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同一労働同一賃金を実習生にも当てはめるのか?! [益々多様化する日本]

安倍総理が国民の人気取りのため、同一労働同一賃金なる号令を発し始めています。

同じ仕事を同じようにしていても、管理者と一現場作業員では、
明らかに責任も賃金も違います。


これを、外国人が低賃金でコキ使われているから、かわいそうだ、
不公平だ、日本人と同じ賃金に設定すべきだ・・・

なんて言ってる方々(弁護士など多いですねぇ)は、実習生に投資された
企業の支払う費用が、はたしていかほどかを理解していただきたく思います。

労使が円滑に進むよう、監理団体職員の心労や労力=監理費と管理費は、
いったいいくらかかっているのか。

これを、誰の助けもない日本人の直接雇用と比べた場合、
仲人役も必要のない日本人のほうが、賃金は高く、
お世話係のいる外国人のほうが、賃金は安くなるのは、決しておかしいわけではないでしょう。


別に実習生と日本人だけでなく、

管理職、正社員、期間社員、パート、アルバイト、派遣社員、

様々雇用形態も契約期間も、与えられる業務内容とその責任も、
バラバラです。

それを同一労働同一賃金とは、まったく現実を無視しているとしか
言いようがないですよね。


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法律が、受益者負担において、外国人技能実習生の受け入れにあたり、
日本語教育などの初期費用や月々の管理費用を、
企業は当然の費用負担であるとするならば、

かつ日本人と同じ給料を支払わねばならないのであれば、
実習生はだいぶ少なくなりそうですね。


と同時に、一時間に100個作る人と、150個作る人と細かく給料設定していくことも
必要となるのでしょう。

・・・結果的に、自分の首を絞めるルールになっていくことを、
低賃金だと騒ぐ日本人の大半は、見えていないことでしょう。



同一労働同一賃金が本当に可能なのかを考えてみた。 - 原田雄一朗
BLOGOS シェアーズカフェ・オンライン2016年02月29日 06:00
http://blogos.com/article/163571/


政治家も人気商売ですので、大変だろうとは思いますが、
人気取りだけで政治が進むのだけは、ご免こうむりたいと思います。


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