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監理団体の果たすべき責任の一つに、実習生に必要となってしまう借金などを教えるべき。 [技能実習生自身の問題]

いつも実習生の面接時に聞きたくなることですが、

『アナタは日本へ出稼ぎに行くために、借金はいくらしていますか?』
『この後、いくら自己負担の費用が必要となるか、わかっていますか?』
『いくら稼げると思っていますか?どのように聞いていますか?』

『借金をしたら、利息はいくらですか?』



・・・まったく答えられない実習生候補者も少なくありません。


ただただ、日本に出稼ぎに行ければ、お金が稼げる。。。


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いくら稼げるとか、そのために何をどうしなくてはならない、などの考えは、
まったくないといってもいい。

そして、近視眼だけでなく、計画性が見えてこない。
その日暮らしをしている。
考えも及ばない。
言われてみれば、そうかぁ、聞いておかないと。。。
あげく、忘れて聞かない。

日本人では信じられないほどに、
我が身に降りかかるリスクやコストを一切考えていません。




送り出し機関は、いったい何をやっているのか。

事前に、合格したらいくらの費用が必要で、
日本語学習には、どの程度時間も日数も必要で、
ビザ申請手続きにいくら、何日必要で、だからそこに至るまでの費用は・・・

などなど、一切伝えていない。

もちろん、最初から一から十まで教える必要はないにせよ、
前述のようにおおざっぱな点は、事前確認必須でお願いしたいところです。



そして、そんな子達が、人柄ひとつで合格し、いざウキウキで来日し、
給与が発生し、仕送りなどをして数カ月過ごしてみて、初めて、

『あ、これじゃ出稼ぎに来ても、借金を返すだけで終わってしまう・・・』

『どうしよう、割に合わないなぁ、今すぐにももっと条件のいいところに行かないと・・・』


失踪のリスクをさんざん説明していても、アホな逃げる子は逃げます。

失踪のパターンですね。


送り出し機関は、そもそもその国のこういった諸条件(出稼ぎにかかる費用)について、
候補者を集める段階から、きちんと理解させなければなりません。
そして、その前提に則って、受入企業は面接に臨むべきです。




しかし、あまりにも子供過ぎる実習生候補者たち。



『騙されるほうが悪い』外国で、簡単に騙される子達ばかり。

これでは、悪質ブローカーが騙し放題です。


それでも、責任を負うところ=送り出し機関であり、監理団体が、
監理せねばならない、重大な点です。



送り出し機関の責任と役割も、従来と比べ、どんどん増していると思います。

ある意味、騙して日本へ送り出しているような送り出し機関は、
今後自然淘汰されていけばと願ってやみません。




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