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外国人の出稼ぎ労働者は、みんな技能実習生扱いにしてしまえ! [益々多様化する日本]

たまには、思い切った提案をしてみます。笑

外国人技能実習生と受入企業のお世話をしていて思うことがあります。

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『外国人の出稼ぎ労働者は、みんな技能実習生扱いにしてしまえ!』


技能実習制度の良い点は、監理団体という利害のある第三者がいること。
=本来であれば行政がすべき職務を、一定の利益でアウトソースしているビジネスモデルが
現存しているワケです。

であれば、すべからくの仕事を技能実習生にしてしまえばいい。

コンビニで、ファミレスで、運転手で、ゴミ拾いで、なんでもいい。

あ、技能実習生という制度そのものではなく、
もちろん、名前もやり方も少しは変わりますけどね。


要は、国が複雑怪奇で面倒極まりない監理の面を、
プロである監理団体にアウトソースするだけです。


もちろん、良質な監理団体だけに。


そしたら楽ですよ~!

だって、入管と労働局の指導を全部代わりにやってくれるんですから。

在留期間の更新もするし、失踪防止策も次から次へととるし、
給与計算はチェックするし、雇用契約や就業規則、法令順守に努めてチェックしますから。
そうそう、入国前に、日本語や日本での生活や基本的な労務のこともちゃんと講習します。


税金のとりっぱぐれもないし、
社会保障費の補填は作れるし、
何よりお役所は監理団体のせいにできます。笑


そう、人財育成なんて耳障りの良い言葉は取り下げて、
労働力の確保のために、外国人労働者の方、ぜひ来てください、って。

日本人と同等以上の条件を確保させますよ。
生活の面倒もちゃんとみますよ。
わからないこと、困ったことがあれば、ちゃんと相談できる人が身近に用意しますよ。


その代わり、1年以上はいてくださいね。
日本のルールはちゃんと守ってね。
もし不法滞在したら、即刻強制帰国ですよ。


これだけですよね。


どうでしょう。私の提案。苦笑


いいかげんにスッキリサッパリ単純明快にしていただきたい限りです!











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外国人労働者を雇用するためには・・・そのルールについて [人口減少社会]

人口減少社会、労働力の不足。

これらに対して貴社では、いかがお取組みですか?

外国人の採用を考える企業が、考えざるを得ない企業が増え続けています。
ここでは、外国人の労働者を雇用する場合のルールについて、触れてみます。
前置きがあるので、具体的には後半部分です。苦笑

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一言に、外国人労働者の雇用といっても、大きくは以下に分かれます。

注意すべきは、就労制限があるかないか、
あれば、どういう意味での就労制限なのか。
この視点を重要視してください。


①在留中の就労制限のない外国人
 例えば、永住者、定住者、日本人の配偶者など。
 選挙権こそありませんが、日本人とほぼ同様に、
 仕事も選べる、生活も制限などはありません。


②制限付きの就労が可能な外国人
 入管法では、この職種、この分野ならば、働きにきてもかまいませんって
 いうビザがあります。
 いわゆる専門職ですね。
 通訳さんや、英会話学校の先生、料理人や、ITの技術者など様々です。


③外国人技能実習生
 就労制限があります。
 あくまでも技能を身につけに来るという点において、
 国が認めた習得させてもよいとする技能の職種に限定されます。
 ①、②と比べてみても、結果的にかなりの強制力が働いています。
 ちなみに、就労が可能という意味においての選択肢です。
 制度趣旨はあくまでも人財育成、国際協力と言い続けていますから。
 


さて、これらについて、内情をよくわからない初心者?の方にしてみたら、
何をどうすれば、外国人労働者を確保できるのか、さっぱりわかりませんよね。

簡単に言います。

①は知り合いから紹介されるかどうかだけ。
 しかも、スレた外国人が大半ですので、使えるかどうかわかりません。

②海外から招聘してくるので、そういう専門のエージェンシーにお願いしましょう。
 ただし、求人広告1万円なんて程度では済まない費用が掛かります。
 その代わり、労使間が相思相愛であり続ければ、永年雇用が可能です。

