実習生受入のハードル。その3、送り出し機関編 [技能実習生の法改正]
外国人技能実習生の受入時に、対象となる職種、書類、人間関係について、
触れてきましたが、
どんな業種業界にも、根本的に必要なハードルが、他にいくつもあります。
ここでは送り出し機関について徒然に列記してみます。。。。
*特に受入企業の方にしてみたら、面接のために、年に一度行く時以外、
実際の接点はほとんどないのが現実かと思われます。
★送り出し機関はそれぞれ。。。
送り出し機関とひとくくりに言いますが、国によっても違いますし、
同じ国でも、運営の仕方にかなり違いがあります。
私は、当時中国が多かったため、中国を例にお話ししてみます。
まず、ブローカー並びに送り出し機関が多すぎる。。。
現地にて、研修生の面接に、中国に来ていますと言おうものならば、
『ウチの送り出し機関を使ってください!』なんて中国人が、
ワンサカ寄ってきます。
一度、あまりにもうるさく言う先に、住所を調べて黙って行ってみたところ、
該当する住所には、何もありませんでした。笑
いつでも元気よく日本語講習をやっています!・・・と言っていたにもかかわらず。
おそらくは、客をつかまえてきたら、一人当たりいくらかくれると言われ、
踊っているブローカーと言われる輩です。
こんなのはザラです。
さらに極めつけは、一人紹介したら、組合(もしくは自分)にいくらかお金をくれるとのこと。
まったく意味が分かりません。笑
*ちなみにこれは、ベトナムも同様です。
これは、特に組合の方に申し上げるお話ですが、
絶対に上っ面だけで、送り出し機関との提携を考えてはいけません。
そして、そんな上っ面だけの組合から、実習生の受入をしてはいけません。
なぜならば、、、そんな送り出し機関は、実習生候補生から、
大金を巻き上げているからです。
だって、それ以外にお金の出どころがないんですから。
日本に来ても、3年間で貯まるお金は、200万前後程度でしょう。
*手取り8万円より生活費2万円と考えても6万円×36カ月=216万円です。
残業を頑張っていれば、もう少し残りますね。
そんな実習生候補者に、悪質な送り出し機関(ブローカー)では、
『日本に行けば、500万稼げる・・・』
『〇〇さんに賄賂を渡せば、アナタも日本に行ける・・・』
などなど嘘八百並べて手数料ばかり取るからです。
そして、騙された実習生たちは、日本の会社のせいにします。
日本の会社が騙した。
もっと稼げると聞いてきたのに。
これじゃ話にならないし、3年経っても自分のメンツがあるから、
帰れない・・・と。
結果、3年どころか、配属してすぐにでも、失踪となります。
受入企業にしたら、初期受入費用は3年働いてもらって、
人件費がペイできることを目算して、実習生を受け入れているのに、
日本語教育と、実習生の入国手続きを費用含め手配してあげて、
失踪では、まったく意味がありません。
そして、今では、日本にいても、各国の送り出し機関から、
組合などに対して、毎日のように営業のメールや電話が届きます。
日本に出先機関の事務所まで構えて、受入機関に営業に回っているため、
直接アポを取って訪問してきます。
かといって、ちゃんと人道的に取り組んでいる送り出し機関も
確かにあります。
日本語教育がしっかりしているところ。
送出した後にも、必ず受入企業へも訪問して、実習生のメンタルヘルスなどの
フォローに回るところ。
*せめて、スカイプやLINEなどのSNSを使って、コミュニケーションを図るところ。
帰国後も、必ず再就職先を斡旋するところ。
そう、受入前の確認も必要ですが、送り出した後、
いわゆる喉元過ぎたら仕事をしないといった送り出し機関も少なくありませんので、
注意が必要です。
*組合がすべき業務の一環でもあるため、
組合職員が対応していれば、それはそれで問題は起きないと思いますが。
何が正解なのか、どこからどこまでチェックすれば良いのか。
どこにも正解はありません。
しかしながら、面倒なこと、すべきことを、必死に取り組む組合、
並びにその担当職員を信じるに値するかどうか。
ここが運命の分かれ道となることでしょう。
受入企業として、支払う費用には、必ず送り出し機関への支払いも含まれています。
受入企業が直接送り出し機関に話ができる立ち位置が実際にはありませんので、
せめて組合に、その送り出し機関は大丈夫なのか、実績や信用はあるのか、
