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外国人技能実習制度の活用方法、当然の流れですね。 [経営者や企業のレベルの問題]

ずいぶんと前から訴え続けていますが、
外国人技能実習制度の有効活用について、
やはりこんな流れが出始めています。

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中小建設、外国人実習生をリーダーに育成 東南ア進出へ布石
2016/12/25 23:41日本経済新聞 電子版
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO11053340U6A221C1TJE000/



ごくごく自然な流れですね。

 ・・・大手建設会社に比べると中小の海外進出は遅れているが、
 20年東京五輪後の国内需要縮小を見据え、
 実習生制度の活用で人材の育成を急ぐ。

 ・・・取引先企業とともにベトナム人技能実習生約360人を受け入れており、
 帰国後の就労の受け皿として現地法人を設立する。

 ・・・実習生19人を受け入れており、コンクリート打ちの技能を学ばせる。
 現地では日系ゼネコンから工事の受注を目指す。

 ・・・15年に設けたベトナム工場で帰国後の実習生に働いてもらう。
 現在12人の実習生を20人弱まで増やす考えだ。

 ・・・今後3年でフィリピンから実習生18人を受け入れ、
 住宅の瓦ぶきで高所作業を学ばせる。
 帰国後に太陽光パネルの設置工事に就労できるようにする。

 ・・・15年度の建設分野の技能実習生は1万2767人と前年度より65%増加した。
 ・・・16年度も東南アジアを中心に建設分野の技能実習生は増加が続く見通しだ。


外国人技能実習制度は、ある意味ようやく、使い捨ての期間限定労働力扱いではなく、
せっかく3年かけて育てた『貴重な仲間』作りへと、
実質的に変化しつつあると思います。


そして、費用を支払う側であるうちに、その国の送り出し機関を活用し、
現地での橋頭堡を今の内に築きあげていくべきでしょう。

格差が縮小すればするほどに、そのレバレッジは効力を小さくしていきます。
先見の明というべきかは何とも言えませんが、
行くも行かぬもイバラの道ならば、行くのが経営者なのでしょう。


ただし、実習生での採用レベルの人材は、
あまねくリーダーとなりうる人財であるかどうかは、何とも言えません。

おそらくは、相当戦略的に入口に立つ前から、
監理団体などと綿密に打ち合わせを詰めることをお勧めします。




ぶっちゃけ、食ってくのに国内国外言っていられないということが、
やはり経営者には死活問題として危機意識が表面化してきているということでしょう。


そして、これは建設業界だけではなく、
全ての業界に大なり小なり突きつけられた命題ではないでしょうか。


私たちのような監理団体も、日本への受入のお手伝いに励んでいるのが、
日本の企業を、日本人スタッフを海外に送り出すお手伝いへと、
数年後、それほど遅くない将来、逆転現象となることでしょう。


問題は、全企業や全従業員が対象となることはないでしょうけれども、
少しずつそんな現象が数字化していき、いつの間にやら海外赴任が当然、
もしくは家族そろって東南アジアに引っ越しなんてこともフツーの世の中に。


そう、企業=経営者だけでなく、
一従業員にとっても、今まで通り働いていれば給料がもらえるという時代は、
過去のものとなりそうではないでしょうか。


こういった過渡期は、非常に様々なストレスがのしかかります。
でも、チャンスでもあり、自身が変革の時代に溺れずに泳ぎ切るための、
大きな選択を何度も迫られることでしょう。


共に、果敢にトライし、様々な失敗談を糧とし、同じ過ちを繰り返さぬよう、
以下のサイトに蓄積していけたらなぁと、考えています。

よかったら、うまく使ってあげてください。



宣伝です。

何でもOKな質問フォーラムを新設するつもりです。


『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/



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