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お尻に火がつかないと人材確保対策に取り組めない経営者 [経営者の悩み]

今朝の新聞にも『景気回復、働き手減少も』と記事がありました。

2013年3月調査と比較して、
2015年3月調査時で、幅広い業種で人手不足が広がっていると。

IMG_20150530_073028.jpg


お伝えしている技能実習生は、受入れに半年かかります。
申込時の必要書類の煩雑さにも多少時間がかかりますし、
チェックポイントを確認できないとお申込み自体
お受けできかねる場合があります。

加えて、送り出し機関に人員募集の依頼をかけて、
約一カ月後に選考会。

そこから、送り出し先の国の入管手続き、並行する教育実習、
加えて日本の入管手続き、入国後も一ヶ月の集合講習。

すべての手続きを踏んでからやっと配属と考えると、
実質最短でも8カ月前後必要となります。

誰でもいいわけであるならば、そこまでお時間をいただきません。

しかし、コレは初めて取り組む企業にとっては
大きなネックと感じています。

8カ月先の景気が読めない・・・多くの中小経営者は
そう考えてしまいます。



そして、現在人手がなんとか足りているのであれば、
余剰人材への手は打たないのが現実です。

人間は風邪をひいて初めてお薬を飲みます。
糖尿病になるからと言って、生活習慣はなかなか
変えられないのが現実です。

でも、なってからで間に合うものかどうかも
考えておくべき大きな潜在的問題であることを
頭の中に入れておくべきです。


・・・考えてみてください。

ぶっちゃけ、派遣従業員を受入ている企業にしてみたら、
入れ替えすると、かなりの人件費削減につながります。

特に残業代は、最低賃金に近しい実習生にお願いしたら、
派遣従業員の比ではありません。


また、のんべんだらりの従業員もいらっしゃることと思います。
どこの企業も同様に、従業員の活性化は目に見えにくい部分ではありますが、
能率を考えると様々な改善策は必須のポイントです。
なぜならば、人件費はかなり大きな販管費だからです。


従業員の雇用形式を問わず、ココにメスを入れたがらない経営者も
多くいらっしゃいますが、あくまで経営者として数字を見た場合、
手をつけずに、極論、座して死を待つ方が多いのが私の個人的な感想です。


これだけ世知辛い世の中ですが、国際化も進み、
ダイバーシティなる言葉が生まれるように、
雇用も多様化しているのが現在です。

時代の変化に取り残されることなく、
積極果敢に、まだゆとりがあるうちから取り組むことも
経営者として欠かせない資質の一つではないでしょうか。


癌も初期発見が治療可能の確率が高まることと同様に、
転移が広がり、手をつけられなくなる前に、
せめて健診ドックを受けてみるのも良策と考えます。

一度技能実習生の受入に取り組んでみませんか?














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現在の技能実習生制度の建前と本音、実習実施計画について [技能実習生受入時の本音の問題点]

たまには、ブログタイトル通りの記事を書かせていただきます。苦笑

アナタの会社はきちんとされていらっしゃいますか?

