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今なお不透明な介護の外国人技能実習生、本当に大丈夫?! [介護 技能実習生]

介護業界の人手不足のため、フィリピンで日本語学校を苦労して立ち上げ、
今既に稼働している。
日本で働けることを夢見て。。。


一瞬、いいなぁって思いました。

書いてあることはキレイで美しいです。

しかし、裏では大変なゴタゴタや揉め事が多種多様にあり、
今でもいくつか引きずりながら前進されていらっしゃることでしょう。


20160714022537.jpg


日本の介護人材不足を突破する!フィリピン3000kmの旅
介護のほんねニュース 2016.07.20
http://news.kaigonohonne.com/article/1256


注:以下、批判的な意見に聞こえると思いますが、
 キレイごとの上辺だけ見ての判断は、受け入れる企業(施設)と
 実習生が大変なことになる制度なので、指摘と受け止めていただけると
 大変ありがたいです。
 個人的にも、フィリピンの女性の実習生は十分可能なのでしょうし、
 消去法的にも、彼女たちに頼らざるを得ないと考えています。


介護を覚えるための日本語学校を設立されている。
生徒を集めている。
すでに頑張って勉強している子がいる。

・・・誰がその費用を支払っているのでしょう。

こちらの日本語学校がボランティアしていて、
日本の会社が全面負担されているのでしょうか。

国やどこぞから助成金や奨学金などが出ているのでしょうか。


受益者負担という言葉があるように、
本来であればフィリピン人の生徒さんが自己負担していると思います。


さて、彼ら彼女らにも生活があります。
家族もあります。


出口がいつになるかわからない子たちから、
率直に言って、頭の悪い子たちから、
近い将来行けるからと言って、学校で勉強していて、
数カ月たった後に、いつになったらいけるんだと騒ぎ出す子が何人も出てくることでしょう。

そして、日本人が経営しているんだから、
日本人は金持ちのお人好しで、自分たちはこんなにも貧しくかわいそうなんだから、
学校を相手取ってお金を巻き上げよう。

自分たちは騙された。

なんて騒ぎ出すことがないと、誰が言えることでしょう。


別の国では、日本の入り口すら定まっていないのに、
今から行けると労働者(生徒)を集めることを禁じている国もあります。


なおかつ、フィリピンでは、学校ライセンスと同時に、
送出すライセンスが必要です。

これも取得するまでに、ブローカー的詐欺師もいれば、弁護士の詐欺師もいれば、
いつまでも動かないフィリピンスタッフの壁を乗り越えられるのか。


外国で事業を興す志と原動力はとても素晴らしい。
私も見習わなくてはいけません。


だけど、本当に大変です。

周りにもたくさんトライしている方々がいらっしゃいますが、

相当な時間と労力と費用をつぎ込んで、やっとスタートラインに立ち、
なおかつそこから、今までの投資を回収していかねばなりません。



こちらの方は、日本での監理団体という受け皿も創り上げられたようではありますが、
こちらも作るだけはけっこうできます。

入管から在留認定証明書を無事予定通りおろしてもらえるかどうか。

フィリピンから無事来日までこぎつけられるか。

そもそも監理団体としての監理ができるのかどうか。



まだまだハードルは無数にあります。


それでも、渡来し続ける姿勢は美しいし、ぜひとも成立させていただきたい。


心からそう思います。



お手伝い程度しかできませんが、
機会があれば絡んでみたいと思います。








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