この外国人技能実習制度は、都会の中企業以上でしか成立しないのかもしれません。 [技能実習生の法改正]
いつもの通り、率直に申し上げます。
タイトル通りです。
また、異業種の監理団体のことを言っています。
加えて、既存の受入企業を抱えている組合に既得権が発生すると思います。
監理団体側の視点から、以下申し上げます。
監理団体とはいえ、収入を得なくては自転自走できません。
営利を追求しない事業とはいえ、家族の生活すらままならない収入であれば、
誰がこんな面倒なお世話ができるでしょうか。
いや、仕事はすべからく面倒で大変なんですけど。苦笑
加えて、法律が直接的に絡むため、
また、外国人技能実習制度においては、所属する職員はもちろん、
実習生一人一人、また受入企業に対しても、
相当の監理責任を負います。
これは送り出し機関に対しても同様です。
誰が好き好んでそんな重い責任を無償で負うものでしょう。
営利を追求しないはずのお役所ですら、政治家ですら、
相当の収入を確保し、安定した生活を送っているにもかかわらず、
それをお役所ではなく、組合にアウトソースして責任を負わせているんですから。
また話がそれました。汗
監理団体の実質の粗利は、すべからく受入企業からいただく監理費に他なりません。
*外国人技能実習制度事業に限ってのお話とさせていただきます。
そして、コストパフォーマンスを考える受入企業では、
捻出できる監理費の相場というものもあります。
この現実を考えると、結果、薄利多売の計算としかならず、
結果、およそ三ケタの実習生受入があって、初めて自転自走できるようになります。
ということは、数十社の受入企業がないと事業が成立しません。
この点から、田舎であれば、受入企業も適用となる業種も限られ、
債務超過や赤字企業は受け入れたくもできず、限られた企業数が
既存の組合との相思相愛を継続させている場合、
新設の組合など入る隙間もないことでしょう。
もちろん、営利を追求しないはずの監理団体であっても、
競争原理は働くため、監理費がいくらだの、サポート体制に不備があるだの、
様々な理由で乗り換えの機会もゼロではありません。
しかし、良くも悪くも様々な法律に縛られていますので、
3年受入を決めた先とは、3年付き合わねばなりませんし、
実は乗り換え理由を監理団体のせいにして、
実際にはブラックな企業であるオチもないとも限りません。
都会とは書きましたが、地方都市程度までは可能かもしれませんが、
広域になればなるほど、監理上の現実的な問題も増え、
難しいのが現状です。
順番が前後しますが、今回の法改正を含め、
当然ですが、ハードルが上がってきています。
当ブログの昨日の記載通り、杓子定規な法律に対処可能な
労務管理体制を構築できる企業体力のある企業でのみ、
適切な受入が可能となることでしょう。
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27
中企業と書きましたが、要はちゃんとした企業という意味です。
これ以外にも、監理団体の担当職員を育てることも、
実は時間と労力とコストがかなりかかります。
なおかつ、監理団体の監理業務こそ、ブラックでしょう。爆笑
会社で実習生とのもめごとがあった際には、
仕事が終わった後に話し合いの場を設けるなどなれば、
帰りは遅くなるのは当然ですし、
定期的に実習生の生活を見に行くのは、
無論実習生が日々の仕事を終えて、寮に帰ってからです。
そこでマジメなヒヤリングと、たわいもない話をしていたならば、
寮を出るのは8時、9時です。
もしくは、土日などお休みの日に行くかですね。
もちろん平日日中は企業回りや煩雑なデスクワーク。
給与計算などは、期日の関係から終わるまで帰れないなんてザラです。
実習生の選考同行なんて、ほとんど寝れないこともあります。
それで、稼ぎが悪いから20万ね。。。
いや、そうかしれんけど、直接営業もできんじゃん・・・みたいな。苦笑
そんなこんなで、外国人技能実習事業はブラックなのかもしれません。
事情も背景も知らない方々にしたら、将来性あって楽そうにみえるのかもしれませんが。
だから、監理団体の職員こそ適切な労務管理が必要ではとも思いますけど・・・ねぇ。苦笑
また話がそれていきます。汗
そう、ですので、逆を言えば、前述の中企業以上の受入企業を
数十社獲得できるのって、やはり選択肢の多い都会、地方都市くらいが
現実的なのかなとも思いました。
加えて、
その数十社を適切に回すことができるスタッフ(通訳含む)も確保できて、
なおかつ、株式会社と違う監理団体の運営ができるほどに、
制度事情と法律と、適切な送り出し機関と様々体制作りができるのであれば、
どうぞどうぞ、ぜひとも頑張ってください。
否定的な消極的な話かもしれませんが、
これだけの時間と労力をかけるのであれば、
他にも儲かる仕事はたくさんあるとも思います。
宣伝です。
コツコツがんばります。