20140326011602c5d.png

失踪、労働法違反、様々な問題が発生する外国人技能実習生制度。
今回は、そもそも技能実習って・・・?に焦点を当ててみます。

外国人技能実習生制度とは、については割愛し、
受入対象職種も決まりました。

それでは技能実習実施計画書を作成しましょう。

まず、フォーマットは法務省のHPにあります。

技能実習1号実施計画書(別記様式)
http://www.moj.go.jp/content/000033328.pdf

技能実習2号実施計画書(別記様式)
http://www.moj.go.jp/content/000031010.pdf

1号は1年目。
2号は2,3年目の実施計画です。

ちなみに対象職種に沿って計画策定骨子が
決まっています。

以下は現在の技能実習制度の監督先である
JITCOのHPにあります。

http://www.jitco.or.jp/system/shokushu-hanni.html

通称、ダイジェスト版なるものです。
経営者や採用ご担当の方は自社の対象職種を
ぜひご確認ください。

そして、現実との相違に唖然となさってください。

マレにど真ん中の企業様もいらっしゃいますが、
ほとんどがダイジェスト版の実習内容に
そぐわないことばかりかと思われます。


これをいかにまとめるか、必須作業、関連作業、周辺作業を
どう整理し、現実との相違を埋めるか。
ここに大きなノウハウの一つがあります。



新聞沙汰になる受入企業やその監理団体なる組合は、
こういった点を、ほぼ無視して進めていたことでしょう。

本音=現場の現実はもちろん大事ですが、
法治国家である以上、コンプライアンスとして、
建前もルールである以上、尊重して進めなくては、
いつか新聞沙汰企業と同じ結末を迎えることでしょう。

アナタの会社は、きちんとされていらっしゃいますか?

脅しでしかありませんが、不法就労助長罪の適用になってしまいますよ。









タグ:ルール
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介護の外国人受入が失敗と言われたEPAは何がいけなかったのか。 [介護 技能実習生]

前回、そもそも財源の問題から現状賃金でも喜んで働きたい
といってくれる外国人の方々を、如何に教育すべきかと
問題提起させていただきました。

今回は、現行のEPAの視点から、何が失敗だったのか
について触れさせていただきます。

setsuritsu.jpg

まず、EPAはインドネシア、ベトナム、フィリピンとの
経済連携協定にて、母国の看護の資格をもった方々に
日本に来ていただき、3年、4年滞在中に国家資格である
看護師や介護士の資格取得ができたなら、その後も
日本で働ける。
でも落ちたら即帰国。
そして、日本での勉強代を一部国が補助するといった
システムというかスキームでした。

しかし、合格者が2%など、あまりに少なすぎる。
なぜならば日本語が難しいから。
そして、日本語を覚えないと日本人の要介護者のお世話ができないから。
そして、ある意味、命を預かるお仕事として、
日本語でも難しい専門用語が多数出てきて、
ココが外国人の方々には非常にハードルが高いということ。




であるならば、母国でその教育を施すことはできないでしょうか。




日本と比べ、まだまだ様々なコストが安く抑えられますので、
わざわざ日本で教育するよりも、母国にその教育機関を
設置すれば、コストが抑えられます。


私達は、ココに着眼して、現実的な越えねばならないハードルに
果敢にチャレンジしてまいります。


少し話がそれますが、

現状にて、変えようのない現実がいくつかあります。

①要介護者自身のコミュニケーション能力
 →日本語しかわからない。方言などはここでは省きます。

②人件費にかかる個々の賃金を大きくベースアップできない。
 →財源がない。

③介護職に就きたいという成り手の外国人の方々の現実
 →モチベーションはあるものの、日本レベルでの基礎的な教育を
  十分に受けられていない方が多い。
  根本的な文化、生活習慣など背景の違いの理解が大事。

④コンプライアンス
 →様々な建前のつじつまを合わせることも、法治国家においては
  重要です。特に外国人人材については、不法就労助長罪なる
  刑事罰まであります。

注:介護の人手不足に外国人をという議論の際に、必ずといっていいほど
  ③の視点がありません。
  個人的にこの③の視点は現状を正しく把握してからでないと、
  現実的に求められるゴールへは、絵に描いた餅にしかならないと
  考えています。


前述の母国での教育機関の実現に向けては、
これら4つの背景から、バランスを考えて準備を進めていかねばなりません。

これはまずもって要介護者ご自身の実情、受け入れる様々な介護施設、
我々仕掛ける側、国のルール作り、送り出し機関の諸事情、
どれも無視して自分勝手に進めても実現できません。



EPAの失敗に学び、より現実的なブラッシュアップされた
スキーム作りに励みたいと思います。

いや、励んでおります。









タグ:介護
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『介護現場に外国人技能実習生では対応できない理由』への意見 [介護 技能実習生]

ある介護士さんのブログを拝見し、なるほどと思いまして、
これに対しての意見を述べさせていただきます。

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介護現場の人材不足が外国人労働者の受け入れでは解消できない2つの理由
現役介護士が語る、介護業界のあれこれ
http://marukaigo.com/foreign-labor/

注:まったく否定したいワケではありませんことを、
  まずもってお断りさせていただきます。

まず、根本的な姿勢を述べさせてください。

介護現場での人手不足の解消は、
いったいどうすれば解決できるのか?

