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外国人技能実習生の実習実施機関に対する平成26年の監督指導、送検の状況を公表します。 [経営者や企業のレベルの問題]

『外国人技能実習生の実習実施機関に対する
 平成26年の監督指導、送検の状況を公表します。』
として、厚生労働省より、報道機関への告知がありました。


監督官がやってくる.jpg


厚生労働省のHPより
ホーム > 報道・広報 > 報道発表資料 > 2015年9月
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000098716.html


外国人技能実習生の実習実施機関に対する監督指導、送検の状況(平成26年)
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r98520000035v78-att/2r98520000035v8p_1_6.pdf


内容は以下のとおりです。

特に、指導の結果、受入企業に改善命令がいかになされたかを
ご確認いただけると良いかと思われます。



実習実施機関に対して3,918件の監督指導を実施。
その76.0%に当たる2,977件で労働基準関係法令違反が認められた。


主な違反内容

 ①違法な時間外労働など労働時間関係(25.8%)

 ②安全措置が講じられていない機械を使用させていたなど安全基準関係(23.5%)

 ③賃金不払残業など割増賃金の支払関係(17.8%)


●事例01

厚生労働省ホームページの「労働基準関係情報メール窓口」に
技能実習生から寄せられた
「月給5万円、残業手当の時間単価350円で長時間働かされている」
との情報を端緒に、監督指導を実施

指導の結果

技能実習生6名に対して、不払いとなっている賃金(基本給)と割増賃金、
総額約600万円が支払われた。



●事例02

監督署に技能実習生から寄せられた
「1日13時間働かされる日が多い」
との情報を端緒に、監督指導を実施

指導の結果

新たに労働者を6名採用するとともに、
一部業務について外部に委託した結果、
時間外労働が削減され、違法な時間外労働が解消された。




●事例03

JITCO(国際研修協力機構)に技能実習生から寄せられた
割増賃金不払の情報を端緒に、監督指導を実施

指導の結果

技能実習生7名に対して、不払いとなっている割増賃金、
総額約680万円が支払われた。



今はインターネットの時代です。

各国から来日する実習生は、なけなしのお金で
母国のスマホやアイフォンなどを持ち込みます。

そして、Wi-Fi環境下において、様々な情報に触れます。

それは当たり前のように労働基準監督署、JITCOや
某〇〇労連などの機関にリークがなされ、裏取りを水面下で
実施した後に、受入企業に監査に入ります。


お天道様は見ています。
良くも悪くも、やんちゃができたのは昔の話です。


組合などの監理団体ももちろん、きちんと手間暇かけて、
当たり前のことを、当たり前のように対処していかなくては、
所詮事業の継続自体困難なことです。


従業員の犠牲に頼りきり、高くつく結果しか見いだせない会社には、
今後の展望は開けないことでしょう。


切羽詰る前に、どれだけあがき身悶えするほどに先手を打てるか。


ココに尽きると思われます。


経営者の資質が、正に求められる時代です。




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