『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/
タイトル通りです。
また、異業種の監理団体のことを言っています。
加えて、既存の受入企業を抱えている組合に既得権が発生すると思います。
監理団体側の視点から、以下申し上げます。
監理団体とはいえ、収入を得なくては自転自走できません。
営利を追求しない事業とはいえ、家族の生活すらままならない収入であれば、
誰がこんな面倒なお世話ができるでしょうか。
いや、仕事はすべからく面倒で大変なんですけど。苦笑
加えて、法律が直接的に絡むため、
また、外国人技能実習制度においては、所属する職員はもちろん、
実習生一人一人、また受入企業に対しても、
相当の監理責任を負います。
これは送り出し機関に対しても同様です。
誰が好き好んでそんな重い責任を無償で負うものでしょう。
営利を追求しないはずのお役所ですら、政治家ですら、
相当の収入を確保し、安定した生活を送っているにもかかわらず、
それをお役所ではなく、組合にアウトソースして責任を負わせているんですから。
また話がそれました。汗
監理団体の実質の粗利は、すべからく受入企業からいただく監理費に他なりません。
*外国人技能実習制度事業に限ってのお話とさせていただきます。
そして、コストパフォーマンスを考える受入企業では、
捻出できる監理費の相場というものもあります。
この現実を考えると、結果、薄利多売の計算としかならず、
結果、およそ三ケタの実習生受入があって、初めて自転自走できるようになります。
ということは、数十社の受入企業がないと事業が成立しません。
この点から、田舎であれば、受入企業も適用となる業種も限られ、
債務超過や赤字企業は受け入れたくもできず、限られた企業数が
既存の組合との相思相愛を継続させている場合、
新設の組合など入る隙間もないことでしょう。
もちろん、営利を追求しないはずの監理団体であっても、
競争原理は働くため、監理費がいくらだの、サポート体制に不備があるだの、
様々な理由で乗り換えの機会もゼロではありません。
しかし、良くも悪くも様々な法律に縛られていますので、
3年受入を決めた先とは、3年付き合わねばなりませんし、
実は乗り換え理由を監理団体のせいにして、
実際にはブラックな企業であるオチもないとも限りません。
都会とは書きましたが、地方都市程度までは可能かもしれませんが、
広域になればなるほど、監理上の現実的な問題も増え、
難しいのが現状です。
順番が前後しますが、今回の法改正を含め、
当然ですが、ハードルが上がってきています。
当ブログの昨日の記載通り、杓子定規な法律に対処可能な
労務管理体制を構築できる企業体力のある企業でのみ、
適切な受入が可能となることでしょう。
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-11-27
中企業と書きましたが、要はちゃんとした企業という意味です。
これ以外にも、監理団体の担当職員を育てることも、
実は時間と労力とコストがかなりかかります。
なおかつ、監理団体の監理業務こそ、ブラックでしょう。爆笑
会社で実習生とのもめごとがあった際には、
仕事が終わった後に話し合いの場を設けるなどなれば、
帰りは遅くなるのは当然ですし、
定期的に実習生の生活を見に行くのは、
無論実習生が日々の仕事を終えて、寮に帰ってからです。
そこでマジメなヒヤリングと、たわいもない話をしていたならば、
寮を出るのは8時、9時です。
もしくは、土日などお休みの日に行くかですね。
もちろん平日日中は企業回りや煩雑なデスクワーク。
給与計算などは、期日の関係から終わるまで帰れないなんてザラです。
実習生の選考同行なんて、ほとんど寝れないこともあります。
それで、稼ぎが悪いから20万ね。。。
いや、そうかしれんけど、直接営業もできんじゃん・・・みたいな。苦笑
そんなこんなで、外国人技能実習事業はブラックなのかもしれません。
事情も背景も知らない方々にしたら、将来性あって楽そうにみえるのかもしれませんが。
だから、監理団体の職員こそ適切な労務管理が必要ではとも思いますけど・・・ねぇ。苦笑
また話がそれていきます。汗
そう、ですので、逆を言えば、前述の中企業以上の受入企業を
数十社獲得できるのって、やはり選択肢の多い都会、地方都市くらいが
現実的なのかなとも思いました。
加えて、
その数十社を適切に回すことができるスタッフ(通訳含む)も確保できて、
なおかつ、株式会社と違う監理団体の運営ができるほどに、
制度事情と法律と、適切な送り出し機関と様々体制作りができるのであれば、
どうぞどうぞ、ぜひとも頑張ってください。
否定的な消極的な話かもしれませんが、
これだけの時間と労力をかけるのであれば、
他にも儲かる仕事はたくさんあるとも思います。
宣伝です。
コツコツがんばります。
『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/