③②同様に、海外から招聘してくるので、協同組合などの監理団体にお願いしましょう。
 こちらもそれなりの費用が掛かります。
 現行法上では、最長3年間の有期雇用です。
 ただし、現実的には確実に雇用できるでしょう。



よって、②と③に絞らせていただきますが、
いよいよ、雇用のルールです。

一つ目は、入管法にのっとるということ。
現在、島国日本では、外国人に出稼ぎを自由に許していないことが、
よくわかると思います。
ということは、就労制限が何らかの形で課せられているということです。
これを自分勝手に都合よく解釈すると、最悪は悪質とみられ、
不法就労の罪に問われかねません。


2つ目は、労働法令にのっとること。
②については、日本人と同等以上の給与を保証する雇用契約が必須となります。
よって、最低賃金などでは雇えません。
*受入にかかるコストを考えれば、けっこう割高感は否めませんね。
 しかし、それでも受け入れる業界が少なくありません。
日本人労働者以上に厳しい視点もありますから、適当にユルユルしている企業では、
足かせにすらなります。

基本的にはケースバイケースなので、エージェンシーや監理団体に確認してください。
ここではとても伝えきれる量ではありません。

もし必要であれば、個別に対応いたしますので、お気軽にコメント欄や
TOPページ左上のメールアドレスより直接お問い合わせください。


たまに簡単な資料でいいから送ってください、なんてメールも届きますが、
スミマセン、そんな簡単じゃないんです。


受入企業の事業規模にもよりますし、貴社の諸状況をキャッチボールしながらでないと、
とてもじゃありませんが、はい、こうすればいいんですよ~、なんてお話ではありません。


初心者の方にとっては、ハードルは決して低くはないことでしょう。

しかしながら、他に選択肢がある方はぜひ教えてください。

思うに、人材募集コスト、人件費を現状以上に費やせない企業は、
人手不足倒産しなさい、というのが今の国策です。

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外国人労働者受け入れ手続きとその方法について。実は・・・ [行政の対応や思惑]

人手不足に対して、徐々に徐々に、外国人労働者の受入が増え続けています。
当ブログでは、外国人技能実習制度に焦点を当てて、適正な受入を進めていますが、

なにも、外国人技能実習生だけが、外国人労働者の受入方法ではありません。

他にも手続きの仕方は様々です。


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ただし、外国人でもほとんどは高額賃金の人たちばかりではないですね、
特にこのブログをご覧の方々が関わっていらっしゃるのは。


そうなると、どうしても外国人だからと低賃金で劣悪な環境で、
強制的に長時間労働させていないよねって証明が必要となってきます。

あと、就労が許可されている仕事をしてるんですよね、
在留カードに書いてある許可された業務をしてるんですよね。
といった、業務内容があってるかどうかでしょうか。


けっきょく、この2点。
入管と労働局の2つの確認が大切です。


そして、知らないからと、業者=ブローカーがいうことを鵜呑みにしていいのかどうか。

この判断のために、その確認方法は自分でできるのか?

フツーできないと思うでしょ?


実は簡単。

所轄の入管と労働局に、直接聞いてみればいいんです。

匿名で。


どうやら、これらのお役所は、自ら名乗る必要もなく、
問い合わせがあったことには、ちゃんと答えなくてはならないようです。


そう、アレ?これっていいの?

なんて素人考えだけど、ちょっと気になって。。。

なんてことは、ブローカーに聞くのもかまいませんが、

なんのことはない、直接お役所さまに聞けばいいのです。


そう、外国人労働者についても、その方法や手続きについては、
直接聞きましょう。



それでも、対応しきれないノウハウや経験値というポイントがあるのですが、
聞くのはタダだし、駆け引きもいらない。

イイか悪いかを匿名で聞ける、そしてこれ以上の証明はないんですから。







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外国人技能実習生のラッキーな技能検定、どうしてこれだけ難易度が違うのか?! [技能実習生自身の問題]

無事合格でした。

おそらく受験した実習生が全員無事及第点だったからと思われます。


かなりドキドキだったようで、特に実技ではそうとう緊張していたようです。

ふだんなら、もう少し間違いなくできたハズだと、立ち会っていただいた社長が言ってました。


受験前、2,3か月前から、

落ちたら帰国になっちゃうから、絶対合格しないといけないよ!

