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外国人人財受入の実際の難しさ [労働力確保と維持の重要性]

しかし、外国人という労働力を上手に活用するということは難しい。

考えてみても容易ではないことはわかりますよね。
日本人だって人を雇い、育てて会社も従業員もwinwinを作るのは、
非常に難しい。

そういう意味では、技能実習生の受入は期間限定であり、
難しい仕事をさせなくてはならないワケでもないため、
初心者入門編としたら、非常に良い入口であるともいえます。

そう、実習生だけではなくて、
様々な外国人雇用、しかも海外から招聘してくる手法での労働力確保の課題。

でも、立ちはだかる現実の壁。
法律も現実も、様々習うより慣れながら整備していかねばなりません。


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曖昧な高度外国人材の人材像 ―グリーンカードの導入に向けて―
BLOGOS 2016年08月09日 12:38
三菱UFJリサーチ&コンサルティング
経済政策部 兼 外国人活躍推進室 研究員 加藤 真
http://blogos.com/article/186473/


記事では、気になる他国の先行事例が載っていました。

 ドイツは、2000年にIT技術者の受け入れ促進ために
 独自のグリーンカードを発行し、1年間で2万人の受け入れを目標としたが、
 言語の壁や労働市場の硬直性がネックとなり、目標は未到達で終わった。

 韓国も、2000年代初めから、特定技術分野で就労する外国人への
 優遇措置(ゴールドカード制度)や、外国人研究者への優遇措置
 (サイエンスカード制度)を導入しているが、
 「韓国の外国人専門技術労働者政策は、有名無実な状態」
 (薛 2016: 54)と評されるほど、受け入れ数が伸びていない。
 年功序列など職場内での人間関係、長時間労働、非英語圏で
 韓国語の壁が高いなどの課題が原因として指摘されている。


やはり、どの国も同じ。
言葉の壁、母国で仕事を奪われるかもしれないと怯える低賃金労働者の圧力、
遅々として進まず、なおかつ現実と乖離して改善されない非現実的な法改正。

逆を言えば、こういう先達の失敗こそ糧に知恵を絞り、道を均すことさえできれば、
日本はまた一つ先の時代のステージへと走ることができると思います。


特に、移民国家の大先輩は何を隠そう米国ではないですか。

その米国ですら、
イスラム排除という非現実的な選択肢を提示しているリーダー候補が生まれるほどに、
現実は外国人受入を快く思っていない人が多いということ。

簡単ではありませんが、引き返せない道です。
時代を巻き戻すことはできません。


SMAPの解散も、覆水は盆に返らぬことでしょう。


外国人雇用という点から、
知恵を絞り、国のせいにもせず、自身にできることで、
会社を、自身を守っていくことは、非常に大事なことです。

であればこそ、この国際化の流れも止まらない分、
多々勉強して、積極的に経験を積むことこそが、
自身の成長へとつながることと思います。

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