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各国の送り出し機関の現実、誰もかれもが介護の悪質ブローカー?! [技能実習生輩出国、送り出し機関の現実]

最近、私のところには、優秀な外国人技能実習生を
たくさん送り出しますよ~!受入契約してください!
なんて送り出し営業のコンタクトが少なくなりました。

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いや、寄ってきてほしくはないので、お間違えなきよう。苦笑

今では、介護の送り出しに燃える日本人や外国人が、
かなり多くいるんでしょうね。

その中でも、良かれと思って懸命に取り組む心優しい日本人たち。
マーケットの大きさに、欲カキまくりのスポンサーや様々な経営者たち。

志は立派でも、結局その人も食えなくては筋違いな行為にハマらざるを得ません。

最初は一生懸命に取り組んだとしても、いったいいつになったら、
誰が、日本に受け入れてくれるんでしょう。


事前に準備は必要ですが、
今から人を集めて、教育を施して、いったい誰がその子の受入を保証してくれるのでしょうか。
その子が、受益者負担にて大なり小なりリスクを背負って、
一生懸命に日本語や介護の実務を勉強しているのは、
仕掛けている側は、それは自己責任だからと突き放すんですか?


介護用に送り出しの立ち上げに奔走している方々は、
ご自身で仕掛けた責任を負うから、結果に対してイチバンお金を稼げるのでしょ。
であれば、仕掛けに乗ってきた子たちを最後まで面倒見てあげてください。


結局採用する側では、選べなくては気が進まないし、
性格や容姿でも判断するし、日本で日本人の採用がうまくいけば、
10人欲しかったけど3人でいいや、となるでしょうし。


意味がわかりますでしょうか。


この仕事は、
入り口から、出口まで、相当の期間がかかります。
その間にも、色々な変化もあります。

実習生候補者たちから費用を取って、ビジネスとして取り組んでいる場合、
日本人がフツーに考えて、その子に対しての責任はついて回ることでしょう。

あぁ、教育してあげる責任だけですか、その費用の徴収だけですか。
その子たちも自身に投資する意味で教育を受けたとしても、
その子たちが日本に来れる保証は誰もしてはいません。

あぁ、それでも自身の責任でしょうね。いや、その通り。

ただ、それを承知でチャンスをあげるよとばかりに、
甘言と美辞麗句の宣伝で生徒募集しているところは、
本当に良かれと思って取り組んでいるのでしょうかねぇ。



その子が教育を受けるにあたっての受講料は、誰が捻出しますか?
受入施設が支払うのであっても、その相当な教育期間の家族の生活費は
その子か家族が借金して賄いますよね。

すべては、受入が保証されていたならば、
安心して勉強に頑張ることができますが、
受入施設はその保証をしてくれていますか?

特に介護は、いつから受入が可能か、未だはっきりしていないのに、
いつまで勉強して待っていればいいのでしょうか。

その間の待たされていた期間にかかる生活費は、
誰が補償してくれるのでしょうか。

今の時点で、勉強している子の費用を受入施設が負担すると思いますか?
それは先行投資で、仕掛けたあなたの自己責任として負担されるのですか?


想いをもってスタートしたのはともかくも、
そうして行き詰っていく方々が、おそらく少なくはないことでしょう。

それが送り出し機関の現実です。
結果、大変残念ながら、誰もかれもが悪質ブローカーに。



あぁ、理由はどうであれの借金をたくさん背負わせても、
送出してしまえばあとは日本の問題だとばかりに考える方は、
少なくとも私はお付き合いできかねますこと、
ご理解願えましたら幸いです。



宣伝です。

最近、実習生受入には消極的で、
インターン受入にシフトしつつあります。

『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/






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