ここからスタートです。


そもそも介護士自体の給与評価があまりに低いため、
賃金UPをとの意見が大半です。
政府は女子労働力をとも言っています。
(女子労働力については以下では割愛させていただきます)


これらはまったくもって正しい。

では、ナゼ実現しないのか。

ここを考えてください。

ナゼでしょうか。

・・・

答えは一つ。

『財源』がないからです。


誰がその賃金を支払いますか?

施設にとってお客さまである要介護者とその家族ですか?

介護保険料ですか?

勤務されている社会福祉法人なども、収入がないと職員には支払できません。

今現在の財源でも破綻を言われている社会保障費ですが、
いったいどうやって?

さらには今後団塊の世代が益々要介護者となって、
現在の病床数では足りるワケがない。


そして、現在の低賃金でも外国からなら、働きたいと言ってくれる人たちがいる。

ならば、まずその人材を受け入れるスタンスから議論を始めませんか?

そして、日本神話は崩れきってはいませんし、
職すら見つからない外国人にしたら、例え日本でなくても、チャンスがあるなら
家族を養うために、職に就きたいんです。

そして、それは未だに日本も有力な選択肢の一つなんです。


そもそも、日本の都合だけで外国人を受け入れる、受け入れないなんて
おこがましい限りではありませんか?

外国人には外国人の背景や理由が、正に国ごと、人間一人ひとりごとに
様々あるんです。


少しそれましたが、
受け入れるスタンスから、もちろん誰でも彼でも受け入れるワケではない、
では、どう受け入れ態勢を作るべきなのか、
どう仕組みを作り、教育を施すのか、実地研修など行うのか、
そのメソッドの建設的な議論を深めるべきではありませんか?


他に現実的な手段があれば、ぜひご教授ください。

ご意見、お待ちしております。

タグ:介護
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介護施設は2015年か2016年にも人手不足倒産がありうるのでは?! [労働力確保と維持の重要性]

介護業界においては、かなりなニュースではないかと思われます。

介護施設が人手不足で要介護者を受け入れられない状況が続けば、
基本的人権そのものが担保できない国となってしまいます。

ただでさえ労働力が不足しているのに、今後市場に供給される量が
2割減るということです。

外国人にはコミュニケーションの問題を特に取り上げる施設が多い中、
日本人労働力は反比例して市場供給力がドンドン下がっています。
いったいどうやって施設は対応していくのでしょうか。

784eb1cb.jpg


介護士課程2割減:給与の低さや過酷労働で学生敬遠
毎日新聞 2015年05月26日 14時15分(最終更新 05月26日 15時53分)
http://mainichi.jp/select/news/20150526k0000e040204000c.html

以下記事引用

 介護福祉士を育てる大学・短大や専門学校などの全国の養成課程の数が、
ピークだった2008年度の507課程(434校)から、
13年度の412課程(378校)へと、わずか5年で約2割減っている
ことが、厚生労働省や日本介護福祉士養成施設協会(東京都千代田区)
への取材で分かった。
介護需要の高まりで現場の人手不足が続く一方で、学生は介護職を敬遠し、
養成機関が危機にひんしている格好だ。

 介護福祉士の養成機関は厚労相が指定する。00年に介護保険制度が
始まる以前から、多くの大学や専門学校が介護福祉士養成課程を設け、
08年度まで増加が続いた。しかし、給与水準の低さや過酷な労働実態が
知られて入学希望者が減少し、09年度から課程数は減り続けている。
入学定員でみても08年度の計2万5407人から13年度の
1万8861人へ約25%減少し、定員充足率は13年時点で69.4%。

 一方、介護人材の不足は深刻だ。介護関係の職種の有効求人倍率
(14年7月)は2.19倍で、全職種平均の0.95倍を大きく上回る。
厚労省によると介護福祉士の登録者は、14年9月末で約129万人いるが、
実際に介護職に就いているのは55%程度という。

