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賃金不払いは、社長じゃなくても、担当者でも、少額でも、書類送検されます。 [未だにルールを無視する企業と業者]

受入企業の皆様、お気をつけください。
1円違いを、そこまで言うか?
人には間違いもあるでしょう?
法令違反としてブラック企業扱いされます。

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私自身、同じ思いですが、
けっきょく、いいかげんはダメです、
社員のお給料のことをちゃんと間違いなく計算して
支払うのは雇用主の責務であるということです。

まして、モンスタークレーマーにたかられるのは、
脇の甘い企業であり、見えないところに注力できない企業は、
労務管理を今までどおりナァナァでやってる企業は、
お家取り壊しのリスクすらあり得る時代です。

十分お気をつけください。


技能実習生に割増賃金不払い 「内職だから」と供述も 土浦労基署
労働新聞社 2016.12.19【送検記事】
https://www.rodo.co.jp/column/9089/


以下、記事内容全文です。


 茨城・土浦労働基準監督署は、技能実習生に対して残業代の一部を支払わなかったとして、
 自動制御機器などの組立加工業を営むYSK㈱(茨城県かすみがうら市)と
 YSK社の構内下請である㈲伶美(=れみ、茨城県石岡市)、
 および両社で労務管理の責任者を担当している男性取締役の
 計2法人1人を労働基準法第37条(割増賃金の支払)違反の容疑で
 水戸地検土浦支部に書類送検した。

 同取締役は、平成27年10月21~11月20日、
 それぞれの会社で雇用する技能実習生1人づつに対して
 割増賃金の一部を支払わなかった疑い。
 不払い金額の合計は5万8703円に上る。

 さらに、技能実習生の時間外および休日労働に関する賃金支払の明細書、
 作業日報を、保存が義務付けられている3年間、保存しなかった疑い。
 同労基署によれば、明細書などは月ごとに、その都度廃棄していたという。

 情報提供により調査を開始し、28年2月に強制捜査を行って証拠を固めた。
 同社は調べのなかで、「”内職”だから残業代を支払わなくていい」などと主張したという。

 【平成28年11月17日送検】


以上、引用終わり。

たかだか、5万円ですよ。
しかも、書類を都度破棄していたなんて、悪質と言われても、
申し開きができないことでしょう。

そして、やはり、内部リークによるガサ入れです。

現行では、JITCOに強制捜査建はありませんが、
労基にはあるようですね。

外国人技能実習機構は、強制捜査建があります。

逃げも隠れもできません。


例え、悪質ではないとしても、
毎月のようにケアレスミスを繰り返している企業では、
意図的と勘繰られても、致し方ない時代です。


これは、監理団体の監理姿勢にもよりますが、
そもそもは企業自身の姿勢の問題です。

監理団体がちゃんと監理していないからだ!
と責任逃れする企業もありそうですが、
監理団体こそ、助言、指導、指摘はできても、
強制力はありません。

なんならメールにて書面で指導内容を送っている証拠作りさえ
組合を守るためにしています。


各受入企業様、
今後お受入をお考えの皆様、

ぜひお気をつけください。

賃金不払いは、社長じゃなくても、担当者でも、少額でも、書類送検されます。




宣伝です。

なんだか、年末なのに、通常業務が終わりません。涙

『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/






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