学科の練習問題を渡し、職種の専門用語などを教えてもらうように手配し、
実技の指導も前々からお願いしていました。


実習生は、OK、OK、大丈夫です!と言いますが、
実習生慣れしている私にとっては、
どこまで信じて良いものやら。苦笑


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実際に実技試験がスタートしたら、
アレコレ基本的なコトから、想像以上にできないできない。汗

気の良い社長で、社長自身かなり緊張していました。
実習生の自信を信じて、期待していた社長でしたから、
心配で心配で、汗かき始めてしまいます。


かなり柔らかい試験官なのが、ラッキーでした。

同じく受験させている他の企業さんも、
心配して、チョイチョイアドバイスをしてます。

中に入ってこずに、助言しちゃだめですよ~!

二、三回注意していましたが、それほど厳格にはしていませんでした。


実際のところ、規定の範囲からハミ出す部分もありましたが、
検定員の方も気さくな方で、指導しながら採点してくれています。



実技が終わり、今度は学科です。


練習問題は直前の今朝まで社長自ら確認し、直接説明、指導していました。

この職種の練習問題は、専門用語も多く、また普段プロとして仕事している職長さんでも
わからない問題がいくつかあったとのこと・・・基礎2級なのに。


社長は、練習問題のどれかのパターンが出るものだと思い込んでいらっしゃいます。
さすがに、近年ではそうではないと思いましたが、社長曰く、
同じ問題がでない限り、専門用語すら十二分に理解してできない実習生が受かるワケがないと。

実際には、練習問題と同門も多少出題されたようですが、
ほとんどは違う問題でした。

ただし、試験官が色々教えてくれたとのこと。


そう、本当にそうでもない限り、受かることは相当難しいことでしょう。


結果、OKだったため、無事事なきを得ました。

特に初受入の1期生の初受験だったので、これで社長もだいたいどんな感じかというのが、
実際に経験してみて初めて分かったことと思います。


しかしながら、実際には、試験官によっては、手厳しい方も少なくありません。

業界業種、職種によっても、優しい、難しい、様々偏りがあります。

お役所同様に、縦割りであるからでしょうか。

その業界ごとに、その時に検定内容を審査しているであろうお役所の
締め付け具合が緩かったのか。



基本的には、落とすための試験ではないのですが、
総じて真剣に技能検定対策を実技、学科共に講じてこなかった企業、
ナメてかかっている企業は、手痛い不合格の洗礼を受けます。


こういう時に、都度不公平感を感じてなりません。

マジメに取り組む企業に限って、大変な検定であったり、
ナメてかかる企業の職種が、実は簡単すぎたなんて場合も。


前者は受入のハードルを高く感じてしまい、特に途中帰国の経験を味わうと、
二度と受入はしないと、心に誓ってしまいます。

逆に後者の場合は、制度そのものをナメてしまい、
実習に対しても気が緩みがち、ルールを守る意識すら、企業、実習生、ともども、
ユルユルになることがあり、組合の監査もお客の立場が強まりナメてかかったり、
JITCO訪問などの時に、問題が起きやすくなりがちです。
*準備しておかねばならない書面を、検査要員が来てから用意すればいいやと高をくくって
 結果用意できず、不用意にイエローカード企業の烙印を捺されてしまいます。


たかが技能検定、されど技能検定。

国家資格でもあるこの検定試験。


こんなんで良いのかと、疑問を持つことがあります。
















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技能実習生の指導の仕方について [技能実習生自身の問題]

外国人技能実習生は、配属時から実習という名の労働が始まり、
しばらく経つと、様々な問題を呼び起こす場合があります。


周りの日本人スタッフがイジメる。

仕事のスピードが遅いと怒られるけど、私は一生懸命やってます。

日本語が上手に話せない。

インターネットが遅い。

会社からお金を借りることはできますか?


そんなとき、どう対応されていらっしゃいますか?

