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外国人労働者を採用するにあたっての、根本的な姿勢の問題 [人口減少社会]

受入企業は外国人労働者を、『使ってやっている、育ててやっている』という
考え方が、未だほとんどかと思います。

でも、実習生が来てくれなくなったならば、
貴社では事業が問題なく回りますか?
日本人従業員などだけで、はたして問題なく利益が捻出できますか?

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そう、もちろん雇用する側という認識に間違いはありませんが、
外国人労働者、実習生に対しても、

『わざわざ家族と離れてまで、自社のために出稼ぎに来てくれてありがとう』

という気持ちや姿勢を、もう少し持つべきではないかということです。

甘やかして、つけあがらせる意味では決してありません。
ですが、接する機会ごとに、彼らに対する感謝の気持ちが少しでもあれば、
そういった機微は、実習生たちにもちゃんと伝わります。

そう、これも日本人、外国人問わず、役職の上下や、老若男女問わず。
誰に対しても同じですよね。

時代は、そうやって一緒に働いてくれる仲間を、
大切にできない企業にとっては、先行きが厳しいことかと思います。

こんな記事がありました。

技能実習制度がもたらす人権侵害
労働力の安価な利用は止めよ
国力の低下を直視するときがきた
BLOGOS 猪野 亨2016年11月03日 02:07
http://blogos.com/article/196653/


 ・・・建設現場や介護にも外国人労働者を導入しようというのですから、
 既に日本は独自にそういった面での生産力が危機的な状況にあるということです。
 24時間営業のコンビニや外食産業も、特に東京などの大都市では
 外国人労働者なしには成り立たなくなっています。
 便利さは外国人労働者を搾取することによってのみ成り立っているという現実を
 私たちは直視しなければなりません。
 しかし、未だに日本政府も右翼系の議員は「大国」意識が抜けず、
 「一流」と思い込んでいるのだから滑稽です。

 かつて民主党政権下で蓮舫氏が「2番ではダメなんですか」と
 発言したことが思い起こされます。
 右翼勢力は、ここぞとばかり非難していましたが、
 私は現状の国力からみるならば「2番」でしか目標になり得ないという
 現実を見つめるという意味では私は清々しく思いました。


耳が痛いコメントですね。

中小企業では特に経営者は、従業員も業者にも、従わせたり、
有利に運ぶ交渉ごとの責任者でもありますから、
なかなかこういう意見に耳を貸し切れず、
上述のような自分なりの理屈で身を固め、
結果、従業員の仲間に対してまで、感謝の気持ちを
もてない、もしくは表せられない方がすくなくありません。

こういう謙虚な姿勢は、今後ますます求められると思います。

昔と今は、やはり違いますよね。



余談ながら、私自身も、たまに意識させられることがあります。
外国人労働者のお世話を『してやっている』のか、
それとも、『させていただいている』のか。


よく言われているお話しかと思いますが、

 給料は会社が払っているワケではない、
 お客様にお支払いいただいた金額から捻出されている。

ということ。

ここで取り上げている外国人技能実習制度において言えば、
それは受入企業からの監理費であることと同時に、
実習生として来日してくれる子たちがいるからこそ、
企業ともども、そのお世話をさせていただいているからこそ、
監理団体職員の給与は支払われているのだと思います。


この点を考えるならば、実習生がいるからこそ、
給料をいただけているにほかなりません。

そう、受入企業はもちろんですが、
実習生にもご飯を食べさせてもらっているということです。


自戒しつつ、取り組み続けていきたいと思います。



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こんなサイトも作ってみていますので、
まだまだ鋭意作成中ですが、
ご興味ございましたらご参照ください。
昨日と今日でガラッと変わるくらい、まだまだ試行錯誤中です。汗


『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/




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