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どうしてもネックになる技能実習生の借金額と雇用条件と失踪と。。。 [技能実習生自身の問題]

外国人技能実習生の受入後、遅かれ早かれ直面する頻度が高いのが、
借金額の問題です。

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*以下の子たちについての考察です。
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2016-12-26


実習生で来る子たちは、率直に言って頭が悪い子が少なくありません。
どういう意味かというと、日本人では当然理解できる理屈が、
理解できないから。


現地でいくら説明してあげても、いざその時に直面しないと、
地に足つけて考えられないということですね。


募集時、面接時、合格後、出国時、入国後の約一カ月の集合講習時、
配属時、様々なタイミングで、事あるごとに雇用条件などの確認をしています。


送出しにもよりますが、日本にいったら生活費は自己負担だよ、
手取りいくらは約束してくれているよ、アナタは大丈夫ですか?

色々確認しています。
自身が納得したという証拠に、書面提示にてサインをさせる以外に、
動画撮影まで記録しているところすらあります。


それでも、いざ、日本に来て、しばらく経って、
日本での仕事や生活にも慣れてきて、
色々新鮮さもなくなってきて、
他の実習生とも連絡を取り合い、様々情報交換していくと、
自身の給料明細に目が行きます。

要は他所の庭が青く見え始めるんですね。


そうなって初めて、自分の雇用条件に間違いはないのか、
あそこは休みが多い、
あそこは時給が高い、
あそこはボーナスがでたらしい、

色々気になりだして、自分だけが損をしているように考え始めます。


結果、自分がどれだけ良くしてもらえていて、
様々気遣われていることもすべて棚上げして、
要求を訴えてきます。


子供だからなぁと、ちゃんと話をしてあげて、
理解を示してくれる『大人』になれる子ならばまだしも、

吹き込まれた自身の考えをガンと曲げず、
不公平で納得いかないと騒ぎ始める子もマレに出てきます。


結果として、イチバンの不具合は、入国前に、
どれだけ実習生として働き始めるまでに、
自分が借金したのかに尽きます。


こう考え始めると、失踪のリスクが高まります。


ネットで有象無象の情報が飛び交いますので、
真偽を確かめることなく(確かめようもなく)、

他所はもっと条件いいぞ、
もっとたくさん給料稼げるぞ、
逃げて他所にいこう、
バレても命までは取られない、
このまま自分が損ばかりしているのは耐えられない・・・

こういう子たちの考え方は、ほぼすべからく
こう展開していきがちです。


監理団体が、送り出し機関や、入国後の実習生に
都度都度くどく確認し続けるのは、このためです。



こういう場合、それでも入管は、失踪を出した監理団体、また受入企業に、
罰点レコードをカウントしていきます。



よって、日本人には、監理団体には本当の真実が見えない、
送り出し機関を選定するということは、
送り出し機関と信頼関係を醸造するということは、
目に見えない、数字で表しきれない、
非常に大きなネックとなる大切なことなんですね。


失踪が汚点となるだけでなく、監理団体にもその後の監理費は入ってきませんし、
受入企業にしても初期費用が当初のコストパフォーマンスを成立させなくなり、
結果、割高にしかなりません。


特に受入企業にしてみたら、自身に何の原因も落ち度もなく、
どういうことだ?としかなりませんよね。


それでも、こういう顛末を入口時点で想像できないから、
自分の知り合いの送り出し機関や、現地日本語学校で出来のいい子を
受入したいと言ってくる企業もけっこうあります。


そんな場合、そうはいってもビジネスではありますので、
受入を調整するのか、
はたまた、そもそも拒否するのか。



ちゃんとした答えは、すべて書面上の、証拠が明確にあるかないかに
けっきょくはかかってきてしまいますので、
せめて、書面上だけでも、基本線はきちんと厳しくしておくほうが、
トラブル時には、何かと安心です。


そのうえで、それぞれができることを懸命にやる以外、
答えはないと思い、その都度、話し合いを重ねていくことが、
唯一の解決策かなと思います。

もちろん、その子が耐えられるだけの借金額にコントロールして
送出すことができる送り出し機関との契約が何より肝心です。



宣伝です。

こういった事例と、結果責任についてを様々共有し、
事前にどこまで予防ができるかの予防策サイトになったらなぁと
思っています。


『外国人労働者受入の円滑な進め方』
http://gaikokujin.link/blog/


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