 団塊の世代が75歳以上になる2025年には約248万人の
介護職が必要とされるが、現状のままでは約30万人の人手不足に
陥ると厚労省は推計する。

 介護福祉士になるには、3年以上の実務経験を経て国家試験に合格するか、
養成機関を卒業する方法がある。厚労省は資質の向上を目的に、
「社会福祉士及び介護福祉士法」の07年改正で12年度から国家試験を
義務付けることにしたが、人材不足を受け、2度にわたり改正法施行を延期。
今国会では、17年度から5年間かけ、段階的に受験義務付けを進める内容の
法案を提出している。

 厚労省福祉基盤課は「これまで学生に就学資金を貸し付けたり、
離職者の訓練機関として位置付けたりするなど、介護福祉士を目指す
学生確保に向けた政策を実施してきた。入学者の確保が困難となっていることは
重く受け止めている」としている。【野口由紀】

引用終わり

介護施設が人手不足で倒産となると、社会ではどうなるのでしょう。
独居老人などは孤独死を迎え、要介護者でも介護を受けられないご年配の方々は、
大変失礼ながら、排泄は垂れ流し、食事も満足にとれず、
正に知れずして亡くなる方々が増えて大きな社会問題となるでしょう。

もしくは、会社に働きに出る人たちも満足に出社できない現実が
おとずれ、職を失い、老いた親を見捨てることもできず、世の中の
基本的なシステムが根幹から崩れそうな気さえしてしまいます。

政権は転覆、でもまた民主党に任せるほどには野党の信頼は回復できないのでは。

いっそ沈没する日本を見捨てて海外へと移住を決め込みますか?
親を捨てて。

自分の親の老後を考えた場合、明日は我が身と容易に想像できることと思います。
認知症や体力の衰えからくる骨折など、明日そんな事件が我が身に起きても
なんら不思議ではありません。

その時に、受け入れてくれる介護施設がなかったとしたら、
アナタはいったいどうしますか?


「ない」労働力を引っ張り出すことも大事ですが、外国人に頼ることも
真剣に進めるべきではないでしょうか。



タグ:介護
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介護業界でフィリピン人技能実習生を勧める理由 [介護 技能実習生]

現在、介護業界で外国人人材の活用が賛否をよんでいます。

今回はどの国の外国人が一番適切なのかについて、
豊富とは言えない経験ではありますが、私なりにお勧めをさせていただきます。


CIMG9092s.jpg

ズバリ、フィリピン人です。

注:どの国にも優しい人、気遣いのできる人、意地悪な人、様々な人がいますが、
  ここでは総じての確率論的な視点からお伝えさせていただきます。

理由その1

なんといっても明るい。
女性などはお尻を触られたりしても、冗談で笑っていなしてくれます。
決してたとえの良い表現ではありませんが、介護業界では下のお世話に
性の介護も無視できない大きな問題の一つです。

排泄にしろセクハラにしろ、お年寄りにはある意味関係ありません。
それを明るく笑い飛ばしてくれるのが、およそほとんどのフィリピン人です。

これは男性にも同じことが言えます。
彼らはいつもニコニコ人懐っこく接してくれます。

この点は中国人や韓国人、ベトナム、インドネシア人と比較しても、
圧倒的にフィリピン人に軍配が上がります。


理由その2

出稼ぎ大国というお国柄、国内にて就業先が十分に足りていないため、
フィリピンでは海外雇用庁なる省庁まであるくらいに、出稼ぎを認め、
国民にしてもあまり抵抗がありません。
国として外貨獲得を含め、GNPの約3割を占める、大きな産業の一つとして、
保護、推進しています。


理由その3

親日国である。国境紛争として対中国包囲網として提携が可能。
ベトナムも同様ですが、中国や韓国などと比べ、反日感情などなく、
あくまで憧れの国として、敬意すら持ち合わせてくれています。
よって、受け入れた後に国家間の温度差が生まれる可能性が
先々大きくはないことは、安定という大きな魅力でもあります。


