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外国人研修生、技能実習生の誰もが悩む問題とは [未だにルールを無視する企業と業者]

研修生のほうがピンとくる方も未だに多い、外国人技能実習生ですが、
ニュースやネットで問題提起されている点などについて、
いくつかコメントいたします。
ココでは技能実習生=研修生と懐かしの言い方にしてみます。苦笑


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『うちの会社にも中国人研修生がいますが、仕事しない、
 商品をわざと破損させるなどなど、問題行動しか見当たりません。』



これは送り出し機関と組合と受入企業に原因があります。

送出し機関には、ブローカービジネスと割り切り、
まかしとけ、良い人材がそろってるし、選び放題だよ、
どんな仕事も喜んでするよ・・・などといい加減な対応しかしない、
最低最悪な業者がごまんとあります。
もちろん送り出した後には、管理なんぞするわけがありません。



組合も組合です。
前述の送り出しの選定から簡単に騙される組合も少なくありません。
また、そんな送り出しの教育もせず、送り出しのせいにばかりする
無責任な理事長も。
そして、組合として研修生の指導はもちろん、受入企業への助言や
時と場合により厳しい指摘もせざるを得ない時があります。



受入企業も同様です。
たまに人材派遣業者とはき違えている経営者もいて、
組合任せで文句しか言わず、正社員雇用であるのに
まったく教育も指導もしない。
これでは研修生も好き勝手になります。



率直に物言いしますが、ダメな送り出しと組む、ダメな組合と、
これまたダメな受入企業からは、このような問題はなくなりません。


面倒や手間暇を惜しまず、きちんとした道筋を通って受入し、
指導、教育などの管理をすれば、真逆の人財として格好の戦力
となりうるはずなのに、三者三様に情けない限りです。




『時給300円で働かせている・・・』
『労働力を搾取されている・・・』
『劣悪な労働環境、生活環境におかされている・・・』


論外です。
コメントする気にもなりません。




『・・・失踪してしまった』



これは組合(一部受入企業もしくは送り出し機関)の問題です。
ちゃんと監理していれば、失踪はありえません。



いや、人間なので、様々な背景や原因はありますから一概には言い切れませんが、
基本的には、『失踪の怖さ、恐ろしさ』を十二分に教育できているかどうか
しかありません。



また、まれに受入企業の職場内で考えられない差別や虐待などがあった時も
失踪はおこります。



加えて送り出し機関にて選考段階に様々なフィルターをかけますが、
特に親族が日本にいたり、悪い知り合いがいると、失踪の手引きが始まります。
こういった人材はなるべく送出しの時点で省くのが常識です。
ココをすり抜けると、日本国内ではなかなか未然に防ぐことは
難しいのが現実です。



ちなみに失踪が一番少ないのは、フィリピンの研修生です。
JITCOの数字をみれば一目瞭然ですが、
他国はおしなべて失踪する可能性がありますが、
フィリピンだけ飛びぬけて失踪がありません。




『万引きをした・・・』


これも前述同様に組合と送り出し機関の問題です。







どこまでいっても組合の選定が非常に大事となります。



未だ受入実績のない企業はもちろん、現在受入中の企業の方々も、
なるべく未然に様々な問題を発生させないための方策を、
組合に相談してみてはいかがでしょうか。


その回答の内容や返答スピードいかんによっては、
組合の乗り換えも長い目で見て考えないといけないと思います。




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