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Wi-FiやSNSが広まったから起きる実習生の新たな問題とは。 [実習生の変化]

ある企業でこんな問題が発生しました。

フィリピンの技能実習生が、勝手に職場の画像を
Facebookに上げている・・・。


10年前にはありえなかった問題です。


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今の時代、様々な借金をして日本へやってくる実習生ですが、
なけなしの借金で、母国言語のスマホやアイフォンやタブレットを
もってきます。
もちろん、日本の最新版ではなく、型遅れの機種ばかりですが、
宝物のようにもってきます。


そして、母国を出発する時から、日本に降り立った時から、
パシャパシャと、ある意味能天気に、記念にと画像を取り始める子達が
います。

そして入国後、約一か月の集合講習を受けるために、合宿?に入りますが、
今では、そういった講習センターにも、Wi-Fi環境が整っている場合があります。

その場合、初日からFacebookなどのSNSに毎日のようにアップしていきます。

好意的に見れば、日本に無事到着したよ~、元気にやってるよ~、
今日はこんなことしたよ~、などと母国の家族に伝えるためでもあります。

好意的に見なければ、ある意味子供同然の子達なので、悪気もなく
日本に来れただけでも嬉しくて、浮かれているだけです。


まだ講習センターなら良いのかもしれませんが、
これが、配属後の各職場やアパートなどの寮でも、同様に
バカスカSNSにアップしていきます。



ご覧の方々は覚えておいででしょうか。

以前、居酒屋かレストランか、どこのお店でもかまいませんが、
ふざけた画像を従業員がツイッターなどでつぶやいて、
拡散した後、社会問題となったことを。



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こんなお店に誰が食事に、買い物に行くのかってことです。


そして、これと同様の問題が発生しうるワケです。

受入企業に。


製造工場では、取引先に対しても、製造工程や原材料など、
その現場では守秘義務を守って、製造、納品している企業も少なくありません。

また、建設関連の業界でも、もちろん現場は入場すら制限されているほどに、
現場の画像など撮影は当然のごとく禁止されています。


これを、知らなかったで済まないのが、実習生にも同様に課せられる、
禁止事項です。


今後、サービス業も受入緩和が議論されているようですし、
介護業界では既定路線で法改正が進んでいます。

介護などでは、特に、

『こんなおじいちゃんやおばあちゃんのお世話をしている
 お仕事で頑張っているよ~!』

なんて勝手に施設内でパシャパシャ写真撮ってサイトにあげられたなら、
家族の人から、介護施設になんて言われるか。

個人情報もうるさいご時世ですから、どうやったって問題になります。


よって、職場に携帯やタブレットなどは、決して持ち込ませてはいけません。

実習生に説明しても、理解が深まらない子達がほとんどですので、
根本的に禁止する以外、防ぎようがないと思います。


極論を言えば、職場以外でも、その受入企業名やロゴなどのある、帽子や制服、
ユニフォームなども、通勤途中や寮などのアパート内、はたまた買い物先などでも
気にかけるべきことなのかもしれません。


かといって、SNS禁止とも言えませんので、ある程度の許容と教育(躾)は
必須ですが、こんな時代だからこそ、気をつけるべきポイントであることと
思われます。


ご覧の受入企業の方や、受入検討先、はたまた組合の職員の方などは、
こういった点にも、留意いただくことをおススメいたします。












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