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人材確保に向けて、大手と中小の戦略の違いとは [益々多様化する日本]

人材確保に向けて、前々から再三再四申し上げてきていますが、
さすがに、大企業と中小零細企業の人材確保への戦略の違いは、
悲しいかな大きく存在します。


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少し話が変わりますが、

英国のEU離脱が決定しました。
個人的には、この決定は近い将来に絶対的に『後悔』を迫られることと思っています。

平和ボケ=生き抜く苦労をそれほど味わうことなく生活してこれた英国国民が、
グローバリゼーション化の間接的な好影響が直接的に目に見えないからと、
時代の逆行を選ぶという、時代の変化を肌身に感じられない国民レベルの低下によるものと
感じられてなりません。

民主主義の選挙で選ばれる政治家も、所詮はレベルの低い国民の人気投票で
左右されてしまうため、現統治システムの限界を思わされてしまいます。

大衆は常に間違っている。
子供のように、勉強したって将来役に立つかわからない、なんて近視眼で勉強しないことと同じ。
目の前の安いフルーツドリンクが、実は海外の産出国から安く仕入れられているから、
ロジシステムが成立しているから、その値段で常にスーパーで売られている。

これを移民を養いきれないからと、EU離脱を決めた後に、
大好きだったフルーツドリンクは、スーパーの店頭から消えてしまう。
高い商品しか売られていなくなる。

逆もまた然り、英国の商品は、海外で消費されているからこそ、
事業が成立してきた企業にしたら、海外というマーケットが遠くなればなるほど、
倒産の憂き目にあい、結果労働者が解雇される。

世界はそれだけ身近になっていることに、ナゼ気づかないのでしょうか。

かたっぽが、ヤだけど、もうかたっぽは欲しい。

それを両立させたいならば、後戻りという選択肢ではなく、
前に進めるための知恵を絞る以外に道はないと思います。



スミマセン、話がそれました。

何が言いたかったかと言えば、
国の意思決定システムと、企業の意思決定システムは、
全く違うということです。


企業は、経営者が会社の向かうべき方針や道を決められます。
それがイヤな従業員は、自分が望む会社に移るという自由があります。


そして、その意思決定において、
大企業と、中小企業の経営者のレベルは、やはり悲しいほどに違うということ。

大企業はそれなりにしのぎを削って、結果優秀な人財が切磋琢磨しあえる環境が
常に社内にありますが、中小の経営者は、良くも悪くもワンマンですので、
その経営者のレベルに大きく影響されます。

中小の経営者は、例えば商工会、青年会議所、経営研究会、倫理法人会、
さまざまな交流会に出席し、人脈を作りつつ、切磋琢磨を図っていることでしょう。

でも、それは自社内ではない=一丸となって本当の利害共有の仲間ではありません。

また、分業が可能かどうかの現実もあります。

経営は、人材確保だけが業務ではありません。

売上確保、仕入れ交渉、設備投資、経費削減、総務経理と、様々な業務を
経営者がほとんど一人で意思決定します。


一業務ごとに、微に入り細にわたって見直し、改善を十二分に対応できません。


人材確保に至っても同様です。


採用条件、面接手法、人の使い方、それぞれが我流の域を出ず、
ミスマッチングや、適材適所化に不備が出ることで、
目に見えにくい非効率的、非効果的、非経済的な面が存在します。

人財への投資も同様です。

それだけの価値を将来的にわたって見出すことができません。
また、そこに時間もなかなかかけにくいわけです。


結果として、まだまだ様々ゆとりのある大企業様は、以下のような選択ができるわけです。


直用の専門工事会社設立/鹿島/中長期に供給力維持
建設通信新聞 [ 2016-06-24 1面]
http://www.kensetsunews.com/?p=68442


こと人材確保については、外国人労働者の確保という選択肢は必然となっています。

変えられない現実もありますが、自身の成長においては、
やりようはいくらでもあるハズです。

できるところから、情報収集に励み、
私たちのような経験者の経験や実践を元にしたノウハウを十二分に利用してください。
私たちも、同じ中小としての力不足もありますが、
精一杯支援させていただきたいと思います。



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