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外国人技能実習生は、中国、ベトナム、フィリピン、インドネシア、
どの国からくる実習生にも、同じ人間として、話すればするほど、
日をあけて会う機会が増えるほどに、だいたいどんな性格かわかるようになります。


飽きっぽい。

人懐っこい。

計画性がない。

自分の殻に閉じこもる。

日本語が上達せず、コミュニケーションが下手。

自分のこと(不平不満や周囲の悪口)ばかり言う。


これらは経験値でしかないのでしょうけれども、
その場そのときの状況にて、どう立ち回り、
どんな指導をすべきなのかは、やっていくうちにわかっていきます。


確かに、外国人だからといった考え方や、背景も様々あるかと思いますが、
基本的には、人間です。
日本人スタッフと大なり小なり変わらないでしょう。
むしろ子供な分、非常に接しやすいし、指導もしやすいのかもしれません。


ただし、大きく1点、気を付けなくてはならないと心にとめていることがあります。
これは最近の日本人スタッフも同様に言えることですが。

何かトラブルがあった際には、どれだけ世話になっていようとも、
我が身のことしか考えない、我が身のみを最優先する傾向が圧倒的に強いということ。

わかりやすいのが、退社時です。
実習生でいえば、自己都合などにて実習中止、途中帰国する場合。

日本人は、立つ鳥跡を濁さず、なんて言葉がありますように、
相手の立場を尊重し、双方にとって良好な関係を崩すことのないように、
節度のある立ち回りをすることで、円満な退社となります。

状況によっては、会社の都合で帰されるなんて思い違いのないように、
きちんと整理しなくてはなりません。

これを、実習生とは、きちんとビジネスライクな話し合いをし、
特に上手に書面で証拠取りをしながら、
物事を進めていかねばならないでしょう。


これらは正に経験でしかないと思います。

そして、実はこういう自社独自の経験値は非常に貴重で、
今後の外国人労働者の管理の仕方の活きたノウハウにほかなりません。


外国人技能実習制度では、正にそんな管理手法を、
監理団体の経験豊富なスタッフとともに、対処を勉強するとてもいい機会でもあります。


受入企業でも、担当者に任せっぱなしでいた場合、
その担当者が何かの拍子に辞職してしまえば、
今までの経験値やノウハウは泡と化します。


色々と、時間や労力の詰まった目に見えない資産を、
十二分に活用し、取り組み続けることを祈ってやみません。











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外国人技能実習制度の止まらない違法摘発・・・なぜ?! [未だにルールを無視する企業と業者]

昔からそうですが、縫製業は、特にこういう事件が多いですね。

ある国の送り出し機関では、縫製業への実習生派遣を止めているところもあるほどです。

注:縫製業受入の全ての会社が法令違反をしていることではありません。
 しかし残念ながら、昔から多い業界であることも事実であるということです。


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中国人実習生に違法な残業させたか 会社を一斉捜索
NHK News web 6月14日 14時39分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160614/k10010555751000.html


以前も書いた覚えがありますが、
縫製の業界は、昔から女性の職場として、それほど難しくもない作業が多く、
賃金が非常に安価な業界でした。

そこに、海外で製造させたほうがよほど廉価なため、
国内の縫製業者は、単価勝負に挑まねばならなくなりました。

そもそも安い賃金だったことで、時代と共に、
小遣い稼ぎをしたがる女性も減り始め、
働いてくれる人がいなくなる、イの一番の業界であったのかもしれません。

結果、古くから実習生(研修生のころから)活用が広まり、
業界での市民権を得てきます。


時代は進み、さらに賃金は高騰し、人手は不足し、
結果、廃業の自己破産となるまで追い込まれている企業が多くなりました。

その中でも、悪質な経営者の場合、見つからなければ大丈夫、、、から、
バレて終わればそれまでと、逆に腹をくくって事業継続に走る方が
結果多くいたのでしょう。

あってるか間違ってるかはわかりませんが、
そんな気がしてなりません。



記事の下部にこんなリンクもありました。

キャッチ!インサイト 「失踪する外国人実習生」 広瀬公巳 解説委員
NHK ONLINE 2015年07月09日 (木) 
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/900/222554.html?utm_int=detail_contents_news-link_001


