SSブログ

外国人技能実習生の今後の受入手法の一つとして・・・ [経営者や企業のレベルの問題]

今後益々混沌と化していく労働力確保の手法について、
ダイバーシティが身に染みてきている昨今、
こういう外国人労働力の受入が記事にまで出始めました。


e1608314.jpg


輸出に戦力、中国人の通訳採用 大船渡の鎌田水産
岩手日報 2016/08/31
http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/news.cgi?ec=20160831_4


「実習生の通訳として」、実習生とは違い、通訳としての受入手法です。

受入企業にしてみたら、実習生に加えて、通訳さんも現場の業務に一緒に
取り組んでもらえるなら、労働者が一人増やせてなにより。
なんなら通訳さんでもっと増やしたい、
そうすれば日本語が通じないストレスもなくなるじゃないか・・・

そう考える受入企業の方も少なくはないのではないでしょうか。


でも、法律が実はそれは許してくれません。



画像をよくご覧ください。

現場にて作業実務に従事する実習生に指導している様子ですが、
こちらはあくまでも「通訳」さんなので、
実習生と同じ現場作業の恰好をしている画像ではないですね。苦笑



そして、「実習生とコミュニケーションをとるための通訳」では、
入管様は「通訳」での就労許可を下してはくれません。

なぜかって、お分かりですよね。

実習生のための通訳は、監理団体がお世話するので、
受入企業としては、これは招聘理由にはならないんです。



この企業が「通訳」の受入を可能としたのは、
あくまでも「輸出という貿易業務」のために、
招聘が可能となったハズです。



つまり、実習生への通訳業務は、
実習生でいう、必須作業ではなく、
関連・周辺作業的のようなニュアンスでしょうか。


でもね、実習生の通訳業務が、招聘理由の中の業務の一環として
触れられていなければ、コンプライアンス上、望ましくない業務を
行っていることを証明している画像となってしまっています。苦笑


スミマセン、重箱の隅を突きすぎました。



本筋に話を戻しますと、

今後の実習生受入は、ただただ実習生を受け入れるのではなく、

「通訳」であったり、「エンジニア」であったりして、

実習生とは別の就労を可能とする招聘手法を併用して、

入れ替わる実習生の面倒な管理を、実際は(ここでは)「通訳」にやらせる。
貿易業務の傍らに。


そして、受入企業は、様子を見守りながらも、チェックするだけで
半自動的に現場が回る。


そんなシステムを作るのもありなのかなと。




実習生は3年で帰国となりますが、通訳やエンジニアのような専門ビザでは、
期間の制限はありません、労使間が蜜月であるならば、永遠に就労が可能です。



そこで、ご提案です。

乱暴に言えば、どの受入先企業でも、機械設備は何かしら多数あるかと思われます。
その設備保全・メンテナンスのためのエンジニアで招聘しませんか?


シュリンクする日本国内を主たる市場とし取り組んでいる事業では、
この先、既存事業の拡大は非常に難しいことと思われます。
様々な分野で旺盛な需要を発揮する海外へと、事業拡大を目指すのはいかがですか?
その際には、「通訳・翻訳・国際業務」を得意とする人財は不可欠です。
計画立てて、招聘しませんか?


実はわたくし、そんなことばかりに昨今トライしています。


おかげさまで興味をもっていただく機会も少なくありませんが、
実習生ほどの市民権もなく、特に初期受入コストや額面が実習生よりは高額なため、
躊躇される企業が多いのが現実でしょうか。


ただし、一昔前の実習生がそうであったように、
取り組む企業はどんどん取り組んでいます。


一人当たりの受入コストは100万でも進めます。

なぜって・・・人がいないから。

ちなみに、実習生のように監理費は一切必要ありません。


企業によっては、コストはかかりますが、受入を戦略的に取り組み、
専門ビザの人材がいるからこその計算できないメリット、
また年数いればいるほど使えるかけがえのない人財と育つメリットなどを考え、
どんどん受入に挑戦しています。


また、特に海外事業展開を考える場合、
自社の方針や実務に取り組んで3年受け入れた実習生を、
ただ帰すのではもったいない。
むしろ帰国した後も、自社の海外拠点の礎であったり、
従業員のリーダーとして活躍してもらえたなら、
願ったりかなったりではないでしょうか。



言い出すと止まらなくなるので、この辺で終わりますが、

単なる実習生受け入れとは一味もふた味も違う、
複合的な、先に続く縁結びのお手伝いに、
尽力しています。


宣伝みたいでスミマセン。汗


実習生同様に、どんな企業にも当てはまるわけではないと思います。

でも、そうやって事業展開していくお手伝いもできたなら、
厳しくも楽しいお仕事だなって。。。



nice!(4)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:仕事

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。