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人手不足解消にロボットは有効なのか。業界や職業にもよるが果たして…。 [人口減少社会]

少子高齢化が進む人口減少社会において、労働力不足の解消にあたり、
女子労働力を社会に拡げたり、外国人の受入枠を規制緩和したりと、
国を挙げて動いていますが、その内の一つに『ロボット』で
人手不足の解消を図る動きも大きく取り上げられています。

有効な選択肢となるのでしょうか。


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↑↑↑一昔前の大量生産大量消費の時代でのロボットのイメージでしたが、

今では・・・

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↑↑↑ブドウ農園で働く四輪駆動ロボット。
1日に600本のブドウの木の剪定作業を行えるようです。

また・・・


DSC07680.jpg

↑↑↑自立支援型起立歩行アシストロボット

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↑↑↑介護施設で利用者と踊る人型コミュニケーションロボット

挙げればきりがないほどに、今まで人の手がしてきた仕事を
ロボットが助けてくれるようになってきていることも事実です。


しかし当たり前ながら、特に介護業界ではまだまだとの声も多くあります。


そもそも人が人のお世話をするサービスを介護というのであって、
機械ができるサービスではないと。

そして、現実的にも確かに現場の現実を知らない開発者が
独りよがりな開発を進め、とても商品化にはならないとのこと。


介護施設における職員の仕事は多岐に渡り、分業化できない上に、
介護対象者によってやり方が変わるなど変則的。
工場の生産ライン現場のように業務全般をロボットに置き換えて
自動化することは極めて難しい現状があります。

例えばコレ・・・↓↓↓

HAL.jpg

↑↑↑自立支援・介護支援用のロボットスーツ


確かに人を抱えるときなどに効力を発揮するが・・・

いったんそれが終わればすぐ装着ロボットを取り外して
別の仕事に取り掛からなくてはいけない。
取り外しに時間もかかる。
だからといって、人を持ち抱えるような仕事だけを
ひたすらしていればいいということなどない。
一機種のロボットにできることは限られており、
部分的には役に立つが一日全体の仕事を通して考えると
使い勝手の悪い製品になる。

そして、介護は必ずしも業務の効率化が歓迎される職場ではなく、
介護対象者へのホスピタリィも重要だからです。



つまりは業種業界、職業により一概には言えませんが、
ロボットだけでは賄えない現場がまだまだあるということ。
そしてそれは、人間という労働力に頼らざるを得ないところ。

補助としてのロボットによる人手不足解消にはなっていますが、
果たして日本で機械化を突き進むスピードが速いのか、
はたまた人手に頼らざるを得ない業務に人手が足らず、
閉店ガラガラとなってしまうのか。

人の知恵が勝つことを祈ってやみませんが、
外国人や女子労働力との合わせ技で
なんとか踏みとどまってもらいたいものです。


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