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外国人技能実習生の農業受入での問題が多発しているのはなぜ? [技能実習生受入時の本音の問題点]

日本の農業就業人口が激減しているようです。

建設業同様に、働き手もいなければ、
現時点で就業している働き手=農家が高齢化していて、
後継者もいず、育たず、廃業していく傾向がかなり顕著になってきたとのことです。



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日本の農業就業人口、200万人を割りこむ
HANJO HANJO 人材不足 2016.7.11(Mon) 14:00
http://hanjohanjo.jp/article/2016/07/11/6165.html


記事を見ればわかりますが、けっこうな数字が減少しています。

これだけ人手不足が進んでいれば、廃業される農家はともかくも、
今なお奮闘努力されていらっしゃる農家さんでは、
お手伝いしてくれる人が周りにいないとなると、
農家存続の危機となり、今更サラリーマンなぞ出来ないし、する気もないでしょうから、
結果的に、外国人でも手伝ってくれるなら助かるわ~、となっていくのは
当然の動きですよね。


そして、そんな農家さんに、『OK、OK!すぐ手配するよ~』なんて
気軽に受入を進めていく協同組合も、未だ少なくないのでしょう。


そして、するする通り抜けているうちはともかくも、
どこかで交通事故(入管からの疑義、法令違反の秘匿、労務管理不十分)にあったり、
結果、失踪やパワハラ、セクハラなどにて、問題発覚となるケースが
増えていくのでしょう。


分母が増えれば、分子が発生するリスクは必然的に増えますし、
悪質であればニュースにもなるのは、これまた当然のことです。


あえて特筆しますが、杓子定規な労務管理の根拠となる法律に、
建設業同様、ほとんどの農家は現実的に対応できませんので、
ビジネスとして、雇用としての法律をご理解いただき、
当事者として対応可能な事業所でしか、本来であれば受入をおススメできかねます。


お客欲しさに、いいわいいわで受入を進める場合には、
よほどの注意が必要と思われます。


しかし、いい加減に労働力不足を背景とした業界に
実習生受入が増えるという構図を、
現実的には良しとしているお役所には、
早く法整備を再調整願いたいものです。



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