理由その4
これはある意味失礼ではありますが、他国と比べて
産業の発展=実質の国民一人頭の所得が増えにくい、
スピードがまだ遅いほうであると見込まれること。

中国を例にとりますと、3年5年前と比べて、明らかに
所得が大きく増えています。
技能実習生として受け入れをしたときには経済格差も大きく開いていたが、
本人の帰国時には、その差が大きく縮まり、
目論見ほどに稼げなかったとなりますと、
また失踪の原因の一つとなりうることが考えられます。

ベトナムは今がピークで、逆に中国化していきそうで
少々心配です。取り越し苦労であればなおよいのですが。

理由その5

英語が喋れる=コミュニケーションが大事な介護業界では
この点だけでもかなり大きなポイントとなります。


・・・など、言い出すときりがありませんが、上述だけを考えてみても、
他国の外国人よりは、フィリピン人をお勧めする理由を
ご理解いただけることと思われます。

最後に、フィリピン人というと、いわゆる当時のフィリピンパブや
じゃぱゆきさんなど、あまり良いイメージをお持ちでない方も
多くいらっしゃることと思います。
しかし、それは偏見です。
母国にて来日もしたことのない方々を一度直接目の当たりにしていただきたい。

生活に困っている方々の真剣な姿勢に直面すると、
その真摯な姿勢に感動すら覚えます。

御社に入社したいと面接に来た方に、採用を通知したとして、
涙を流して喜んでいただける方が、大変失礼ではありますが、
いらっしゃいますでしょうか。。。










タグ:介護
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建設の現場施工会社のレベルの低さにうんざり。。。 [経営者や企業のレベルの問題]

全員ではないことをまずお断りしておきたい。

しかしながら、あまりにレベルの低い経営者が多いのも現実。

childcare_img91.gif


技能実習制度の受入には様々なコンプライアンスがあります。

本来であればカリキュラムに即した『人財育成』を前提としている分、
経営者にしてみたら、労働者としての使い勝手が多少悪い面も出てきます。

それは理解してください。


一般的な労働時間の基準は、一日8時間、週40時間、
1カ月173.3時間、年間2080時間=260日労働です。

ただし、建設業の場合、朝から夕方まで大体8時~17時。
10時~10時半、15時~15時半の休憩を基準に、8時間拘束の7時間業務。
加えて土曜日も出勤が多く、すると、週40時間を2時間オーバーしてしまう。
であるから、その2時間分は残業代として25%増しでお支払いをお願いしたい・・・

他の従業員と違うかどうかはわかりませんし、
こちらは通常そうなるため、ご注意くださいとお伝えしているだけで、
対応しなくちゃいけない点を忘れないでくださいねとお伝えしているだけです。

あと、当たり前ですが、社会保険、雇用保険などはご自身のことですので、ご加入ください。
加入すると言ってズルズル加入しないのはヤメテください。
掛かるものは掛かってしまうんです。
でなくては今後仕事も受けられなくなるし、
そこで潰れるなら潰れるべくして潰れてしまうんです。

決算の資料をご提出願いたいのに、いつまでたっても出てこない。

元請けにどれだけいやがらせを受けてきたのかはわかりません。
自分がどれだけ忙しくて楽したいのかはわかりません。

色んな意味で経営者という立ち位置で仕事のお話ができる方は、
あまり多く見受けられないのが建設業です。

実習日誌って受け入れてから毎日のように記述しなくちゃいけませんが、
取り組んでおられますか?取り組めますか?

技能検定の受験対策と準備は多少なりともご対応ください。



本当に日本人で従業員が集まるなら、技能実習生は必要ありません。

でも受入をするならば、対処すべき事項が多々けっこう面倒くさいモノなんです。

キチンとご理解いただき、制度自体を最大限有効活用して頂きたく思います。


タグ:建設
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技能実習生の保証金はなぜなくならないのか。。。 [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

