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中小企業の賃上げ、2015、2016…経営者が出す答えとは。 [経営者の悩み]

2015年の今、中小企業の社長にとって、給料を上げていいものかどうか。
2016年以降、どう推移していくかわからない。
賃上げとは、経営者にとって永遠の悩みです・・・って思いますか?

答えは簡単です。

払い続けられる額面を稼ぎ続けられるかどうか。

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会社としたら、いわゆる最低賃金が上がった場合、
最低賃金で雇用していたパートさんたちは、
強制的に賃上げをしなくてはなりません。

例え10円上がったとしても、1日8時間、最低休日105日=年間労働日数260日、
年間2080時間、月に173.33時間。=月に1,733円上がる。

そんな従業員を10人抱えていると、17,333円上がる。
細かいこと言うならば、社会保険や雇用保険、所得税も上がる。

約2万円の人件費上昇分を、毎月今以上に利益を増やせすためにはどうすれば?
100人いたら20万円。

これが毎年毎年上がっていく。

果たして上がり続ける人件費を吸収できる手だてはどこにあるのか。
ここを解決できない企業は潰れるのを待つばかり。
*ちなみにこの答えは、他の経費を削るのか、仕入れを削るのか、
 売り上げを上げるのか。
 これ以外に手段はありません。



閉店した「すき家」然り。
マクドナルドの時給1500円事件も同様ですが、
社員は基本的には会社のことなんかこれっぽっちも考えてはいません。

潰れる会社は潰れて当たり前。
そして、そういう人材は潰れない会社には入れない。
どうして入れないかもわからずじまい。


どうしてそんな社員に賃上げをしなくてはならないのか。
なんだか現実を否定するだけの、
共産主義がはびこっている世の中の気がしてなりません。

しかし、上昇したコスト以上に稼いでくれる人材だったらいかがでしょうか。
会社がすべてとる必要も、その人材にすべて与える必要もありませんが、
増えた利益は分かち合えます。

個人的には、この原則以外、経営者の答えは出せないことと思えてなりません。







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