SSブログ

今、外国人技能実習生の技能検定の、再試が増えている?! [技能実習生の法改正]

外国人技能実習制度において、その骨格たる制度ルールの中に、
対象職種の技能検定に合格したならば、2年目、3年目に移れるという
通称「10カ月検定」と言われるものがあります。

最近、技能検定を様々な業種でみていますと、
受験時に、再試受検者が、かつてと比べて、かなり増えてきているように思います。


実際、私も様々研修生、実習生に技能検定を受験させてきましたが、
今まで一人も落ちたこともなかったのですが、人生初の不合格者が出てしまいました。


もちろん、再試対策をバッチリ行い、再試にて合格し、
事なきを得ましたが、

そもそも技能検定に受かるのは、当然の前提として取り組んでいた私には
けっこうなショックでした。






この時まではあまり意識していませんでしたが、
実は再試に臨む実習生が、チラホラいたことを思い出します。


色々聞き及ぶにあたり、国家資格でもあるこの技能検定に、
落ちるものがほぼいないということ自体、おかしいのでは。

なんて意見もあったのだとか。

実際のところはわかりませんが、
もしそんなことをいう輩がいたとしたら驚きです。


確かに職能協会管轄の実習生向けに設けられた『基礎2級』なる資格だけあり、
テスト問題は、最初から最後まですべて平仮名で書かれています。


そして、旋盤に代表されるように、テスト問題は都度都度時代と共に
変わっているようですが、対策に使う過去問題を入手している限り、
平成19年、9年前の2007年の頃の問題です。

これらを業種業界ごとにみてみると、今では法律が変わり、
使用すべきでない道具であったり、現在では変更されたルールであったり、
現行とあまりに違いすぎる点が少なくなく、
そもそも日本語能力を必須としていないルールにおいて、
平仮名とはいえ、実習生にとってはハードルが高すぎる内容となってきていると感じます。






技能検定のハードルを上げることも必要なのかもしれませんが、
実態に沿った、意味のある検定にキチンと整備していただきたいと願ってやみません。

貴監理団体、および貴受入企業では、問題なく技能検定に一発合格していますか?

これから受験されるところは、今まで以上に受験対策に取り組まれることを
おススメいたします。






















nice!(10)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。