんが、
せめて地元での就職機会に差が付けば御の字です。

そして、
送り出し機関は、こういった人材を集めて、
日本側へ様々なアプローチを仕掛けているようにも思いますが、
はたして日本サイドは、これらの人材を選んで招へいするモノなのでしょうか。

送り出し機関がつながりのある日本側の人材あっせん先は、
やっぱり監理団体が主になるのでしょう。

その監理団体は、試験合格組を、受入先へ案内するものなのでしょうか。

外食に限っては、
そもそもが技能実習ステージがないので、
それ以外の人材紹介手段は、国内移行組しかありませんから、
必然的に、試験合格者も視野には入ってこようかと。

ただ、N4合格してるからと、べらべらに日本語が話せると思ったら大間違い。

強いて言えば、
合格者多数の中から、選べるってコトが、
コロナ禍のおかげで、試験合格待機組が増えた良い恩恵を得られるかと思います。

そう、
この選べるってのが、受入には何より大事。

マッチングが成立しないと、どうにもならない。

そういう意味では、
介護も農業も飲食料品製造もまた、
選べる状況にあるように感じてしまいます。

さらに、
特定技能は技能実習と違って、
フィリピン以外は渡航費負担を受入先に求めてはいません。

上っ面しかわからない新規参入組は、
そういう意味でも特定技能の試験合格者をおススメしやすいのでしょう。


ただし、
コレマタ一長一短のなのが、転職自由の制度だということ。
実は、技能実習の縛りは、労働者にとって不利益ばかりか、
利益もまた大きいものがある。

つまり、受入先もまた様々な縛りにあっているので、
途中で簡単にやめさせられないってこと。

特定技能はそうはいかない。
1年契約更新にすれば、1年後には契約更新せねば済むだけ。

せっかく選んだ子が特定技能で来日しても、
1年持たずに都会へ転職していくことも当然あるわけですが、
それをそう簡単に、都会の受入先が許容するかどうかもまた、
ハッキリとした確約保証はないんだけど。


ああ、ヤヤコシイ。苦笑

風が吹けば桶屋が儲かる…
人間万事塞翁が馬…

良いほうへと転がってくれれば御の字ですが、
逆パターンも少なくない。


なんだかいつも通り、変な方向へと話がよれていきましたが、
要は、特定技能であり、海外試験合格者には、
日本での就労をつかみ取れる、コレってレールがいまいち見当たらない。

そう思うと、ホントに、試験合格待機組は、
泡と消えゆく実現しない希望にしがみついて、
来ない明日を夢見ている人たちがいたとしたら、
ホントに、どう思うんだろうかと、
ついつい、余計な心配をしてしまうものなんです。



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