キャプチャー画像も多く、ざっくりと問題点が説明されていて、
初心者にはわかりやすいのかなと思います。


事業の継続には、様々なリスクがつきものです。
今後は縫製業に限らず、様々な業界で、特に人手不足倒産という言葉が、
徐々に飛び交う世の中になっていくことと思われます。

残業代をごまかす、
休日出勤をごまかす、
そもそもの雇用条件を勝手に変えてしまう。
強制労働させる。


その時の経営者の気持ちは正直わかりませんが、
こういった悪質な結果を導くことだけは、
経営者であるからこそ、避けていただきたいものです。

少なくとも、実習生の子たちに、罪はありません。







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労働者不足で中小企業が直面する現実、その結果・・・ [未だにルールを無視する企業と業者]

労働者の確保がままならない中小零細企業の経営者は、
あまり表だって、困った困ったと言わない、言えないからこそ、
水面下で、とんでもない事態へとなっていくのが現実のようですね。

大変残念ですが。。。

そして、その結果、どうなるのでしょうか。


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*画像はあくまでイメージです。



農業の不法就労、3年前の3倍に 背景に高齢化・人手不足
東京新聞 2016年6月12日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201606/CK2016061202000107.html


 過去に不法就労の中国人二人を雇って摘発された茨城県の六十代の農業男性は取材に
 「違法でも雇わなければ経営が成り立たない」と語った。


これが現実なんですね。

不法就労者かどうかを、どうやって判断すべきか、
農家の方々にとっては、わからない。

農家のみならず、建設然り、技能実習生の受入対象職種に限ることもなく、
法律を無視して、その罰則などを想像もできないほどに困窮している
経営者にとっては、のっぴきならなければならないほどに、
砕け散るまでは、違法であろうが労働者の受け入れをしているのでしょう。


労働者にしたら、そんな会社などとっとと倒産してしまえ、

なのでしょうけれども、事務所のドアに、そんな会社ですなんて
どこにも書いてないですから、自身で判断するしかない。

日本人ならまだしも、外国人は、不法就労が発覚した時点で、
強制送還はまぬかれないので、バレるまで働いて、
捕まったら無一文だと言い張り、税金で帰させてあげる。


いつかはバレる、崖への片道切符を猛ダッシュで駆けているだけ。


この動きは、なかなか止まることはないと思われます。



結果、摘発され、法令違反の指摘に加えて、

 
わかっていて雇用していたかどうか ← 在留カードやパスポートなどの確認をしているのかどうか。


さらには、


どうせ他に行く当てもないし、違法を理解しているから、
強制労働させておけばいい、外国人は同じ人間じゃない、
なんて、差別も含めて、『悪質』な就労状態であった場合、


不法就労助長罪としての、刑事罰まである、罰金刑に処されることでしょう。


当然、事業は閉鎖、さらには自己破産、犯罪歴がつき、明日をも知れない身と
なるのかもしれませんね。


それならば、いっそ刑務所に入れたほうが、3食お昼寝付きで、
有意義なのかもしれませんね。苦笑


これを、どうせ潰れるなら、同じだと思い、
突っ切るのか、
人として、経営者として、最後の意地を見せて、
周りに迷惑かける前に、廃業するのか。



この際、もっともっと、こういう問題が増えてくると思われます。










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外国人技能実習制度の法改正施行後、いったい何がどうなるのでしょうか?! [技能実習生の法改正]

「王様の耳はロバの耳」的に始めた、このブログですが、
おかげさまで、様々な方からご意見、ご相談をいただきます。

その中でも、手遅れの企業様からのご相談が多く、
本当に残念です。

痛い目を見ないとわからない。

・・・これは、どうしようもないですよね。


今まで何事もなく過ごしてきたのに、
ある時、いきなり『それじゃダメ!』って言われる。


でもね、本当にそれでいいのでしょうか。


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技能実習制度の法改正が施行された後、
入管は対応が変わるのでしょうか?


管轄入管毎に、

えっ、そこまでチェックするの?!

えっ、そんなにザルでいいの?!


実際に局面局面を比べてみるに、
そんな違いが、事あるごとに感じられます。

そこで思ったのは、
法律が改正したからと言って、即座に変わるものでしょうか。

入管の温度差は統一されるのでしょうか。


今が不公平なのに、法律って、そんなにテキトーなのでしょうか?