昨日、失踪理由についてコメントした後に、
技能実習生の保証金についての記事を見つけました。

実際に何故なくならないのでしょうか。

http://www.asahi.com/articles/ASH5Q5325H5QULFA01H.html


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答えは簡単。外国だから。

いくら日本で規制をしても、外交問題に発展する可能性を考えると、
日本の入管職員は責任問題を回避すべく、○○送り出し機関からは
受入停止なんて、決定告知なんてできない。
さらには、送り出し機関にしたら、日本でいう有料職業紹介事業と同様に、
その国で保証金や手数料を堂々と獲得できる権利を認められています。

何故に日本からお金を稼いではいけないなんて言われなくっちゃならないのか。
内政干渉以外の何物でもありません。

つまり、視点を変えれば、非現実的な規制をしようとしているだけなんです。


厳しい言い方になりますが、技能実習生の一人一人に本当に落ち度はないのでしょうか。

単に考えが甘かっただけのこととも言えます。

なけなしの借金をして、契約にハンコを押す(サインする)のは、自己責任ではないのですか?

もちろん騙されたとしたなら問題ですが、そもそも外国では騙された方が悪いことが
現実的な常識です。

残念ながら悪質な送り出し機関はなくなりませんが、逆を言えばまともな送り出し機関も
少なくはありません。

色々な意味で本当の改善は難しいことですが、唯一できることは、
日本のまともな受入機関が直接送り出し機関を経営したり、監理することです。

こちらも非常に大変な労力と時間と経費が必要とされますが、
未だに一か国ずつ増やす分、築き上げなくては、根本的な解決には至らないことと思います。

そこまでしても、雇用しているスタッフに悪さをされたら、
止めることはできませんから、本当に難しい問題です。

他に良い解決策がありましたなら、ぜひ教えてください。





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外国人(中国人)技能実習生の失踪が止まらない本当の理由 [技能実習生自身の問題]

失踪。
これがどれだけリスクが高いことか、彼ら一人一人は知らない。

そして、失踪せざるを得ない理由を列記してみます。

images.jpg


・円安
 3年以上前に面接に合格し、日本への出稼ぎに期待を膨らませ、
 親や配偶者、子供に大金を稼いで帰国するからと、大見得切って
 来日したのちに、80円から120円になり、予定より3割以上も
 稼いだお金が目減りしてしまった。
 これでは帰れない・・・せめてもう少し稼いでから帰国しよう、
 日本滞在中に派遣社員を見ていたら時給がとんでもなく高いぞ、
 うまくすればもっと稼げるかもしれない。。。
 なんて話も想像に難くないことです。


・経済格差の減少
 中国で例えると、元の価値はかなりな勢いで高まっているため、
 日本と比べて中国人の所得も増えてきている。
 =日本で稼いでも、今の中国では当時ほどの稼ぎに見えない。
 →円安同様、もっと稼いで帰らなくては。


・母国での保証金、手数料などの借金
 日本は実は素晴らしい国、技能実習生で行けばウン百万簡単に稼げるよ、
 でもそこに推薦するには???元必要なんだ。キミが合格するように
 日本人担当者にも賄賂を渡さなくっちゃならないからね。
 でもそんなお金は日本に行って働けばすぐ返してもっと稼げるよ。
 今回キミにしかチャンスは上げない、どう?
 ・・・実は日本語教育を受けなくっちゃ合格できない、
 教育費がいくらかかるよ、合宿で寝泊まりするからいくら必要だよ、
 ○○でいくら必要だよ・・・
 結局膨大な借金をしてまで日本に来て、実際には言われたほど稼げない現実を知る。
 ここでタチが悪いのは、日本の企業に騙されたとなること。
 そして、中国国内での送り出し機関と彼らとの契約などには、日本の受入機関は
 関与できないこと。
 けっきょくこのままいても借金が返せないと美味しそうな話に飛びつく結果に。 


・周囲の優しそうで優しくない同郷の中国人
 近所のスーパーなどでちょくちょく顔を合わせる同じ中国人。
 知り合いから仲良くなって、給料いくら?どこで働いてるの?
 技能実習生で日本にいるんだ、実はもっといい給料で雇ってくれるところあるよ、
 ・・・実際には大した稼ぎにならず騙される。


