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外国人技能実習生の受入申込時に確認すべきこと [技能実習生受入時の本音の問題点]

最近新規受入を許可した、果樹や牛豚肉処理、惣菜、座席シート縫製、ビルクリーニング、
などでは、特に新規で受入に進もうとされている受入企業が多いことと思います。

この外国人技能実習制度は、出だしが一番肝心です。

以下に、実習生受入時に注意するべきこと≒組合の選び方について、
わずかばかりですが、触れてみましたので、ご参考になさってみてください。


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*ぶつからないよう、安全運転でスタートを切りましょう。
 現在受入中の企業様も、ご確認いただけるとよろしいかと思います。


・担当者の人格(責任感)
注:外国人かのように、なんでもOKOK、大丈夫です、なんて
   軽く返事している担当の言葉は、信じられません。
   担当がOKいっても、法律がOK言わなかったりすると、
   結果的に、受入企業が損害を被ります。
   組合も担当も責任は取りませんし取れません。
   3年無事実習させるだけの責任感がありそうかどうかを
   ご確認されるべきと思います。



・どの国のどの送り出し機関と提携していますか?
注:たいていはどの組合も、国によって得意不得意があります。
  自社としてどの国の実習生を受け入れるかによっては、
  お願いする組合を選んだほうが良いかと思います。


・失踪対策はどんなことをされていますか?
注:ありがちなのは、失踪したらいくらか費用を返金するという契約をする組合があります。
  これは企業側にしたら当然ありがたいお話ですが、入管から組合が刺されると、
  結果的に、この契約条項については無効化される可能性があります。
  実習生は、派遣ではありません。


・今までの失踪者数、失踪率を教えてください。
注:失踪の経験のない組合は、ある意味、失踪の怖さを理解していません。
  失踪の怖さを十分承知しているかどうかの確認をしましょう。
  特に失踪があっても、その対策を十分に講じていない場合、
  自社受入の際にも、失踪するリスクが高まります。


・実習生はどのように選考すべきですか?
注:入り口でのミスマッチングは、3年、いや後輩への影響を考えたら、
  ずっと続きます。社内でも十分検討すべきポイントです。


・入国前と後の講習時に、何をどこまで教育できますか?
注:日本語はもちろん、社会のルールや躾的なこと、借金、
  有休や雇用条件などの労基法的なことに加え、
  自社内の独自の事前教育資料なども作成しておけば、
  入社前にある程度の教育は施せます。


・今までの失敗とその対応結果、経験談を教えてください。
注:人を扱う業務において、トラブル対応したことがない担当者は
  ほぼほぼいません。ないという人ほどアテになりません。
  担当者の失敗談は色々聞きだし、一つの判断基準として、
  盗めるだけ盗んでおきましょう。


・労務管理≒給与確認は具体的にどこまでしますか?
自社受入時の雇用条件書を作成してもらい、労働条件などの確認
注:ちゃんと自己責任にて確認すべきです。例えば『所定超25%』なんて入っていると、
  一日8時間以内の労働であっても、割増賃金が発生する契約です。
  適当に作られていると、契約するのは企業ですので、支払う義務が発生するのも
  企業として逃げられません。


・技能検定の対策はどこまでしてくれますか?
注:あくまで受入企業自身の問題ですが、組合が過去問題をくれるのか、
  実技はなにをどこまで対策すべきなのか、検定立ち合いはあるのかなど。



・・・スミマセン。やっぱり言い出したらキリがないですね。
加えて、中小企業で受入に失敗していなかったら、
そこまでチェックする気もありませんよね。

でも、テキトーな組合、テキトーな担当者にはまり、テキトーな実習生がきて
トラブルが勃発してからでは、手遅れの可能性があります。

後悔は先に立たず。
ご面倒でも、せめて列記した内容くらいは自身でご確認されたほうが、
無難かつより良い受入へと進めることができると思います。

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