今と同様に、ルールも不公平のままでいくのでしょうか?

ルールってそこまで不公平でいいのでしょうか?



もしかして、入管から「いつからどうなる・・・」なんて
セミナーなども開催されるのでしょうか。



これは、受入企業側だけでなく、監理団体も同様です。


今まで何の指導もなく、このレベルでやってきていたのに、
いきなり大きく変わったなら、
猶予期間を持ってでも、相当に厳しくなったなら、
お客さんは誰もついてこれなくなってしまいます、現実的に。

それは、受入メリットがないので、受入を止めるでしょう。
それで現場が回るかどうかはわかりませんが。



そう、面倒な法律を守れない中小企業は、
受入はできなくなる。
ある意味、狙い通りですよね。


だって、中小企業の労働力確保のための政策ではないワケですから。


自分でも、お客様の現実を優先すべきなのか、
法律を優先すべきなのか、
あっちこっちわからなくなることがあります。

そう、本音と建前が違うから。



ぶっちゃけ、ホントに割の合わないお仕事だな~と、つくづく思いました。

綺麗事抜きにして、カネがすべて(ほぼ)。
ボランティアの方は別にして。苦笑


この過渡期に、色々考えさせられます。

世間で悪質と言われることではないのに、
意味のない建前ルールを120%順守するために、
会社の体制まで様々変えさせてしまう。

非常に大きなストレスです。


法律が万能ではないために、
幅が合って然るべきという、
良い意味での常識も、
通用しない世の中になっていくようです。








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教えて!外国人技能実習生受入企業への営業の仕方 [未だにルールを無視する企業と業者]

スミマセン、愚痴です。笑


この外国人技能実習生受入事業に取り組む監理団体にとってイチバン難しいこと、
ソレは、新規顧客=新しい受入企業を取ってくることです。


何故ならば…


素直に、営業行為=実利を目的とした受入斡旋は、
不適切と定められているから。

そう、労働力確保や人件費ダウンなどを目的としての実習生受入は
イリーガルなんです、本来。

よって、現在全国津々浦々に滞在中の約19万人の実習生は
実質的にはほぼイリーガル受入なんですね~。



じゃ、どうやって受け入れを増やしているのか。


実際、お行儀の良いところは、

『あくまで、組合の会員募集』という名目で、
組合が取り組んでいる事業を紹介するという、
まったく奥歯にモノのハサガッタ、営業の仕方をしている(本当かどうかは別にして)ワケです。

協同組合が、組合事業を盛り上げるために、
組合員を勧誘する行為は、認められているということなんですね。


と、大前提ですから、重々承知しておかねばならない建前を、
まず理解していなくてはいけません。



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さて、そんな前述を踏まえて、いざ、『営業』していくと。。。



・コンプライアンス遵守の色あいを詰めれば詰めるほど、
受入企業にしたら面倒くさくてヤリたがらなくなる。

就業規則、36協定、変形労働、賃金台帳、決算書類、
指導員履歴書、踏み絵、などなど、書類だけでも、
かなり煩雑で、例えば、従業員が5人、10人の建設業、現場作業の会社社長さんは、
全部お任せでないと、申込すらままなりません。


・入口から出口まで、全てをちゃんと説明したら、
これまた面倒だとヤリたくなくなる。

事前にどういう人材を確保したいのか、御社ならではの選定基準を・・・
実習記録はちゃんと毎月つけてください。
詳細にわたり、雇用条件書の整理、確認をお願いしたい。
給与計算はどうされていますか?
決算が赤字の場合、赤字理由をどう作成しますか?
入国、移動費、技能検定費、など細々した費用を都度都度支払ってくださいね、
技能検定は対策を自社で取り組んでください、
期間更新などの対象者の顔写真プリントを申請規定サイズに背景は白で準備してください、
失踪時には、警察に失踪届けを届け出てください。
・・・キリがありません。


