SSブログ

派遣会社批判から見る、監理団体の監理費について [情けない日本人]

人材派遣会社がこれほどに多く事業展開している日本は、狂っている。
ピンハネ横行を許すな。

そんなホリエモンのコメントと、それを紹介している記事について、
いろいろ意見を言いたくなりました。

監理団体も、ある意味派遣会社のようなものですよね。
実際には様々違いますけど、人財のお世話をして手数料をいただくということは
同様という意味で、ご容赦くださいね。


77b0c7f6-s.jpg

総合エンターテイメントブログというらしいです。
一瞬いかがわしかったのですが、その割に、データなどちゃんとしてますので、
ご興味ある方はどうぞ。
http://golden-tamatama.com/blog-entry-2173.html


以下、記事抜粋。


 ユニクロ会長の柳井が
 労働人口が足りないから移民受け入れないと日本は滅びるというが
 足りないって言ってるのは時給800円のアルバイトであって
 正社員なんてほとんどなれないのが現状
 社員に分配せずに資産2兆円超えの貴族階級がよくも言えたもんだ

・・・これまたその通り。
でも、柳井さんと同じように、リスクもストレスも背負って、
言動し続けてきた、積み上げてきた人が言わない限り、
厳しくも、負け犬の遠吠えでしかないですよ、現実は。


 人口を派遣会社で割ると、
 アメリカは2万2千人に派遣会社1社
 日本は1700人に派遣会社1社あることになります。
 ちなみにコンビニの数は2500人に1店舗です。

 どんだけ派遣会社が多いんだ。。
 コンビニより数が多いって異常でしょう。


・・・そんなにもあるんですね、人材派遣会社って。
よっぽど儲かるのでしょう。
しかし、今後、外国人技能実習制度事業と同様に、
やんちゃしてきた『特定』は廃止され、『一般』という、
厳しい条件をクリアし続けていかねば、
派遣事業は維持できないでしょう。
その分、ごそっと減るとは思いますが。



 なんで派遣会社がこんなにはびこるのか。

 紹介業なら分かるんですね。
 優秀な人材を紹介して紹介手数料を貰う。
 ヘッドハンティング会社も年収1千万の人材を紹介したら300万とかの紹介料を貰う等をやってます。
 でも、それは一回限りです。

 派遣は、派遣さんが働いてる間中、ずーーっと給料からピンハネしてる。
 3年間ならずーっと給料から3年間毎月ピンハネしてる。

 なんでこんな業態が許されてるのか。
 現代の奴隷制度ですよね。



・・・こちらもよくわかりません。
派遣のピンハネはダメで、紹介のピンハネはOK?
細く長くもらうのか、一発でもらうのかの違いなのに。

お金を支払うのは、企業ですよね。
そして、企業が一発で支払うのか、細く長く支払うのかの違いだけ。

これもまた厳しい意見かもしれませんが、
記事にもあった、時給3000円、手数料1500円、労働者時給1500円。
この場合、労働者は1500円の時給評価でしかないというだけです。
正当かどうかは分かりませんが、
手数料の1500円は、派遣会社の営業努力でしかないでしょう。


派遣会社の存在意義は、
本来であれば自社で採用努力をすべき部分を、
また自身で職探しや決断すべき就職活動の部分を、
加えて双方の主にはメンタルヘルスな部分を、
アウトソースされていると考えます。

受入企業、労働者、そもそも当事者が自身ですべき部分ですね。
ピンハネされたくないのであれば。
また、ピンハネの裏に、
どれだけのコストや時間や労力がかかっているのかを
理解されていない方も多く見受けられます。



外国人技能実習制度事業においても、意味は共通すると思います。


そもそも外国人ということ、
労務管理に加えて入管上の視点、相手国の法律も関与し、
複雑怪奇な諸条件の成立において、
いわゆる誠実な仲人役、世話人がいなくては、到底ご縁結びは成立しません。

また、その後の良好な労使間の維持に向けても、想像以上に手間暇がかかります。

最近は、税理士や労務士に近い感覚です。
人財管理士とでもいうのでしょうか。苦笑



モノを扱う仕事ではなく、ヒトですから、
目に見えない、形にならない仕事は、
なかなか分かりにくく難しいものです。

しかし、こんな時代だからこそ、
国の垣根も超えて様々ニーズは高まる一方です。
企業さんからも、労働者からも、
『ありがとう』と言っていただけるやりがいのある仕事でもあると思って
日々地道に取り組んでいます。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。