・偽造在留カード業者
 あなたの在留カードを就労制限なしのカードに作り替えてあげる。
 そしたらもっと給料が良いところで働ける。


・・・他にもニュースであるようにひどい扱いや給料を六に支払わないダメ企業など
色々背景や理由がありますが、なんだかキーボードを打っていて悲しくなってきました。
出稼ぎの田舎の世間知らずな同胞や外国人を騙して、自分の懐さえ肥えればそれでいいとする
人たちっていったい・・・涙


でもかなり現実です。
そして、それを良しとしている日本人がいるのも事実。



失踪したら、受入企業は失踪届を警察に届け出て終了。
組合は入管に報告して終了。

そして警察はいちいち一人一人を真剣に探すことなんてしません。


失踪は片道切符です。

一度失踪したら、はい、この契約書にサインして・・・
その時には頼れる人はこの人しかいない状況なのでサインすると、
多額の借金を背負わされ、誰もしたがらない仕事を強要され、
ひどいと女性は売春、男性は麻薬のディーラーや麻薬漬け、
内臓を外国に売り飛ばされ、発見されないように死体を処分される。

だって、いなくなっても誰も探さないし困らないから。


そんな最悪の現実(リスクの可能性)を一人でも多くの技能実習生に伝え続けて早10年。

今まで担当してきて、失踪者は当初ゼロではないものの、
手痛い失敗の後は一人も出していません。

送り出し機関の監理チェックもかなり大事です。
ここをキチンと責任を持たない組合もまた未だに多い。

外国人技能実習生のケアはもちろん、受入企業にも迷惑を掛けないように
入口から出口までフォローすることは、日本人の仕事として、
当たり前の常識です。

一人でも不幸な失踪を失くし、ダメ組合を潰す法改正は
ぜひともお願いしたいことこの上ない。










タグ:失踪
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介護大手が大幅減益、原因は介護業界の労働環境の悪化・・・ [介護 技能実習生]

介護大手のニチイ学館の前期決算ネタからみる、
人件費を上げられない問題。

1675_02.png

*ここでは数字などには触れません。

発表によると、

介護部門が人手不足だったことから、
利用者の減少により収益が悪化した。

教育部門が介護職員初任者研修の受講生の減少が続いたことから、
赤字拡大になった。


どういうことでしょう。

人手不足で利用者減少って、牛丼チェーンと同じ理屈ですか?

初任者研修の受講生の減少が続くって、そもそも分母がいないのですから、
減少が続くことはわかりきっていたことでしょう。


「働く場所がなければ、介護業界の厳しい待遇でも働くけど、
 もっと良い待遇の職場があるなら、そっちで働くよ」

その通りですね。

最初は敬老の精神を持って、夢を膨らませ人のためにと
介護に取り組んできた若者も、
肉体労働の現実と、キツイ汚い臭い(失礼)、怒り悲しみ苦しみ、
24時間対応による三交代制など、
嫁や子供を食わせていくに、割に合わず転職していく。

再三お伝えしているように、少子高齢化のため、そもそもお年寄りの数のほうが、
支える年代の人数よりも、圧倒的に多いため、労働力が追いつくはずがない。

分母がなくて、さらに離職が高い。

みんな自分が大事だし、家族の生活があるので、
結局せめて給料くらい他業界と比べても増えないとやっていられない現実。



しかしながら、

介護施設を経営するニチイ学館などは、民間の会社です。
社会福祉法人などは税金優遇措置がありますが、基本民間の会社です。

借入を起こして施設を建設し、決められた病床数にて決められた売上を
計上し、上がってくる利益は決して厚くはない。

何億何十億借金してまで薄い利益のために人生かける経営者はいません。

ここで人件費を上げて、薄い利益をさらに薄く、いやいや赤字まで。。。

ありえません。


人件費を上げて、会社が潰れたら、職員はもちろん、入居者が一番困ります。

そしたら、低賃金で大変なお仕事でも、喜んでやってくれる外国人に
お願いしてみるしかないのではと思わさせられます。


現実的な解決策は、正に外国人労働者を受け入れることであり、
その受け入れる外国人を、如何に事前教育できるのかどうか。

様々頑張ってみています。








タグ:介護
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