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外国人技能実習生受入時の注意(建設業または農業) [実習生の変化]

散発的ではありますが、外国人技能実習生受入を取り巻く、
2016年現在の実態を、きちんと伝えているのではと思います。

以下、ご参照ください。


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【外国人技能実習生:3】中国とベトナムの実習生最新事情
HANJO HANJO 2016.7.7(Thu) 16:34
http://hanjohanjo.jp/article/2016/07/07/6148.html


日本では今オリンピックに向けて建設ラッシュが進んでいるが、
こと建設業においては技能実習生からの人気は低い。
それは肉体労働であるということに加えて、拘束時間の問題が大きい。
現場まで毎日片道2時間拘束され、騒音などの問題から残業で給料を増やせる職場も限られる。

記事にはこうあります。
そう、その通りです。
そして、これは建設業だけでなく、農業にもよく当てはまります。



そして、最初にこういった説明をきちんとしてから、
それを承知してもらった上で、
講習を受け、来日し、配属へと進みます。

しかし、喉元過ぎてなんとやらですか、
実際に朝早く集合して、1時間2時間かけて現場に向かい、
汗水たらして毎日クタクタになって働いて、
給料を見ると、他の実習生と、言うほど多いわけではないことが分かります。

その時になって、初めて、これはおかしいんじゃないか。

自分たちは都合よく使われているんじゃないか。

隣の芝生はあんなにも青いぞ!なんて考えになります。

そこで、日本人も同様に働いているといっても、
日本人は高い給料もらってるじゃないか。

いやいや、技術も年季も違うでしょ。
仕事を任せられている人財と、初めて現場に入って間もないアナタと、
同じ給料のワケがないでしょ。

そもそも、面接のときに確認しましたね。。。

色々説明もしますが、本人は納得がいかないようです。


そう、こんなことが発生しやすいのが、建設受入です。


あ、あと、他の実習生は年末年始、GW、お盆休みと、長期休暇があるにもかかわらず、
自分たちは、現場の都合で長期休暇がないから、体がキツイ。


もうね、帰れ!って言いたくなるのをグッとこらえて早何年です。


建設業の受入は、入り口の時点で、いかに断りを入れるかどうか。


活きの良い元気な体力ありそうな子を好む経営者も多いのは承知していますが、
それよりも優先して選抜いただきたいのが、
従順かつ忍耐力があるかどうか。

この点を入口の時点で選ぶ際に、はき違えないこと。



ココを強くお勧めしたいですね、個人的には。



10年以上前、かつては、経済格差があまりにも大きく、
それは所得が1万円も稼げない子たちが多く、
なおかつ日本への憧れも強く、
良いか悪いかは別にして、それなりの保証金額面もフックが機能し、
総じて忍耐強く、従順な人材としての労働力が確保できていました。

この背景が、時代のスピードが速くなるにつれて、
中国の人たちには、あまり魅力を感じないほどの格差が薄まり、
加えて、ベトナムも数年後には、中国同様となることでしょう。

カンボジアや三ヤンマー、ラオスなんて選択肢が増えてきているようにも思いますが、
じゃぁといって、その国ごとに、その送り出し機関の成長を促すことは非常に難しく、
世界の非常識である日本の常識のサービスに対応できる送り出し機関は
ほとんどありません。


結果、日本人が入って何年越しで送り出し機関を創り上げないことには、
失踪リスクも提言しない、普通の書類のやり取りすらままならず機能しない、
なんてことはザラにあります、いや、中国、ベトナムであっても、未だにあるくらい。


記事の後半に、ベトナムの送り出しは、日本の要求に対応してきているとの
コメントもありましたが、十分かどうかは何とも言えません。
他の国よりは、よっぽどマシではありますが。

加えて言うならば、フィリピンの送り出し機関のレベルは総じて低いと感じます。
ちゃんとしたところもあるかと思いますが、
出稼ぎ労働者は法律で守られているため、
送り出し機関は他国のような利益を上げることは難しい。
=受入企業が負担する管理費が他国と比べて高くなる傾向に。
ちなみに安いところは、ただただ最低限送り出すだけで、
なんもしませんから。


えっと、例のごとく話がズレましたが、
色々考えて、経験とノウハウを積み増し続けていられるところこそ、
120%がない中でも、問題のない受入を進められる監理団体だと思います。



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