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外国人技能実習生の失踪をゼロにする方法とは [経営者や企業のレベルの問題]

改めて外国人技能実習生の失踪について、ゼロにできるのかどうか。

この点について経験則よりポイントをお話しさせていただきます。


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外国人技能実習生 失踪の実態
NHK NewsWeb 7月29日 19時50分
http://www3.nhk.or.jp/news/web_tokushu/2015_0729.html


記事にありますように、当ブログでも何度かお話してきましたが、
実態は正にこのようなものです。


では、現行法下において、どうすれば失踪を防げるのでしょうか。


失踪した外国人技能実習生は『賃金が安い』『待遇が悪い』と
口をそろえて言います。

では

『賃金を日本人と同等にすれば失踪はなくなるのでしょうか』


『待遇、仕事内容を楽な業務にしてほしいとしてできるものでしょうか』


双方ともに不可能です。ありえません。




さらに


『違法の求人サイトなどを撲滅すれば良いのでしょうか』


これも不可能です。
取り締まっても、潰しても、後から後からわいてきます。





結局の答えは、『当たり前のことを当たり前に』してください。

できなければ『受入をしないで(許可しないで)』ください。


当たり前のこととは、


①不当な手数料などを搾取する送り出し機関と提携している組合からは
 受入をしない。


②入国前と後の集合研修にて日本語教育だけでなく、失踪対策まできちんと
 教育を行わせる。


③配属の際に、改めて失踪の怖さを徹底して教えてあげる。


④不当な低賃金、きつすぎる、汚すぎる、過酷すぎる業務内容であったり、
 職場環境であった場合、休憩や声掛けなど、きちんとフォローする。
 特に外国人や実習生だけに、キツイ業務をさせない。
 日本人も同様に交代含め従事する。


⑤日本人同様に接し、人間関係など良好な職場環境を維持する。



これらの『当たり前なこと』をきちんとできていれば、
失踪はなくなります。


実際には人間ですので、四六時中見張っていることもできませんし、
失踪はゼロにはなりえませんが、ほぼほぼなくなります。


失踪がなくならないのは、逆を言えば上記一つ一つが
十二分にできていないからにほかなりません。


外国人技能実習生の失踪にお悩みの受入企業並びにご担当者様は
ぜひ今一度お考えいただければと思います。


付け加えまして、どこまでいっても、当事者意識をご理解願います。











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