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ある社長さんのお考え。。。たぶん社長さんはみんなこうでしょう。 [技能実習生の法改正]

ネット記事の新春トップインタビューに、ある社長さんが、
人手不足対策に、実習生が延長されるから、それをテコにしたい、
なんてコメントがありました。

jirei_9_1.jpg


外製比率向上で売上増を図る
ゴムタイムス (掲載時期は不明)
http://www.gomutimes.co.jp/?p=101226


お気持ち、よく分かります。

そして、おそらくは受入企業の経営者の方々は、
同じようにお考えのことと思います。

でもね、+2年は見えないコストってそれなりにかかりそうです。
それを考えたら、従来通りの3年入替のほうがいいのかなって考えてしまいます。
でも、+2年など受入可能なトータル人数が増えてくれないと、
人員確保にならないってことですよね。


企業の永遠の命題ですが、
売り上げ(利益)は伸ばし続けなくてはならない。
でも労働者の確保はままならない。

特にこのような数百人規模の製造業の中小企業にて、
この技能実習生以外に、なかなか人員確保の現実的な選択肢って
あるようでないものです。


だから、こういったコメントが自然と口をついてしまうのでしょう。

しかし、こういったネットでニュースでも出てしまうと、
少々問題なのかもしれません。

そう、ご存知の通り、人手不足対策としての受入は、
制度趣旨に反しており、ネットでその意向が公表されてしまっていると、
言い逃れもできなくなるから。

受入企業の皆様、お気を付けくださいね。




しかし、本当に地方であればあるほど、
外国人技能実習制度に頼る企業は少なくありません。


そして、そういった企業では、
他の現実味のある採用手段がない限り、
どれだけハードルが上がろうが、
この実習制度と付き合い続けなくてはならないということ。

今後増々大変ではないかと推察いたします。



余談ですが、

記事を拝見する限り、人の良さそうな社長さんです。

受入も適切にお取組みなのかなと思います。

そういえば、ゴム製品製造って職種は何で受入ていらっしゃるのでしょうか。

以前、ゴム製品製造でご相談いただいた経営者の方を思い出しました。

あの企業さんはお受入に取り組まれたのかなぁ。


何かとハードルが高くなっていくであろう技能実習制度ですが、
監理団体と密にコミュニケーションを図りつつ、
適正な受入維持に努められることを祈っております。



追伸

昨日、監理団体様向けと、受入企業様向けに、
情報提供のメール登録フォームをご案内してみました。
ご興味いただける方はご参考ください。
http://ginoujissyuusei.blog.so-net.ne.jp/2017-01-06




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