など色々聞いてみると良いと思います。
触れてきましたが、
どんな業種業界にも、根本的に必要なハードルが、他にいくつもあります。
ここでは送り出し機関について徒然に列記してみます。。。。
*特に受入企業の方にしてみたら、面接のために、年に一度行く時以外、
実際の接点はほとんどないのが現実かと思われます。
★送り出し機関はそれぞれ。。。
送り出し機関とひとくくりに言いますが、国によっても違いますし、
同じ国でも、運営の仕方にかなり違いがあります。
私は、当時中国が多かったため、中国を例にお話ししてみます。
まず、ブローカー並びに送り出し機関が多すぎる。。。
現地にて、研修生の面接に、中国に来ていますと言おうものならば、
『ウチの送り出し機関を使ってください!』なんて中国人が、
ワンサカ寄ってきます。
一度、あまりにもうるさく言う先に、住所を調べて黙って行ってみたところ、
該当する住所には、何もありませんでした。笑
いつでも元気よく日本語講習をやっています!・・・と言っていたにもかかわらず。
おそらくは、客をつかまえてきたら、一人当たりいくらかくれると言われ、
踊っているブローカーと言われる輩です。
こんなのはザラです。
さらに極めつけは、一人紹介したら、組合(もしくは自分)にいくらかお金をくれるとのこと。
まったく意味が分かりません。笑
*ちなみにこれは、ベトナムも同様です。
これは、特に組合の方に申し上げるお話ですが、
絶対に上っ面だけで、送り出し機関との提携を考えてはいけません。
そして、そんな上っ面だけの組合から、実習生の受入をしてはいけません。
なぜならば、、、そんな送り出し機関は、実習生候補生から、
大金を巻き上げているからです。
だって、それ以外にお金の出どころがないんですから。
日本に来ても、3年間で貯まるお金は、200万前後程度でしょう。
*手取り8万円より生活費2万円と考えても6万円×36カ月=216万円です。
残業を頑張っていれば、もう少し残りますね。
そんな実習生候補者に、悪質な送り出し機関(ブローカー)では、
『日本に行けば、500万稼げる・・・』
『〇〇さんに賄賂を渡せば、アナタも日本に行ける・・・』
などなど嘘八百並べて手数料ばかり取るからです。
そして、騙された実習生たちは、日本の会社のせいにします。
日本の会社が騙した。
もっと稼げると聞いてきたのに。
これじゃ話にならないし、3年経っても自分のメンツがあるから、
帰れない・・・と。
結果、3年どころか、配属してすぐにでも、失踪となります。
受入企業にしたら、初期受入費用は3年働いてもらって、
人件費がペイできることを目算して、実習生を受け入れているのに、
日本語教育と、実習生の入国手続きを費用含め手配してあげて、
失踪では、まったく意味がありません。
そして、今では、日本にいても、各国の送り出し機関から、
組合などに対して、毎日のように営業のメールや電話が届きます。
日本に出先機関の事務所まで構えて、受入機関に営業に回っているため、
直接アポを取って訪問してきます。
かといって、ちゃんと人道的に取り組んでいる送り出し機関も
確かにあります。
日本語教育がしっかりしているところ。
送出した後にも、必ず受入企業へも訪問して、実習生のメンタルヘルスなどの
フォローに回るところ。
*せめて、スカイプやLINEなどのSNSを使って、コミュニケーションを図るところ。
帰国後も、必ず再就職先を斡旋するところ。
そう、受入前の確認も必要ですが、送り出した後、
いわゆる喉元過ぎたら仕事をしないといった送り出し機関も少なくありませんので、
注意が必要です。
*組合がすべき業務の一環でもあるため、
組合職員が対応していれば、それはそれで問題は起きないと思いますが。
何が正解なのか、どこからどこまでチェックすれば良いのか。
どこにも正解はありません。
しかしながら、面倒なこと、すべきことを、必死に取り組む組合、
並びにその担当職員を信じるに値するかどうか。
ここが運命の分かれ道となることでしょう。
受入企業として、支払う費用には、必ず送り出し機関への支払いも含まれています。
受入企業が直接送り出し機関に話ができる立ち位置が実際にはありませんので、
せめて組合に、その送り出し機関は大丈夫なのか、実績や信用はあるのか、
など色々聞いてみると良いと思います。