・ちゃんと監理業務を責任持ってしようとしたら、
費用は高くなる≒安くすると、出来ない約束をすることとなる。

毎月月例訪問します。
監査月には、理事ないし理事の指示する人間が監査に伺います。
通訳も随時同行します。
寮にも定期的に生活確認に行きます。
送り出し側との入国後フォローも都度支持し報告します。
トラブルのあった際には、すぐさま駆け付け、十二分にフォローさせていただきます。
・・・これもやり出したら、とてもじゃないほどにたくさんあります。


まったく面倒なことこの上ない限りです。

その上、一人当たり○万円程度の粗利原資である監理費獲得のために。


みなさん、よくお客様を取ってきてますよね。苦笑

下手な規模や、移行対象職種がグレーすぎる企業は、怖くて取りに行けません。
あまりに遠方や、少人数であれば、相当の条件を満たさぬ限り、
実際には対応いたしかねます。

やってることは、ボランティアみたいなものだと感じることも多く、
本当のボランティアができるほどに、ぼろ儲けしている監理団体は、
悪さしてるところばかりです。
それか、相当数の実習生が、すでにいて、監理コストを吸収しきれているところ、
そんなところは、数少ないことと思われますが。



ある人がこういっていました。
できる人は、なんでもどんな仕事でもできる。
数字も必ず上げてくる。。。


聞くと、自称できる営業マンのやり方は、
単純にオーバートーク。
お客様に誤解を招く説明で、
まず受注を取ること。

私には出来ない…わかっていてトラブルの元を
自らまき散らすことは。

当事業に、ウルサイ法律がなければ…
監理団体に賠償責任がなければ…

私も10年以上前から、赤裸々なメリットを羅列したチラシを作成し、
対象企業にポスティングしようとして、
止められた覚えがあります。

そう、当事業の大前提は、営業しちゃいけないんですから。苦笑


皆様は、いかがされていらっしゃいますか~?


以上、愚痴でした。



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技能検定時に、同席した他の監理団体の方とお話して思ったことは。。。 [技能実習生自身の問題]

今度は違う技能検定に行ってきました。

今度はちゃんとしてました。苦笑

ちゃんとしてなかった技能検定の記事はコチラ
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-06-09


予定通りに、つつがなく行われましたが、

同席した別の監理団体の方とお話して思いました。


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実は有名な○イ○ジ○パンさんの受入企業さんと、
もう一社の計3社で受験しました。

こちらは、受入企業の社長さんと一緒に試験会場に伺いました。
・・・パンさんも、受入企業の担当者の方と、監理団体職員の方と
いらしてましたが、
もう1社は、監理団体職員の方と、受験する実習生のみでした。


そちらでは、受入企業であるお客様は、一度も技能検定に同席したことがないといいます。


・・・なんで?



今まですべてそのように対応されてきたご様子です。

私、たびたび申し上げてきていますが、3年つつがなく実習という名のもとに、
元気よく働いてくれることが、イチバン大事ではないかと。

技能検定を受けるのは、受入企業さんの社員です。
監理団体ももちろんですが、何よりも受入企業が当事者そのものです。

逆を言えば、監理団体が同行できないときはあるかもしれませんが、
受入企業が立ち会わない意味が、私にはわかりません。


監理団体の職員なんて、しょせんその業種の、受入企業の現場を知らない、
ズブの素人です。


学科試験の内容について、●か×かの判断はできかねます。
実技試験で、これでいいのかどうかなんて、わかりません。


もちろん、監理団体にも責任はありますが、
監理団体だけに責任があるワケではないことを、
受入企業にもご理解いただくことが、当制度の本質ではないかと思います。


手前みそではありますが、その方も、今後の新規については
そうしてみます、なんておっしゃっていました。


他にも、もろもろ意見交換してきましたが、
20年取り組んでいらっしゃる方々でも、
協同組合の運営方針や、罰則などについて、
何が本来あるべき姿か、理解されていない職員さんも多そうな気がしました。


余談ですが、そちらの組合さんは、送り出しから供給される人材を
ただただ受入企業に流すだけで、面接に行ったことがないと聞いて、
二度ビックリでした。


確かに、同行せずに済めば、経費はかなり浮くんですけどねぇ。


人のフリ見て我がフリ直せ。


謹んで取り組みたく思います。



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