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不正行為による受入停止となる監理団体と受入企業 [技能実習生の法改正]

先日、法務省入国管理局より、
外国人技能実習制度において、
平成27年度の『不正行為』について、
広報発表がありました。

お名前を聞く組合さんも、受入停止になったと
聞いています。


報道発表資料
平成28年2月26日 法務省入国管理局
http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri07_00107.html


やれ低賃金だの、強制・長時間労働だのと、
外国人技能実習生が増え続けていることに比例して、
実習生の失踪数と同様に、監理団体並びに受入企業の
『不正行為』が増えているようです。


アホなブローカーを撲滅するためには、

「いいぞ~、やれやれ~っ!」

って、見てますが、
一方、まともに取り組んでいる監理団体でも、

『非常に手間ひまが増えるから、勘弁して欲しい…』

というのが、本音でしょう。

書類一枚、手続き一つとっても、
お役所は情けも容赦もありません。


せめてクルマの免許のように、
ゴールドカードは延々ビデオ見なくても良いとか、
次回の免許更新までが長いとか、
優良ドライバーには、特典が付きます。


同様に、
マジメに取り組み続けている監理団体や受入企業だからこその、
プラス特典とかつければ良いのに…

給料は銀行振り込みにするという当たり前過ぎる労使協定書の整備や、
お役所がちゃんとチェックしてるとの言い訳に過ぎない実習記録の整備などの、
ほぼ意味のない杓子定規なチェックを、
省略、もしくは三カ月や半年毎で構わないとか…

あぁ、3年を5年、6年に延長可能とする
『技能実習3号』資格を申請できる&許可を与えるのは、
不正行為も失踪もない優良な監理団体と受入企業だけでしたか…?!


どんな業界も同じですが、
アホが増えて、事件が増えれば、ルールも厳しくなります。

そのルールが、まともな人達に足かせとなるようには、
しないで欲しいと、心から思います。



そして、末筆ながら、本当に防ぐべき不正行為とは、

ルールで縛れたりできるものではなく、

『人を人として接すること』

『日本人と外国人との違いを尊重し、納得のいく合意を図れるようになること』


社会、常識、計画性、自己管理、能率、責任、義務…
子どもで身勝手で自身すらわからない実習生に、
様々教育・躾をし、人として、大人として、
成長を促す。

これらの関係をスムーズに進められるように、
常に取り組み続ける姿勢。

そんな目に見えない努力を払えない人こそ、
不正行為として、退場願いたいと思います。


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