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増えているベトナム人技能実習生に万引きが多い理由 [技能実習生自身の問題]

かつてと違い、かなり少なくなったようです。

ベトナム人の万引き事件。

これはかの国では、まだまだ発展途上であった頃、
ベトナムの国内で万引き置き引きが日常茶飯事に行われていたからにほかなりません。


よくベトナム国内に降り立つ外国人は、荷物を盗まれることが多く、
その事実を知る外国人は、ほとんどがナップサップやリュックで
入国していたようです。

ただし、気をつけていなくてはなりませんが、今では、かつてほどには
万引きや置き引きを注意しなくてもよくなったようですね。

これは国民の生活が豊かになるほどに、経済発展していることの証しでもあります。


しかし、日本にくる実習生にとっては、決して裕福な子たちはいません。

むしろお金を稼ぐことに飢えている子たちです。


そして、そんな時代を幼少期に経験してきた今の若い実習生にとって、
日本に来たら、なんて無防備な国なんだ。

日本人は裕福で優しいから、貧乏な自分たちがちょっとくらい悪さをしても、
良いだろう、許されるだろう、くらいの子供の理屈が、
彼らの中に甘えがあるように思えてなりません。


そして、送り出し機関も監理団体も、泥棒はいけませんよ、捕まりますよ、
という常識については、改めて教育することもないからでしょう。



それと、もう一つ。


借金額の大きさも大きな問題であり、見逃せない背景です。

良心的な送り出し機関もありますが、決して多いわけではありません。

特に北(ハノイ)の送り出し機関に多いようですが、
中国人が裏で手を引いているところがあるという話が絶えません。

つまり、今までは中国人を送り出していた公司が、
日本が中国人を要らないと言い出したので、
自分たちはメシのタネがなくなってしまうワケです。

そこで、チャイナマネーにモノを言わせてかわかりませんが、
ベトナムでハノイのほうで、今までのノウハウやネットワークを使い、
送り出し機関を作り、今度はベトナム人を送り出してビジネスとしているとのことです。


もちろん中国式ですから、実習生からかなりの手数料を巻き上げます。
残業が多いなどウソを並べて、帰しても余りある稼ぎを手にできると、
送出したらあとは知らんぷり。


騙されて、抱えた借金の大きさに、途方に暮れていてもしょうがないので、
結果実習生では稼ぎきれないことがわかると、イリーガルに流れやすい、
この一環に、万引き事件が多いという事態の一因もあるように思えてなりません。



こういう背景から、来日するベトナム人実習生に、日本国内での万引き事件が
多いと思われるワケです。


万引きの裏には、当然原因があり、
舞台に直接登場しない背景があり、
結果、万引きが起きるのです。


前述通りであったならば、極端に言えば、
ハノイの送り出し機関から実習生を受け入れなければいいのです。

しかし、こんなことばかりいっていたら、どこの送り出し機関からも実習生は引っ張れません。


ベトナム人の万引きだけではなく、様々な事件が起きます。


そして、その背景には、日本人が想像もつかない事態があるからこそ、
これらを変えない限り、事件は起こり続けるワケです。


監理団体も、受入企業も、色々神経を使います。




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